こんにちは。
今回は有名建築家が設計した千葉の建築物13選。美術館やホール、大学の施設などです。
千葉県には美術館や大学の施設、ホール、住宅、図書館など様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した千葉の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した千葉の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した千葉の建築物を見ていきましょう。
千葉県立美術館
千葉県立美術館(ちばけんりつびじゅつかん)は、千葉県千葉市中央区中央港にある美術館。
千葉県ゆかりの美術家の作品を重点的に収集している。
玄関前には、佐倉市出身の画家浅井忠の像が置かれている。
具象画の「浅井忠記念賞展」を開催している。
月曜日休館。
建築家の大高正人氏が設計した千葉県千葉市中央区中央港にある美術館「千葉県立美術館」!
広い敷地に配置された低層の建物で、段差のない8つの展示室が設けれています。
海の近くに建っていることから塩害対策のため、外壁には煉瓦タイルが使われていますよ。
千葉県立中央図書館
千葉県立中央図書館 (ちばけんりつちゅうおうとしょかん)は、千葉県千葉市中央区市場町11-1にある県立の公共図書館である。
主な所蔵資料は、図書、雑誌、新聞、マイクロフイルムとなっている。
県立3館の調整機能を持つセンター館であり、西部図書館が自然科学・技術系資料、東部図書館が文学・歴史分野の資料をそれぞれ充実させているのに対し、千葉県関係資料・児童サービスを充実させている。
建物は大高正人の設計で、日本を代表する現存の近代建築の一つとして、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている。
建築家の大高正人氏が設計した千葉県千葉市中央区市場町にある図書館「千葉県立中央図書館」!
高低差のある敷地を活かした建物で、プレグリッド・システムを採用した建築となっています。
構造体がそのまま外観にあらわれており、特徴的なファサードに仕上がっていますよ。
この図書館はDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されており、BCS賞も受賞しています。
千葉県文化会館
千葉県文化会館(ちばけんぶんかかいかん)は、千葉県千葉市中央区市場町にある文化施設。
千葉都市モノレール1号線県庁前駅の東400メートルの丘陵地に建つ。
本館と別館(聖賢堂)があり、本館には大ホール(1787席)、小ホール(252席)、練習室5室、レストラン(130席)、別館には会議室4室、公益財団法人千葉交響楽団の事務局がある。
本館の玄関は東西に1つずつあり、ロビーをはさんで南側が大ホール、北側が小ホールとなっている。別館は本館の北東側に隣接。
この地にはもともと千葉大学教育学部(旧千葉師範学校)があったが、1962年西千葉キャンパスに移転し、跡地は千葉県に払い下げられた。
建物は1965年10月21日に着工、大高正人が設計、戸田建設の施工により1967年2月に竣工、同年3月18日に落成式、同年4月1日に営業を開始。
日本建築学会賞作品賞とBCS賞を受賞した。
大ホールの屋根のテントのような外観、リズミカルに張り出したバルコニー席などにデザイン上の特徴がある。
管理運営は公益財団法人千葉県文化振興財団(別館[聖賢堂]3階)が行っている。
2013年3月に、一般社団法人日本音響家協会の優良ホール100選に認定される。
建築家の大高正人氏が設計した千葉県千葉市中央区市場町にある文化会館「千葉県文化会館」!
水平を基調としたモダンな建物で、大ホールや小ホール、会議室、練習室などが設けられています。
エントランスホールは宗教建築のような雰囲気となっていますよ。
この建築は日本建築学会賞作品賞とBCS賞を受賞しており、公共建築100選にも選定されています。
千葉大学 ゐのはな記念講堂
1963年竣工の本施設は、名古屋大学豊田講堂(1960年)に続く槇文彦の国内2作目の作品であり、梯形の架構の断面が広場に向かって象徴的な姿を見せる。
半世紀を経て、老朽化に伴う改修の要望と3.11以降の建築物への耐震補強の必要性に伴い、大改修が計画された。原形の意匠を損なう事無く、以下の改修方針を実施した。
構造では耐震補強。
外装では杉板本実型枠コンクリート打放し壁の再生、ホワイエカーテンウォールの更新、屋根の防水改修。
内装では、旧天井とアスベストを除去の上、新しくデザインされたルーバー天井を取付け、舞台を木床仕上げへ改修、1階客席を720席からゆとりある576席に変更した上でメモ台を装備。
音響では講演・式典に適したホール機能の強化のため遮音・吸音性能を向上し、舞台音響設備を拡充。設備では空調環境の居住域冷暖房化、適正照度及び調光性能を備え、多様なニーズに対応するホールとなっている。
建築家の槇文彦氏が設計した千葉県千葉市中央区亥鼻にある記念講堂「千葉大学 ゐのはな記念講堂」!
コンクリート打ちっ放しの台形の建物で、槇文彦氏の国内2作目の作品となっています。
1963年に竣工された建築ですが、設備や耐震、建物の劣化などによる改修を重ね現在でも現役で活躍していますよ。
この建築は千葉市都市文化賞やBELCA賞ロングライフ部門を受賞しています。
千葉大学 ゐのはな同窓会館
Project | 鈴木弘樹研究室 | Suzuki-lab – 千葉大学
建築家の鈴木弘樹氏が設計した千葉県千葉市中央区亥鼻にある同窓会館「千葉大学 ゐのはな同窓会館」!
水平を強調する白い軒が特徴の建物で、この屋根の重なりが歴史を表現しています。
庇は狭いピッチで設けれており、一見高層建築のような雰囲気となっておもしろいですね。
この建築は日本建築学会作品選集に掲載されており、千葉県建築文化賞に入賞していますよ。
千葉市立打瀬小学校
千葉市立打瀬小学校(ちばしりつ うたせしょうがっこう)は、幕張ベイタウン内にある公立小学校。
小嶋一浩・小泉雅生を中心とする建築設計事務所「シーラカンス」が設計し、日本建築学会賞を受賞している。
オープンスクールの先駆けと言われ、建築設計の世界では最も有名な小学校の一つである。
千葉県千葉市美浜区打瀬にあるシーラカンスが設計した小学校「千葉市立打瀬小学校」!
学校では珍しい街に開かれた建物で、門やフェンスが設けられておらず、住民が敷地内を通り抜けできるようになっています。
校舎はオープンスクール形式を採用しており、教室はもちろん、職員室も開放的な空間となっていますよ。
この建築は日本建築学会賞(作品)や日本建築学会作品選奨、千葉市優秀建築賞、千葉県建築文化賞を受賞しています。
ホキ美術館
ホキ美術館(ほきびじゅつかん Hoki Museum)は、千葉市緑区あすみが丘東にある美術館である。
主に現代の日本人画家による写実絵画の細密画を専門に収集・展示している。
美術館は昭和の森公園に隣接しており、ホギメディカルの創業者保木将夫によって収集された写実絵画作品を展示する美術館として開館した。
現在も作品は増え続けており約480点の写実絵画作品を収蔵し、半年ごとに作品を入れ替えて展示している。
ギャラリーは9つの連続した回廊で構成されている。
建物の内部・外部には美術館としては珍しい多くの特徴がある。
千葉県千葉市緑区あすみが丘東にある日建設計が設計した美術館「ホキ美術館」!
緩いカーブを描いた箱が重なったような建物で、公園と住宅地の間に建っています。
30m突き出したキャンティレバーが特徴となっており、宙に浮いたような迫力のある展示室となっていますよ。
この美術館はJIA日本建築大賞やBCS賞を受賞しており、千葉市都市文化賞や千葉県都市文化賞の優秀賞にも選ばれています。
佐倉市立美術館
佐倉市立美術館(さくらしりつ びじゅつかん)は、千葉県佐倉市新町にある同市立美術館。旧城下町の中心部に位置する。
地下2階・地上4階建ての美術館である。
正面のエントランス部分は、1918年(大正7年)に「旧川崎銀行佐倉支店」として建設され現在に至る。
設計者は矢部又吉、施工者は神谷平吉。
千葉県指定文化財(有形文化財)でもある。
建築家の坂倉準三氏が設計した千葉県佐倉市新町にある美術館「佐倉市立美術館」!
建築家の矢部又吉氏が手掛けた千葉県指定有形文化財に指定されている旧川崎銀行佐倉支店がエントランスホールとして活用されています。
エントランスホールの奥には新しく美術館が建てられており、階段や吹き抜けが特徴となっていますよ。
勝田台のいえ
千葉県勝田台の店舗兼住居。
1Fは手前にパティスリーと、奥に厨房、2、3Fはオーナー夫婦と2人の子供、4人家族の住居となっている。
1F手前の店舗部分の上部は1層分の空気の層をもうけ、3F住居がその上に配置される断面構成となっており、1階前面道路から見ると、店舗の上に住居のボリュームが浮いているように見える。
この空気の層が昼間は店内に自然光を落とす役割を持ち、夜はこの隙間から宝箱が開いたように光が溢れ、それぞれの時間で光の層をつくる。
店舗の屋根はガラス貼りとなっており、下から住居部分の下部が見える。
店舗は前面道路に面した部分の壁の高さが1.8mとなっており、店内の奥に進むにつれ高くなっている。
道路との境界を一般のブロック塀の高さ程度とする事で店内は塀に囲まれた空き地のような場所となっている。
店舗と、その上に浮かぶ住居は一つの建物ではあるけれど、一方から他方を外から眺めるような視点があり、各々が独立した存在となっている。
それぞれの場所は周辺環境に対して違う距離感をもっている。
店舗は低い塀で囲まれただけの街路から続く外部的な空間。
住宅は街路から浮いており、街路側が壁となっているので直接周辺の住宅が見える事はなく、より浮遊感のある周辺から少し切り離された場所となっている。
そんな中で住居空間は風道を造る事で風と音だけは通り抜け、街の気配が感じられるようになっている。
建物を建て替える以前の住宅(1階店舗、2F住居)訪問の際、南の街路側のカーテンは道からの視線を気にして閉め切ったままとなっていた。
また、小さい子供の走る音が下階の店舗に響く事を気にしていた。
そういった問題点の解決も今回の構成を決めるきっかけとなっている。
店舗から住居に移動した時に気持ちの切り替えがあるように長く変化のあるアプローチとしている。
公共性の高い場所から周辺環境から切り離された独立性の高い場所、周辺との距離感をシチュエーションによって変える事で1日の大半を過ごす事となる一つの建物内の、働く空間と家族と過ごすプライベートな空間に流れる時間に変化を与えたいと思った。
永山祐子建築設計 – YUKO NAGAYAMA&ASSOCIATES
建築家の永山祐子氏が設計した千葉県勝田台にある店舗兼住宅「勝田台のいえ」!
1階が店舗、2階と3階が住居となっており、3階部分の住居が浮いているようなユニークな建物となっています。
店舗の天井部分をガラス張りにすることにより、昼間は外から光が入り、夜は店舗の光が外に漏れ幻想的な雰囲気となっています。
店舗部分の上部を空けることによって、住居部分の子供の足音などによる騒音にも配慮した設計となっていますよ。
市原湖畔美術館
市原湖畔美術館(いちはらこはんびじゅつかん)は、千葉県の美術館。
1995年(平成7年)11月1日に前身の「市原市水と彫刻の丘」として開館。
2013年(平成25年)8月3日にリノベーションし、新装開館した。
その名の通り高滝湖の湖畔に建てられている。
建築家の川口有子氏と鄭仁愉氏が設計した千葉県市原市にある美術館「市原湖畔美術館」!
元々あった展示施設をリノベーションした建物で、構造体に使われていたコンクリート壁を残し、アートウォールと呼ばれるスチール折板を挿入しています。
目の前が広場になっており、周辺の自然を活かすよう開かれた建築となっていますよ。
この設計で日本建築学会作品選集新人賞を受賞しています。
市原湖畔美術館/ICHIHARA LAKESIDE MUSEUM
DIC川村記念美術館
DIC川村記念美術館(DICかわむらきねんびじゅつかん 英表記:Kawamura Memorial DIC Museum of Art)は、千葉県佐倉市にある私立美術館である。
印刷インキ、顔料、ポリマー材などの製造・販売を行うDIC株式会社が運営を行っている。
DICと関連会社が収集した美術品を公開するために、DICの総合研究所敷地内に設立され、1990年5月2日に開館した。
以前の名称は川村記念美術館で、2011年4月1日から現在の名称となっている。
千葉県佐倉市郊外にある、広大な庭園のなかに建つ美術館。
近現代美術のコレクションとしては、日本でも有数の規模をもつ。
DIC(創業時は「川村インキ製造所」)の創業者・川村喜十郎をはじめとする川村家3代の収集品を公開するため、1990年(平成2年)に開館した。
広さ30万平方メートルのDIC株式会社総合研究所の敷地内に建つ、ヨーロッパの古城かワインセラーを思わせる展示館は、海老原一郎の設計である。
館内は、巨大な現代美術の作品群がゆったり鑑賞できるよう、体育館を思わせる広大な展示室が設けられている。
20世紀抽象絵画の巨匠、マーク・ロスコが、ニューヨーク・シーグラム・ビルディング内にあるフォーシーズンズ・レストランのために描いた7点の作品のみを展示した「ロスコ・ルーム」もある。
建築家の海老原一郎氏が設計した千葉県佐倉市にある美術館「DIC川村記念美術館」!
ヨーロッパの古城を思わせる2つの塔が特徴の建物で、エントランスホールには大きな2つの照明が設けられています。
11ある展示室は所蔵作品に合わせて、それぞれ違った雰囲気に仕上がっていますよ。
DIC川村記念美術館 | Kawamura Memorial DIC Museum of Art
幕張メッセ
幕張メッセ(まくはりメッセ、Makuhari Messe)は、千葉県千葉市美浜区にある大型の会議・展示施設。
また、株式会社幕張メッセはこれを運営する企業である。
敷地面積のべ217,151.47m2、全館冷暖房、空調設備を完備する全天候一体型の建築物である。
国際展示場1ホールから8ホール、イベントホール、国際会議場、国際展示場9ホールから11ホール(北ホール)の4つの建物からなる。
国際展示場1ホールから8ホール、イベントホール、国際会議場は、第32回BCS賞(建築業協会賞)、IAITAクォーターナリオ賞受賞。
北ホールは、第40回BCS賞、第5回千葉県建築文化賞「景観に配慮した建築物」部門を受賞している。
千葉県千葉市美浜区にある槇文彦氏が設計した展示施設「幕張メッセ」!
建築家の槇文彦氏の代表作の一つで、千葉県房総半島の山並みをモチーフにした外観が特徴の国際展示場1-8ホール、千葉県の外房・内房の波をアレンジした屋根が特徴の国際展示場9-11ホール、他にも国際会議場や幕張イベントホールもある大型の建物です。
2020年の東京オリンピックや東京パラリンピックにも競技会場として使われます。
この建築はBCS賞やIAITAクォーターナリオ賞、公共建築賞など様々な賞を受賞していますよ。
House C ―地層の家―
房総半島の海辺に建つ週末住宅である。
周囲には地層がむき出しになった崖と草原が広がっている。
普段都心の高層マンションに住む施主は、週末だけは大地と接して暮らしたいと願っていた。
そこで、敷地の土を屋根や壁に用いて、大地と連続した建築を提案した。
構造は万一の津波に強く、その力を受け流すRCの門型フレームとし、屋根は外断熱を施した上に、保護材兼仕上げ材として現場の土で覆い、流出防止のために野草の種をまいた。
そうすれば屋根材で被覆する必要がないため、コストを抑えることができる上に、環境への負荷も少ない。
コンクリートの壁は塩害防止のため、コーティングする必要があった。
そこで屋根と同じように現地の土を採用し、セメントや樹脂などを混ぜて最大55mmに厚塗りした。
仕上げは住み手も一緒になって参加し、木ゴテ、金箒、ヘラなどで土を掻き落とした。
あらかじめ土の中には砂利や貝を混ぜておいたために、掘るたびに何かが出てきて、発掘作業に似た楽しみがあった。
このような工程を経ることで、左官の工程上の時間差や掻き落とした痕跡、土の中の内容物が表出し、大地から地層が隆起したような外観となった。
このデザインの決定権は、住人や職人の手と、気候や大地といった自然の側にある。
フォームやテクスチャーは土を掻き落とす住人や施工者たちの工具にかかる力と土の固さに呼応して決まる。
壁の色は、現場の土と各種材料の混合度合いによる。
屋根の輪郭や色もまた、植物が決める。
そして竣工後も、住人の手による剪定、風や鳥たちが運んでくる種子によって、季節に応じて変化し続けるだろう。
その変遷が、唯一無二の家の歴史を刻んでいく。
住人は週末になるとここを訪れて、庭で土をいじり畑を耕し、壁や屋根を見つめ、触れる。
家づくりのふるまいと、庭づくりのふるまいが同一化した住宅。
暮らすほどに心と体が大地に馴染んでいく建築である。
建築家の中村拓志氏が設計した千葉県の房総半島にある別荘「House C ―地層の家―」!
壁や屋根に現地の土を使用した門型の建物です。
さらに屋根には草花が生えており、周りと一体化したデザインとなっています。
また、海側にはウッドデッキがあり、室内は開放的なワンルームを堪能することができますよ。
千葉県に行くさいに持っていきたい1冊です。
千葉には東京ディズニーリゾートなどの娯楽施設もありますが、建築めぐりも楽しめそうですね。
以上で有名建築家が設計した千葉の建築物13選。美術館やホール、大学の施設などでした。
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