こんにちは。
今回は有名建築家が設計した香川の建築物11選。美術館や博物館などです。
香川県には安藤忠雄氏や丹下健三氏の作品をはじめ、アートな島の直島や豊島などにも様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した香川の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した香川の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した香川の建築物を見ていきましょう。
豊島美術館
豊島美術館(てしまびじゅつかん、Teshima Art Museum)は、瀬戸内海の豊島(香川県土庄町)にある西沢立衛の設計による美術館。
瀬戸内海の島々を舞台にした瀬戸内国際芸術祭が開催中であった2010年10月17日に開館。
豊島北東部の海を望む丘陵地に建設された。
上空から見た形状は水滴をモチーフにしたもので、建物上部には2つの大きな穴が開いており、外気や太陽光が建物内部にまで入ってくる構造になっている。
建物内部には彫刻家、内藤礼による「母型」という作品が展示されている。
建築と一体となった作品で、周囲の環境や時間の経過により変化をしていくものとなっている。
建築家の西沢立衛氏が設計した香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃にある美術館「豊島美術館」!
水滴のような自由曲線の形が特徴のコンクリートシェル構造の建物で、内部は巨大なワンルームにガラスのない2つの開口部が設けてあります。
アーティストである内藤礼氏とコラボしたアート作品のような建築となっていますよ。
この美術館は村野藤吾賞や日本建築学会賞作品賞、BCS賞を受賞しています。
直島ホール(直島町民会館)
直島の地勢や特性をイメージした外観と、「環境のまち・直島」にふさわしい、太陽光・風・地下水等の自然エネルギーを積極的に活用した建造物となっております。
施設は“ホール”と“集会所”の2棟で構成され、以前の東部公民館・民生会館が担っていた地域住民の活動はもとより、スポーツ・レクリエーションや文化・芸能活動などの各種団体の活動拠点施設としての機能を、これまでと同様に確保しつつ、近年ニーズが高まっている地域の葬祭などにも活用できる施設となっております。
建築家の三分一博志氏が設計した香川県香川郡直島町にあるホールと集会所「直島ホール(直島町民会館)」!
周囲に馴染む総ヒノキ葺きの大きな屋根が印象的な建物で、内部はゆるやかな曲面の漆喰塗りとなっています。
天井に設けられたスリットから自然換気ができるようになっており、自然を活かした建築となっていますよ。
日本建築学会賞作品賞や村野藤吾賞、BCS賞を受賞しており、雑誌・Wallpaper*が主催するDesign Awards 2017のBest new public building部門の最高賞を受賞しています。
香川県庁舎
香川県庁舎(かがわけんちょうしゃ)は香川県高松市番町にある香川県の行政機関が入る建物群の総称。
現在の本館ができるまでは、これが本館と東館であった。
丹下の初期の傑作と評される。
ファサード(正面からの姿)は、日本の伝統である梁を、当時の建築技術の限界での細さで表現した。
1950年代の代表建築の一つとされ、公共建築百選にも選ばれている。
設計は、当時の金子正則知事が香川県丸亀市出身の洋画家・猪熊弦一郎から紹介されて丹下健三に会い、彼の温厚な人柄と柔軟な思考力、鋭敏な美意識と創造にかける強烈な意欲に共鳴して、「民主主義時代に相応しい庁舎を設計してほしい」と依頼したことから始まる。
金子知事の要望に応えて丹下が設計した案は、彼が旧制高校時代から尊敬し続けてきた建築家ル・コルビュジエによる近代建築の5原則に基づくものであった。
その原則とは、(1)ピロティ、(2)屋上庭園、(3)自由な平面、(4)水平連続窓、(5)自由なファサードなどであり、丹下はその原則の総てを織り込んで設計案を作成した。
竣工式のあいさつの中で丹下は、県庁舎が県民に開かれた空間であることを強調した。
1階部分の壁画「和敬清寂」は猪熊弦一郎によるものである。
猪熊は、日本のあるべき民主主義は茶の精神であり、茶の精神は和敬清寂にあり、とこの壁画で表している。
壁画の制作時、猪熊はニューヨークにいたが、現場を一度も見ないまま送られてきた作品は、寸分たがわず設置場所に収まった。
実は精密な模型を作り、作品を作り上げていた。
1999年(平成11年)に、日本の近代建築20選(DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築)に選定された。
建築家の丹下健三氏が設計した香川県の高松市にある香川県庁舎!
木造建築をイメージした梁が特徴で、コンクリート打ちっ放しで仕上げています。
丹下健三氏の初期の代表作で、ピロティを取り入れた素晴らしい建築ですね。
香川県庁舎はBCS賞を受賞しており、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選ばれていますよ。
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(まるがめしいのくまげんいちろうげんだいびじゅつかん)は香川県丸亀市にある美術館。
略称はMIMOCA(ミモカ)。
建築設計は正統派モダニズム建築家の谷口吉生。
公共建築百選に選ばれた秀作である。
延床面積8000平方メートルの大型施設であり、JR丸亀駅前広場に面して立地している。
建築家の谷口吉生氏が設計した香川県丸亀市にある美術館「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」!
駅前に建てられた大きな開口部が特徴の建物で、その左側がエントランスになります。
館内は地上3階建てで、トップライトやスリッドからうまく光を取り込んだ開放的な空間となっていますよ。
この美術館はSDA賞やBCS賞、村野藤吾賞、公共建築賞特別賞、公共建築百選を受賞しています。
四国村ギャラリー
四国村ギャラリー(しこくむらギャラリー)は、香川県高松市の四国村(四国民家博物館)にある美術館。
屋島の南麓の斜面地にあり、美術館バルコニーからは眼下に立地を生かして造成された「水景庭園」と、遠く高松市街を望むことができる。
設計は安藤忠雄。
建築家の安藤忠雄氏が設計した香川県高松市屋島中町字山畑にある美術館「四国村ギャラリー」!
コンクリート打ちっ放しが特徴の細長い箱型の建物で、比較的小さな美術館となっています。
バルコニーからは階段状に水が流れる水景庭園を見下ろすことができますよ。
香川県立体育館
香川県立体育館(かがわけんりつたいいくかん)は高松市福岡町二丁目にあった屋内競技場。
指定管理者として四電工とシンコースポーツグループが管理・運営している。
2014年9月末で閉館。
1964年に建設。
設計者は丹下健三。
競技場はスタンド席1300席収容。
主に香川県民のスポーツ団体、大会などに利用されている。
トレーニングルームは3種類ある上に、使用料金が安価で利用しやすい。
家具は剣持勇デザイン研究所。
1966年BCS賞。
建築家の丹下健三が設計した香川県高松市にある屋内競技場「香川県立体育館」!
和船をイメージした外観が特徴で、国立代々木競技場と同じ釣り構造となっています。
現在は閉館しており、取り壊しの危機にあるようです。
香川県立体育館はBCS賞を受賞していますよ。
海の駅なおしま
2006年(平成18年)10月4日にオープンしたSANAA設計によるフェリー・ターミナル。
新鋭の建築家チームSANAAの設計。海の駅の名を冠してはいるが島外からのビジターが持ち船を係留できる施設ではない。
乗船券売り場、売店、待ち合いホール、カフェ、観光案内所、ギャラリーがある。
建築ユニットのSANAAが設計した香川県香川郡直島町にあるフェリーターミナル「海の駅なおしま」!
細い支柱と薄く大きな屋根が特徴の建物で、スタイリッシュなガラス張りとなっています。
館内は観光案内所やカフェなどがあり、SANAAらしい軽やかな建築はさすがですね。
瀬戸内海歴史民俗資料館
瀬戸内海歴史民俗資料館(せとないかいれきしみんぞくしりょうかん)は香川県高松市の五色台にある人文系博物館。
国の重要有形民俗文化財2件・約5700点を含む瀬戸内海に関する資料約13万点所蔵、展示し、瀬戸内海域の歴史、文化を紹介する施設である。
建物は1974年度日本建築学会賞等を受賞し、公共建築百選、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選ばれた現代建築の秀作。
平成19年4月1日、香川県歴史博物館(現香川県立ミュージアム)と統合され、同分館の位置付けとなる。
建築家の山本忠司氏が設計した香川県高松市亀水町にある博物館「瀬戸内海歴史民俗資料館」!
石積みとコンクリート打ちっ放しが特徴の建物で、五色台の自然に調和した建築となっています。
屋上にある展望台からは瀬戸内海の美しい景色を望むことができますよ。
この博物館は日本建築学会賞作品部門受賞や公共建築賞優秀賞を受賞しており、公共建築百選やDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選定されていますよ。
豊島横尾館
豊島横尾館(てしまよこおかん)は、横尾忠則の美術館。
設計は永山祐子。
2013年の瀬戸内国際芸術祭の一環として同年豊島の漁港近くに、民家3棟を改修、および増築してつくられた。
建築、造園及び展示作品のコンセプトはアルノルト・ベックリンの代表作「死の島」から着想された。
豊島の家浦地区の中心部にあった民家を改修しつくられた、横尾忠則の美術館。
横尾の生涯のテーマである「生と死」をひとつのものとして考案されている。
非日常空間と日常空間が隣接する特徴的な敷地であったが、永山は3次元的表現である建築を絵画的2次元表現に近づけることを意図し、建築と作品の一体化を目指した。
そのために、色彩情報を隠匿するための赤い色ガラス、明度を調節するための黒ガラス、ガラスの特性の反射の効果を利用したスクリーンによって空間中に2次元的シーンを現出させる試みを行っている。
赤ガラスは美術館のテーマでもある「生と死」、隣接する「日常と非日常」の境界を意味し、片側の世界からもう一方の世界を眺め見るとき、風景はモノクロームに展開し、横尾忠則の作品である庭に配置された赤い石も消えるよう意図される。
これにより、横尾作品のコラージュであるかのごとく、作品とスクリーンから生み出された風景が3次元空間中に一体となるが、風景はひと時も同じではなく、太陽光の変化と人の動きにより刻一刻変化し、2度と同じシーンが再現されることはない。
永山はこれにより、「常に流れ循環し続けるシーンの集合体」を意図し、横尾作品の根底のテーマである「生と死」を表現した。 展示空間は、既存の建物の配置を生かして「母屋」、「倉」、「納屋」の3つから構成され、「母屋」の三連の大作絵画である「原始宇宙」「宇宙的狂気愛」を中心に平面作品11点と、日本庭園及び円塔型の建築の中にインスタレーション作品が展開され、母屋のガラス張りの床下には川が流れてる。
また作品化はトイレ内にまで及ぶ。
庭園は赤い石庭に鮮やかなタイルを敷きつめた川がながれ、敷地内には高さ14mの円塔が増設された。
横尾は「塔は男性原理、川は女性原理に見立てている」、川は「三途の川であり、ナイル川であり、生まれたばかりの命を包む羊水でもある」と説明している。
開館時に川には鯉が放流されたが、産卵し数が増えたことを横尾は「死から生が芽生えた」と表現した。
14mの円筒内部にはインスタレーションが施され、横尾自ら収集した滝のポストカードが約9000枚が貼られ、床と天井は鏡張りになっている。
建築は永山裕子。
建築家の永山祐子氏が設計した香川県小豆郡土庄町豊島にある美術館「豊島横尾館」!
古い民家をリノベーションした建物で、作品がより魅力的に見えるよう色ガラスを設けています。
「生と死」がテーマとなった様々な作品が展示されており、作品と一体となった建築となっていますよ。
地中美術館
地中美術館(ちちゅうびじゅつかん、Chichu Art Museum)は、瀬戸内海に浮かぶ離島・直島(香川県直島町)にある香川県の登録博物館。
運営は、公益財団法人福武財団。
わずか3人の作家の作品を恒久展示し、個々の作品ごとに、作品を体感する建築空間を構成している。
作品と建築・展示空間が一体となって切り離せないところに特徴がある。
香川県の直島にある安藤忠雄氏が設計した美術館「地中美術館」!
地中美術館という名前であるように地下にある美術館です。
建築家の安藤忠雄氏の代表作で、瀬戸内海の美しい景観を損なわないように地中に埋設しています。
自然光が降り注ぐことで、季節や時間によって設置された作品の見え方が変化するようになっていますよ。
クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人の作品が見れることはもちろん、安藤忠雄氏が設計した地中美術館自体がアート作品のようですね。
この作品で2007年にBCS賞を受賞していますよ。
香川県立東山魁夷せとうち美術館
香川県立 東山魁夷せとうち美術館(かがわけんりつ ひがしやまかいいせとうちびじゅつかん)は、香川県坂出市にある美術館。
建築家の谷口吉生氏が設計した香川県の沙弥島にある美術館「香川県立東山魁夷せとうち美術館」!
モスグリーンとライトグレーの外壁が特徴の小さな美術館です。
ガラス張りのカフェからは瀬戸内海と瀬戸大橋を一望することができます。
この美術館は公共建築賞優秀賞を受賞していますよ。
香川に行くさいに持っていきたい1冊です。
香川県は建築の聖地と言われており、建築巡りにおすすめですよ。
以上で有名建築家が設計した香川の建築物11選。美術館や博物館などでした。
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