こんにちは。
今回は有名建築家が設計した栃木の建築物9選。美術館から駅舎までです。
栃木県には美術館や駅舎、学校の校舎、複合施設など様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した栃木の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した栃木の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した栃木の建築物を見ていきましょう。
栃木県立美術館
栃木県立美術館(とちぎけんりつびじゅつかん 英表記:Tochigi Prefectural Museum of Fine Arts)は栃木県宇都宮市桜四丁目にある美術館である。
日本の近代美術館の先駆けとして1972年(昭和47年)に開館した。
県内、国内各地、そして西欧美術品を幅広く収蔵し、絵画、版画、挿絵、写真、工芸品に亘るコレクションの数は8,000点を超える。
概ねシーズンあたり1回の企画展・常設展示品入れ替えが行われる。
宇都宮市西部市街地、宇都宮市桜公園の奥に立地する。
建物は本館・分館ともに川崎清の設計である。
建築家の川崎清氏が設計した栃木県宇都宮市桜にある美術館「栃木県立美術館」!
ガラスのカーテンウォールが特徴の建物で、中央には屋外展示場が設けられています。
敷地内にはもともとすずかけの大樹が立っており、ミラーガラスにその姿が映り込むよう設計されていますよ。
宝積寺駅
東北本線宝積寺駅を橋上化し、既存の西口にプラスして新たに東口を開いて、駅と、われわれのデザインしたちょっ蔵広場とを接合した。
駅の本体構造は鉄骨構造としたが、天井は構造用合板とダイアゴナルなジオメトリーで組んだ。
一種の木製格天井とした。
ダイアゴナルなジオメトリーは、ちょっ蔵広場の大谷石を積んだ壁のパターンを延長したものである。
この天井によって、かつての木造駅舎が有していたような、地域の核にふさわしいやさしさと暖かさを駅に取り戻すことができた。
Hoshakuji Station — 宝積寺駅 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
建築家の隈研吾氏が設計した栃木県塩谷郡高根沢町大字宝積寺にある駅舎「宝積寺駅」!
東西を繋いだ自由通路が特徴の建物で、天井には菱形の合板がダイナミックに並んでいます。
同じ敷地内には隈研吾氏がプロデュースしたちょっ蔵広場が設けられていますよ。
この駅舎はブルネル賞の奨励賞を受賞しています。
石橋町立石橋中学校
2棟の校舎の廊下は相向き合いとなっており、その間の空間に木造の屋根がかけられた。
巨大なアトリウム(中間領域)は外部空間であり、雨天のときにも運動場やクラブ活動に使うことができる。
建築の中の街角でもある。
将来町の生涯学習センターになることも想定されている。
建築家の黒川紀章氏が設計した栃木県下都賀郡石橋町にある中学校「石橋町立石橋中学校」!
教室棟の間に設けられたアトリウムが特徴となっており、屋内運動場として使用されています。
アトリウムには木造トラスの屋根がかけられており、教室棟をつなだ橋も特徴的となっていますよ。
この中学校校舎は栃木県マロニエ建築賞を受賞しています。
石橋中学校(いしばし ちゅうがっこう) – 下野市教育情報ネットワーク「けやきネット」
那珂川町馬頭広重美術館
印象派に大きく影響を与えた浮世絵の画家、歌川広重の作品を展示する美術館。
彼が木版画の中に作り上げた独特の空間構成を建築化しようと考えた。
彼はレイヤーの重なりとして、三次元の空間を表現しようと試みた。
西洋絵画におけるパースペクティブを用いた三次元空間とは対照的な方法であり、この透明なレイヤー方法はフランク・ロイド・ライトの建築にも大きな影響を与えた。
地元の特産品である杉材を用いて作った木製ルーバーを用いて、このスーパーインポジションの方法を建築化しようと考えた。
この杉材は、不燃処理、防腐処理をほどこす事によって屋根材としても用いる事が可能となり、ルーバーによって太陽の光をカットし、また庇を長く出した独特の断面形状によって、高い環境性能を獲得することができた。
杉材の他にも、地元産の石材、地元の職人が漉いた和紙などを多用することで地元の経済を再活性化し、工業化社会以前に存在していた東京に依存しないローカルな循環と地域のコミュニティーを再生させようと試みた。
Nakagawa-machi Bato Hiroshige Museum of Art — 那珂川町馬頭広重美術館 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
栃木県那須郡那珂川町にある隈研吾氏が設計した美術館「那珂川町馬頭広重美術館」!
建築家の隈研吾氏の初期の作品で、代表作のひとつと言われていますよ。
雨をモチーフにしたルーバーが特徴で、ルーバーには八溝杉、壁には烏山和紙、床には芦野石などの地元産のものが使われています。
この美術館は日本建築学会作品選奨や村野藤吾賞、建築業協会賞など様々な賞を受賞していますよ。
フォレスト益子
建築家の内藤廣氏が設計した栃木県芳賀郡益子町にある複合施設「フォレスト益子」!
大きさの違う二つの円弧状の平面からなる建物で、宿泊施設や休憩室、展示室、研修室が設けられています。
ルーバー状の庇とガラス屋根の回廊が特徴的となっており、宿泊施設はリーズナブルな価格で泊まることができますよ。
石の美術館
米を貯蔵していた80年前の古い石造を再利用し、石を素材とするアートやクラフトの展示空間として再生させた。
中に展示されるものが、石をテーマとするというだけでなく、建築自体においても石という素材の新しい可能性を拡張した。
室内空間だけで成立するような展示空間ではなく、3つの石倉の中間のスペースをも半屋外の展示空間としてデザインすることで、内外を自由に行き来する自由なシークエンスが生まれた。
石の蔵に用いられていたのと同一の芦野石を用い、新しい石のディテールに挑戦した。
石の水平ルーバーと、約三分の一のピースを抜き取って作ったポーラスな組積造の2種類のディティールを組み合わせることで、独特の光の効果を内部に作り出した。
Stone Museum — 石の美術館 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
建築家の隈研吾氏が設計した栃木県の那須町にある美術館「石の美術館」!
もともとあった三棟の古い石倉を再利用してつくった美術館です。
それぞれの建物は独立しており、水路にかかった橋で繋がっています。
この美術館はマロニエ建築賞を受賞していますよ。
栃木県なかがわ水遊園
栃木県なかがわ水遊園(とちぎけんなかがわすいゆうえん)は、栃木県大田原市佐良土(さらど:旧湯津上村)の那珂川の畔にある栃木県水産試験場に併設された淡水魚水族館及び関連する公園である。
2001年(平成13年)7月15日に開館。
関東地方を代表する鮎が遡上する清流、那珂川と箒川の畔に在り、様々な淡水の魚類を展示している「おもしろ魚館」の他に公園、展望台、お魚ふれあいステーション他の施設が整備されている。
目玉はアマゾンの熱帯魚を展示する巨大水槽とドーム型のトンネルである。
巨大な古代魚ピラルクーや淡水のエイなど海水魚に負けない大きな熱帯魚が水槽の中を泳ぎまわる。
その他にも那珂川の上流域から下流域を模して展示する流域毎の淡水魚の展示、日本の各種淡水魚、熱帯海水魚、触れる水槽、日本の希少魚の展示コーナーなどもある。
建築家の古市徹雄氏が設計した栃木県大田原市佐良土にある水族館「栃木県なかがわ水遊園」!
十二面体のガラスのドームが特徴の建物で、ガラスを多用した建築となっています。
建物の周りを回遊できるデッキが設けれており、屋上には展望台が設置されていますよ。
録museum
栃木県の私設美術館である。
亡き父が集めた小さな絵のコレクションは、日本人作家による、森などの自然を描いた具象絵画が多い。
施主は地域の人々が気軽に訪れるサロンのような場を望んだため、まずは公園のような場をつくろうと考えた。
地元の造園業者と一緒に山の木を見て廻り、設計前にあらかじめどの樹木をどの角度に植えるかを決定。
互いの枝が重ならないようにグリッド状に配置して、敷地上空が満遍なく枝葉で覆われる計画とした。
次に、木の枝ぶりを三次元で測量してコンピューター上にモデリングして再現。
そのデータを用いて木々の隙間を縫うように展開する建物を設計した。
展示室は、小さな絵に集中できるようにホワイトキューブとしながら、天井だけは周囲の木々の形を反映している。
内部は身体と建築と樹木が寄り添うような親密な空間がたくさんできている。
例えば入口は、上空の枝を避けるために、思わず首を縮めてしまうような天井高である。
日本の茶室のにじり口が、おじぎに似たふるまいを誘発することで人を謙虚な気持ちにさせるように、ここでも客が少し頭を垂れることで素の自分に戻って、絵とじっくり向き合うことを狙っている。
カフェでは木々の下で日差しを避けたり、雨宿りをするのと同じふるまいが生まれている。
枝を避けて歩き、木陰で休みながら、森の中を散策するように絵を鑑賞できる美術館である。
建築家の中村拓志氏が設計した栃木県小山市にある美術館「録museum」!
中村拓志氏によって設計された東京の集合住宅「Dancing trees, Singing birds」と同様に樹木を避けて建てられています。
テントのような湾曲した天井や三角の窓、茶室のにじり口のような小さな入り口など計算して作られていますよ。
併設しているカフェ「録cafe」もあり居心地の良い空間となっています。
録ミュージアム&カフェ | 栃木県小山市にある中村拓志建築デザイン、私設美術館『録ミュージアム&カフェ』
宇都宮大学 オプティクス教育研究センター
光学技術の研究・教育のための施設である。
「光」に関する先端的な研究・教育の拠点となるこの施設において、それを象徴するシンボルのようなファサードデザインが求められた。
ファサードは、建物本体の外壁から持ち出したワイヤーに、100mm角のステンレスプレートを市松状に吊るしている、とてもシンプルなものである。
ステンレスプレートの表面には鏡面仕上げが施され、周りの風景が映り込む。
厚さ0.5mmの薄いプレートは、その一辺でワイヤーに吊るされているだけなので、風が吹くとゆらゆらと揺れる。
わずかに角度が振れるだけで映り込む風景が変わり、季節や光のあたり方、風の流れの変化によって様々な表情を見せる。
建築家の山本理顕氏が設計した栃木県宇都宮市にある教育・研究施設「宇都宮大学 オプティクス教育研究センター」!
ステンレスプレートを市松模様に配置したファサードが特徴で、周囲の風景を映し出してくれる鏡面仕上げとなっています。
配置されているのは建物の一面で、他はコンクリート打ちっ放しの壁となっていますよ。
栃木県に行くさいに持っていきたい1冊です。
栃木に行ったさいには行ってみたい建築ですね。
以上で有名建築家が設計した栃木の建築物9選。美術館から駅舎まででした。
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