こんにちは。
今回は有名建築家が設計した美術館25選。東京の国立西洋美術館などです。
東京の国立西洋美術館や国立新美術館、香川の地中美術館や丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、愛知の豊田市美術館、石川の金沢21世紀美術館など日本国内には様々なデザインの美術館がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した美術館をまとめました。
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有名建築家が設計した美術館!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した美術館を見ていきましょう。
国立西洋美術館
国立西洋美術館(こくりつせいようびじゅつかん、英: The National Museum of Western Art、NMWA)は、東京都台東区の上野公園内にある、西洋の美術作品を専門とする美術館である。
独立行政法人国立美術館が運営している。
本館は「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産として世界文化遺産に登録されている。
本館の設計はル・コルビュジエによるが、彼の弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正が実施設計・監理に協力し完成した。
なお新館は前川國男(前川國男建築設計事務所)が設計した。
本館は、1998年(平成10年)に旧建設省による公共建築百選に選定。
2003年にはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定され、2007年(平成19年)には「国立西洋美術館本館」として国の重要文化財に指定された。
また、前庭・園地は、2009年(平成21年)に「国立西洋美術館園地」として国の登録記念物(名勝地関係)に登録されている。
東京都台東区にある建築家のル・コルビュジエが設計した美術館「国立西洋美術館」!
本館をコルビュジエが手掛けており、ピロティーやスロープ、自然光をうまく取り入れた建物です。
日本で唯一のコルビュジエ作品で、世界遺産にも登録されていますよ。
この美術館は他にも公共建築百選やDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選ばれています。
豊田市美術館
豊田市美術館(とよたしびじゅつかん、英語:Toyota Municipal Museum of Art)は、愛知県豊田市にある公立美術館。
1995年(平成7年)に開館した。
市街地の中心部に近く、かつて挙母城(七州城)のあった高台の一角に建設され、建築家・谷口吉生の設計による。
20世紀美術とデザインの収蔵、現代美術の意欲的な企画展で全国的に知られ、また漆芸で高名な作家・髙橋節郎の作品を収蔵する髙橋節郎館を併設している。
建築家の谷口吉生氏の最高傑作と言われている愛知県豊田市にある豊田市美術館!
モスグリーンのアメリカ製スレートと乳白色のガラスが特徴の美術館です。
日本を代表する美術館なので、是非行ってみたいですね。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(まるがめしいのくまげんいちろうげんだいびじゅつかん)は香川県丸亀市にある美術館。
略称はMIMOCA(ミモカ)。
建築設計は正統派モダニズム建築家の谷口吉生。
公共建築百選に選ばれた秀作である。
延床面積8000平方メートルの大型施設であり、JR丸亀駅前広場に面して立地している。
香川県丸亀市にある建築家の谷口吉生氏が設計した丸亀市猪熊弦一郎現代美術館!
駅前に建てられた大きな開口部が特徴の建物で、その左側がエントランスになります。
館内は地上3階建てで、トップライトやスリッドからうまく光を取り込んだ開放的な空間となっていますよ。
この美術館は1992年に第26回SDA賞、1993年に第34回BCS賞、1994年に第7回村野藤吾賞、1996年に第5回公共建築賞特別賞、1998年に公共建築百選を受賞しています。
資生堂アートハウス
資生堂アートハウスは、1978年(昭和53)に開設しました。
その後、2002年(平成14)のリニューアルを機に、美術館としての機能を高め、近現代のすぐれた美術品を収集・保存すると共に、美術品展覧会を通じて一般公開する文化施設として活動しています。
コレクションの中核は、資生堂が文化芸術支援活動の一環として、東京・銀座の資生堂ギャラリーを会場に開催してきた「椿会美術展」や「現代工藝展」などに出品された絵画、彫刻、工芸品です。
当館の建築は高宮真介、谷口吉生両氏の設計によるもので、1980年(昭和55)に「日本建築学会賞」を受賞。
2010年(平成22)には、竣工後25年にわたって「長く地域の環境に貢献し、風雪を耐え、美しく維持され、社会に対して建築の意義を語りかけてきた建築物」と「その建築物を美しく育て上げることに寄与した人々」を顕彰する「JIA25年賞」(第9回)も受賞し、建物自体が独自のアート性と高い価値を有することがあらためて証明されました。
当館のご案内|資生堂 アートハウス | 資生堂グループ企業情報サイト
建築家の高宮真介氏と谷口吉生氏が設計した資生堂が運営する美術館「資生堂アートハウス」!
この作品は数々の美術館を設計してきた谷口吉生氏が一番最初に手掛けた美術館です。
横長のミラーガラスが特徴の建物で、円と立方体をつないだS字のような平面で構成されています。
この美術館は日本建築学会賞やJIA25年賞を受賞していますよ。
地中美術館
http://benesse-artsite.jp/art/chichu.html
地中美術館(ちちゅうびじゅつかん、Chichu Art Museum)は、瀬戸内海に浮かぶ離島・直島(香川県直島町)にある香川県の登録博物館。
運営は、公益財団法人福武財団。
わずか3人の作家の作品を恒久展示し、個々の作品ごとに、作品を体感する建築空間を構成している。
作品と建築・展示空間が一体となって切り離せないところに特徴がある。
香川県の直島にある建築家の安藤忠雄氏が設計した美術館「地中美術館」!
地中美術館という名前であるように地下にある美術館です。
安藤忠雄氏の代表作で、瀬戸内海の美しい景観を損なわないように地中に埋設しています。
自然光が降り注ぐことで、季節や時間によって設置された作品の見え方が変化するようになっていますよ。
クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人の作品が見れることはもちろん、安藤忠雄氏が設計した地中美術館自体がアート作品のようですね。
この美術館は2007年にBCS賞を受賞していますよ。
兵庫県立美術館
兵庫県立美術館(ひょうごけんりつびじゅつかん)は、2002年に開館した兵庫県神戸市「HAT神戸」にある美術館である。
愛称は「芸術の館」。
現館長は蓑豊。
建築家安藤忠雄により前面の海に接するなぎさ公園と一体化して設計された。
館内は通路が巡らされ、建物そのものを鑑賞の対象とするような空間で構成されている。
兵庫県神戸市にある西日本最大級の美術館「兵庫県立美術館」!
元々、1970年に建築家の村野藤吾氏が設計した兵庫県立近代美術館が小さくなったことから、こちらの大きな美術館に移ったようで、その建物を建築家の安藤忠雄氏が設計しました。
建築物は、山側(北側)と海側(南側)に分かれており、その間には美術館のシンボルでもある吹き抜けの円形テラスがあります。
館内には様々な仕掛けが施されており、迷路のように楽しめますよ。
この美術館は2005年にBCS賞を受賞しています。
ベネッセハウスミュージアム
ベネッセハウス(英名:Benesse House)は香川県香川郡直島町に在るホテルを備えた現代美術に特化した美術館。
海外で最も知名度の高い日本のリゾート施設の一つ、ベネッセアートサイト直島の中核施設である。
瀬戸内海の小島「直島」の南部、通称・琴弾地と呼ばれる地区に位置する。
建築家の安藤忠雄氏が設計した美術館とホテルが一体となった施設「ベネッセハウスミュージアム」!
作品は展示スペースはもちろん、館内のいたるところに設置されていますよ。
一部の作品は宿泊者しか見ることができませんが、それでも十分楽しめます。
ミュージアム棟は本館で、別館には宿泊専用棟のオーバル、パーク、ビーチとレストラン棟のテラスもありますよ。
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館(かなざわにじゅういちせいきびじゅつかん)は、石川県金沢市広坂にある現代美術を収蔵した美術館。
愛称はまるびぃ(由来は「丸い美術館」)であるが、一般的には「21美(にじゅういちび)」と呼ばれることが多い。
もと金沢大学附属中学校・小学校・幼稚園があった場所に、2004年10月9日に開館した。
観光客の多く立ち寄る兼六園の真弓坂口の斜め向かいに当たり、金沢城を復元中の金沢城公園の入口からも近い。
繁華街の香林坊や片町からも徒歩圏内にある、市の中心部に立地した都心型の美術館。
周囲には金沢能楽美術館、石川近代文学館、石川県立美術館、石川県立歴史博物館などテーマの異なる芸術関連施設があり、文化ゾーンを形成している。
石川県金沢市広坂にある建築家ユニットのSANAAが設計した美術館「金沢21世紀美術館」!
SANAAの代表作の一つで、円形で構成された総ガラス張りのおしゃれな建物です。
金沢21世紀美術館のラビットチェアが並んだ写真はSNSでも人気ですね。
この作品で、SANAAは金獅子賞や日本建築学会賞、毎日芸術賞を受賞していますよ。
金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.
熊野古道なかへち美術館
田辺市立美術館分館 熊野古道なかへち美術館(たなべしりつびじゅつかんぶんかん くまのこどうなかへちびじゅつかん、Kumanokodo Nakahechi Museum)は、和歌山県の熊野古道中辺路の近露近くの山々に囲まれた谷間に建つ近代的な公立美術館である。
日本画家・野長瀬晩花と南画家・渡瀬凌雲の作品を中心とする郷土ゆかりの日本画家作品など1000点以上収蔵し、展示している。
建物は、光が放出しているガラス箱のような特徴的な外観である。
館内は展示室を囲むように回廊があり、裏側に休憩コーナーがある。
回廊とロビーは全面ガラス張りになっているので、そこで古道の美しい風景を眺めて過ごすこともできる。
古道を歩く人々が気軽に立ち寄れるスポットである。
建築ユニットのSANAAが最初に手掛けた美術館で、初期の代表作「熊野古道なかへち美術館」!
ガラスと黒いパネルを組み合わせた外壁に半透明のフィルムを貼ることで、ガラスがカーテンのような柔らかい雰囲気に仕上がっています。
光を利用して壁に景色を映し出すことで、周囲の景観にうまく解け込んだ美術館となっていますよ。
大分県立美術館
大分市の中心市街地に建設中の美術館、1階には、巨大な無柱空間であるアトリウムがあり、その中に気密性、遮音性を持った可動展示壁で自由に間仕切れる企画展示室がある。
閉鎖的な展示室だけでなく、アトリウムと一体とした展示も可能となっている。
また、建物正面の外装には水平折戸を設け、開放することでアトリウムは半屋外空間となり、街に開かれた展示やイベントなど多目的に利用可能となっている。
3階は1階と対照的なオーソドックスな閉鎖的な企画展示室と常設展示室を計画し、展示物に適した展示環境の提供が可能となっている。
外壁は木質ハイブリッド集成材と杉無垢材のブレースを重ね、構造体がそのまま、大分の伝統的な竹工芸のようなパターンの意匠となる。
坂茂建築設計 | Shigeru Ban Architects
建築家の坂茂氏が設計した大分県大分市寿町にある美術館「大分県立美術館」!
ガラスの水平折戸が特徴の建物で、イベント時は外部と繋がった空間を作ることができます。
それに合わせて、1F部分は可動壁なので、フレキシブルに対応可能となっていますよ。
この美術館は2015年にJIA日本建築大賞、LCDアワーズのアジア・太平洋部門の最優秀新設文化施設、RIBA国際優秀賞を受賞しています。
那珂川町馬頭広重美術館
印象派に大きく影響を与えた浮世絵の画家、歌川広重の作品を展示する美術館。彼が木版画の中に作り上げた独特の空間構成を建築化しようと考えた。彼はレイヤーの重なりとして、三次元の空間を表現しようと試みた。西洋絵画におけるパースペクティブを用いた三次元空間とは対照的な方法であり、この透明なレイヤー方法はフランク・ロイド・ライトの建築にも大きな影響を与えた。地元の特産品である杉材を用いて作った木製ルーバーを用いて、このスーパーインポジションの方法を建築化しようと考えた。
この杉材は、不燃処理、防腐処理をほどこす事によって屋根材としても用いる事が可能となり、ルーバーによって太陽の光をカットし、また庇を長く出した独特の断面形状によって、高い環境性能を獲得することができた。杉材の他にも、地元産の石材、地元の職人が漉いた和紙などを多用することで地元の経済を再活性化し、工業化社会以前に存在していた東京に依存しないローカルな循環と地域のコミュニティーを再生させようと試みた。
Nakagawa-machi Bato Hiroshige Museum of Art — 那珂川町馬頭広重美術館 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
栃木県那須郡那珂川町にある建築家の隈研吾氏が設計した美術館「那珂川町馬頭広重美術館」!
隈研吾氏の初期の作品で、代表作のひとつと言われていますよ。
雨をモチーフにしたルーバーが特徴で、ルーバーには八溝杉、壁には烏山和紙、床には芦野石などの地元産のものが使われています。
この美術館は日本建築学会作品選奨や村野藤吾賞、第42回建築業協会賞など様々な賞を受賞していますよ。
根津美術館
東京の中心部に、屋根の架かった、庭と一体化した、環境と融合したミュージアムをつくろうと試みた。コンクリートの箱として閉じたミュージアムではなく、大きなガラスの開口によって庭と一体化した展示空間をつくり、庭と建築とアート作品とがひとつに融合した状態をつくり出そうと考えた。深い庭に覆われて、竹によって特徴づけられたアプローチ空間は都市のソニックからスピリチュアルアートの空間を守るための仕掛けである。
Nezu Museum — 根津美術館 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東京都港区南青山にある建築家の隈研吾氏が設計した美術館「根津美術館」!
和風家屋のような大屋根が特徴の建物で、竹を使った和の雰囲気のアプローチは必見ですよ。
本館以外にも茶室や日本庭園もあり、都心であることを忘れさせてくれます。
この美術館は第52回BCS賞受賞と第51回毎日芸術賞を受賞していますよ。
長崎県美術館
運河によって分断された2つの敷地を、美術館によってひとつにつなごうと考えた。展示空間は運河に向けて開かれ、水と運河、自然とアートとをひとつに融合しようと考えた。屋上は緑に覆われ、もう一つの「緑のミュージアム」となっている。
Nagasaki Prefecture Art Museum — 長崎県美術館 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
長崎県長崎市にある建築家の隈研吾氏と日本設計が共同設計した美術館「長崎県美術館」!
中央に運河が流れ左右にギャラリー棟と美術館棟を配置し、それらを空中回廊で繋いだ建物です。
隈研吾氏の特徴でもある外観のルーバーは木製ではなく、花崗岩でつくられています。
長崎県美術館は隈研吾氏の代表作のひとつで、グッドデザイン賞や建築業協会賞、日本建築家協会賞、日本建築学会作品選奨、イタリアのマーブルアーキテクチュラルアワードなど様々な賞を受賞していますよ。
国立新美術館
国立新美術館(こくりつしんびじゅつかん、英: The National Art Center, Tokyo)は、東京・六本木にある美術館である。
日本で5館目の国立美術館として、2007年(平成19年)1月に開館した。
文化庁国立新美術館設立準備室と独立行政法人国立美術館が主体となって東京大学生産技術研究所跡地に建設された美術館である。
国立の美術館としては1977年(昭和52年)に開館した国立国際美術館以来、30年ぶりに新設された。
地下1階、地上4階、敷地面積30,000平方メートル、延床面積47,960平方メートルは日本最大で、これまで最大とされていた大塚国際美術館の約1.5倍に及ぶ。
独立行政法人国立美術館に所属している中で唯一コレクションを持たない為、英語名は収蔵品を持つのが通常であるミュージーアムではなくアートセンターを用い、「ナショナルアートセンター・トウキョウ THE NATIONAL ART CENTER-TOKYO」を名乗っている。
コンセプトを「森の中の美術館」としており、設立目的を展覧会の開催・情報収集およびその公開・教育普及としている。
また、館内にはミュージアムショップ・レストラン・カフェなどが併設されている。
黒川紀章設計の美術館としては最後のものとなった。
東京の六本木にある建築家の黒川紀章氏が設計した美術館「国立新美術館」!
波打ったような外観が特徴の建物で、ルーバーはよく見ると水玉模様になっています。
館内には巨大な逆円すい型のコーンがあり、その最上部にはおしゃれなカフェが併設されていますよ。
この美術館はBCS賞やグッドデザイン賞、Chicago Athenaeum International Architecture Awardを受賞しています。
国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
和歌山県立近代美術館
和歌山県立近代美術館(わかやまけんりつきんだいびじゅつかん、The Museum of Modern Art, Wakayama)は和歌山県和歌山市にある美術館。
バブル期にたてられた予算で建設された黒川紀章による意匠を凝らした大型施設で、デッキで連結する和歌山県立博物館とともに公共建築百選に選ばれている(両館は地下でつながっており、空調システムや電気系統等共通とする一体の建築物である)。
和歌山県和歌山市吹上にある建築家の黒川紀章氏が設計した美術館「和歌山県立近代美術館」!
庇を多用したファサードが特徴で、三つ重なって設置されている所もあります。
庇は和歌山城の屋根をイメージした意匠となっていますよ。
この美術館は公共建築賞優秀賞を受賞し、公共建築百選にも選ばれていますよ。
広島市現代美術館
広島市現代美術館(ひろしましげんだいびじゅつかん)は、広島県広島市南区にある美術館。
1989年5月3日に開館した。
建物の設計は黒川紀章。
主に第二次世界大戦後に作られた、現代美術や若手芸術家の作品を扱っている。
館内には展示室の他に、ミュージアムショップ、カフェ、ミュージアム・スタジオ、ビデオコーナー、ライブラリーコーナー等が整備されている。
比治山公園内にあり、近くには広島市立まんが図書館もある。
広島の比治山にある建築家の黒川紀章氏が設計した美術館「広島市現代美術館」!
円形の広場とその左右に配置された切妻屋根が特徴の建物で、高さが高くなるにつれて使われている素材が現代的なものに変化しています。
屋根にはスリッドが入っており、爆心地の方向を指していますよ。
この美術館は1990年に日本建築学会賞を受賞しています。
広島市現代美術館|Hiroshima City Museum of Contemporary Art
青森県立美術館
地面をトレンチ状に縦横に切った上向きに凸凹の土のランドスケープに、上面は平らで下面は凸凹の構造体を噛み合わせた構成を持つ美術館建築である。
構造体内にホワイトキューブの展示室を持つ他、構造体と土との間の様々なスケールとプロポーションを持つ隙間空間をサイトスペシフィックな展示室としている。
構造体と噛まないトレンチ部は、屋外展示空間、ワークヤードとして用いられる。
外壁は煉瓦カーテンウォールでありながら、外壁全体で変位を吸収するようにすることで、カーテンウォールに伴うジョイントを隠し、煉瓦組石造が空中に浮いたような印象を与えている。
土のトレンチは、隣接する重要な考古学的遺跡「三内丸山縄文遺跡」との一体性を醸し出している。
青森県青森市にある建築家の青木淳氏が設計した美術館「青森県立美術館」!
上向きに凹凸した地面に、下向きに凹凸した建物を被せた構造が特徴の建物で、その空いた隙間に展示スペースをつくっています。
煉瓦を真っ白に塗装した美しいファサードで、敷地には三内丸山縄文遺跡が隣接していますよ。
群馬県立近代美術館
群馬県立近代美術館(ぐんまけんりつきんだいびじゅつかん 英表記:THE MUSEUM OF MODERN ART,GUNMA 略称「MMAG」)は群馬県高崎市の県立公園・群馬の森内にある美術館である。
「明治百年記念事業」として高崎市東部の「旧東京第二陸軍造兵廠岩鼻製造所」跡の国有地(同製造所跡地にはこの他に「日本化薬高崎工場」「日本原子力研究開発機構高崎量子応用研究所(旧日本原子力研究所高崎研究所)」が置かれている)に建設された県立公園『群馬の森』の付属施設として、群馬県立歴史博物館とともに整備された。
1974年10月に開館。
美術館名の通り国内外の近現代美術の収集・展示を行うとともに、群馬県唯一の県立美術館(群馬県立館林美術館開館前)として群馬県出身の画家の美術品の収集・展示にも力を入れている。
また、井上房一郎の集めた日本と中国の古美術品229点からなる戸方庵井上コレクションを所蔵し、これには重要文化財2件が含まれる。
建物の設計は磯崎新。
建築的にも評価が高く、北九州市立美術館などとともに磯崎の代表作として称されることも多い。
1990年代に2度に渡る増改築を行っているが、建物の基本デザインを踏襲し建物裏手に増築を行ったことから、群馬の森・芝生広場からの外観はほぼ建築当初のままである。
群馬県高崎市にある建築家の磯崎新氏が設計した美術館「群馬県立近代美術館」!
磯崎新氏の代表作で、1.2mを基準としたフレームをベースに構成されています。
外壁のアルミパネルもこのグリッドで統一されていますよ。
この美術館は1975年に日本建築学会賞を受賞しており、公共建築百選にも選ばれています。
群馬県立近代美術館 The Museum of Modern Art,Gunma
北九州市立美術館
北九州市立美術館(きたきゅうしゅうしりつびじゅつかん)は、北九州市にある美術館。
戸畑区に本館・アネックス、小倉北区のリバーウォーク北九州内に分館がある。
1974年(昭和49年)竣工。
建築家、磯崎新の設計。
磯崎はカテドラル(聖堂)をイメージして設計したという。
二つの大きなヴォリュームがキャンティレバーとして、外観をつくる。
シンメトリーの構成である。
その外観から、「丘の上の双眼鏡」の愛称を持つ。
エントランスホールは三層吹抜である。
主に印象派から現代アートを収蔵。
また、九州大学の国文学者、田村専一の約1300点にも及ぶ浮世絵コレクションが、没後一括寄贈された。
1998年(平成10年)に公共建築百選に選ばれた。
また、2006年(平成18年)公開の実写映画『デスノート』の美術館のシーンで、内部が撮影に使われた。
2012年(平成24年)11月には翌年公開の映画『図書館戦争』のロケが行われた。
なお老朽化が進んだことから、本館は2015年(平成27年)8月で休館、市民ギャラリーとして使われているアネックスは同年いっぱいで休館し大規模修繕工事を実施、2017年(平成29年)11月3日にリニューアルオープンした。
作品の保管・展示の為の館内の空調・温湿度管理設備の更新をメインに、バリアフリー対応も行われ、開会式には設計者の磯崎新も出席した。
福岡県北九州市にある建築家の磯崎新氏が設計した美術館「北九州市立美術館」!
磯崎新氏の代表作の一つで、聖堂をモチーフにしたデザインとなっています。
「丘の上の双眼鏡」と呼ばれ、左右の筒が飛び出たユニークな外観が特徴の建物です。
この美術館は1998年に公共建築百選に選ばれていますよ。
今治市伊東豊雄建築ミュージアム
今治市伊東豊雄建築ミュージアム(いまばりしいとうとよおけんちくミュージアム、英称: Toyo Ito Museum of Architecture, Imabari)は、愛媛県今治市大三島にある建築美術館である。
建築家の伊東豊雄の建築作品が展示されている。
ところミュージアム大三島を寄贈した所敦夫が伊東豊雄に設置を提案したことをきっかけに設置が計画され、2011年7月30日にオープンした。
施設建設費には市の他、伊東豊雄や所敦夫などの寄付金が活用されている。
施設は伊東豊雄の作品を展示しているスティールハットと旧邸宅を再現したシルバーハットの2棟の建物で構成されている。
伊東豊雄が設計した図面や建築物が展示されている他、建築物の模型などを展示している他シルバーハットにはワークショップスペースが設けられている。
両施設とも伊東豊雄が設計しており、施設自体が展示物となっている。
近くには現在彫刻などを展示したところミュージアムが立地している他、島内には彫刻家の岩田健の彫刻を展示した今治市岩田健母と子のミュージアムや村上三島記念館など複数のアート展示施設が立地している。
愛媛県今治市にある建築家の伊東豊雄氏による建築美術館「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」!
鉄板の多面体で構成されたスティールハットと、伊東豊雄氏自身が住んでいた自宅を再生したシルバーハットの2棟の建物からなる美術館です。
シルバーハットでは今までの伊東豊雄氏による作品の図形や模型などを見ることができますよ。
録museum
栃木県の私設美術館である。
亡き父が集めた小さな絵のコレクションは、日本人作家による、森などの自然を描いた具象絵画が多い。
施主は地域の人々が気軽に訪れるサロンのような場を望んだため、まずは公園のような場をつくろうと考えた。
地元の造園業者と一緒に山の木を見て廻り、設計前にあらかじめどの樹木をどの角度に植えるかを決定。
互いの枝が重ならないようにグリッド状に配置して、敷地上空が満遍なく枝葉で覆われる計画とした。
次に、木の枝ぶりを三次元で測量してコンピューター上にモデリングして再現。
そのデータを用いて木々の隙間を縫うように展開する建物を設計した。
展示室は、小さな絵に集中できるようにホワイトキューブとしながら、天井だけは周囲の木々の形を反映している。
内部は身体と建築と樹木が寄り添うような親密な空間がたくさんできている。
例えば入口は、上空の枝を避けるために、思わず首を縮めてしまうような天井高である。
日本の茶室のにじり口が、おじぎに似たふるまいを誘発することで人を謙虚な気持ちにさせるように、ここでも客が少し頭を垂れることで素の自分に戻って、絵とじっくり向き合うことを狙っている。
カフェでは木々の下で日差しを避けたり、雨宿りをするのと同じふるまいが生まれている。
枝を避けて歩き、木陰で休みながら、森の中を散策するように絵を鑑賞できる美術館である。
中村拓志&NAP建築設計事務所が設計した栃木県小山市にある美術館「録museum」!
東京の集合住宅「Dancing trees, Singing birds」と同様に樹木を避けて建てられています。
テントのような湾曲した天井や三角の窓、茶室のにじり口のような小さな入り口など計算して作られていますよ。
併設しているカフェ「録cafe」もあり居心地の良い空間となっています。
録ミュージアム&カフェ | 栃木県小山市にある中村拓志建築デザイン、私設美術館『録ミュージアム&カフェ』
すみだ北斎美術館
訪れる人が気軽に立ち寄ることができる、公園や地域と一体となった美術館です。大きな1棟ではなく、スリッ トによりゆるやかに分割された外観とすることで、周辺の下町市街地のスケールとの調和を図っています。
建物全体をゆるやかに分割するスリットは、地上階部分ではアプローチの空間となっており、外部通路で結ばれています。建物全体に「裏」をつくらず、周辺地域のどこからでもアクセスすることができます。
浮世絵作品の保存展示を考慮し、建物全体として閉じながらも、スリット部分からは館内の様子が伺え、地域の人々にとってすみだ北斎美術館が身近に感じられるものとなります。また、館内からも公園や周辺地域を眺めることができ、最上階からは東京スカイツリー®といった墨田の特色を眺めることができます。
建物外壁は、淡い鏡面のアルミパネルを使用しています。建物外壁にやわらかく下町の風景が映り込み、周辺地域の風景に溶け込みます。また、ゆるやかに変化するヴォリュー ム は風景の映り込みをゆるやかに変化させ、見る角度によって表情の変化する外観となります。
東京都墨田区亀沢にある建築家の妹島和世氏が設計した美術館「すみだ北斎美術館」!
英字モチーフのグラフィックのようなファサードが特徴の建物で、外観に入っているスリットはアプローチとなっており、どこの部分からでも入ることができますよ。
また建物はアルミパネルで覆われており、周りの風景を映し出し、周囲に溶け込んでいます。
この美術館は2018年に第59回BCS賞を受賞していますよ。
浜松市秋野不矩美術館
静岡県浜松市にある建築家の藤森照信氏が設計した美術館「浜松市秋野不矩美術館」!
長方形の左右に可愛い三角屋根のお家が付いたような外観が特徴の建物です。
館内は柱や梁がむき出しになっており、漆喰の壁との相性も抜群でおしゃれですね。
京都国立近代美術館
京都国立近代美術館(きょうとこくりつきんだいびじゅつかん)は、京都市左京区岡崎の岡崎公園内にある、独立行政法人国立美術館が運営する美術館である。
日本の近代美術史全体に配慮しながら、京都を中心に関西・西日本の美術に比重を置き、京都画壇の日本画、洋画などを積極的に収集、展示し、河井寛次郎の陶芸、染織など工芸作品のコレクションも充実している。
現在の建物(新館)はプリツカー賞建築家槇文彦(当時の槇総合計画事務所主任所員:澤岡清秀)による設計で1986年(昭和61年)に竣工した。
京都市内にある国公立の博物館・美術館4館で構成する「京都ミュージアムズ・フォー」の事務局も設けられている。
京都市左京区岡崎にある建築家の槇文彦氏が設計した美術館「京都国立近代美術館」!
左右にあるシンメトリーなガラス張りが特徴の建物で、ガラスのコーナー部分は階段となっています。
中央には吹き抜け空間と大階段があり、天井にはトップライトが設置してありますよ。
この美術館はBCS賞や公共建築賞を受賞しています。
京都国立近代美術館 | The National Museum of Modern Art, Kyoto
小諸市立小山敬三美術館
小諸市立小山敬三美術館(こもろしりつこやまけいぞうびじゅつかん)は長野県小諸市にある美術館。
懐古園内の高台にある小諸市出身の洋画家小山敬三の個人美術館。
小山敬三が建築家村野藤吾設計の館建物と所蔵作品を小諸市に寄贈し、1975年に開館した。
館は外部内部とも曲線を多用するデザインで、館内は湾曲した壁面に絵画が展示される。
館に隣接して旧居兼アトリエが移築されて、記念館として公開されている。
長野県小諸市にある建築家の村野藤吾氏が設計した美術館「小諸市立小山敬三美術館」!
白壁と曲線が特徴の美しい建物で、村野藤吾氏の作品にしてはこじんまりとした建築です。
美術館の窓からは千田川の絶景を楽しめますよ。
この美術館は1977年に毎日芸術賞を受賞しています。
日本の美術館はもちろん、世界の美術館が紹介されていますよ。
どの美術館も一度は行ってみたいですね。
以上で有名建築家が設計した美術館25選。東京の国立西洋美術館などでした。
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