こんにちは。
今回は有名建築家が設計した福島の建築物11選。美術館やホールなどです。
福島には美術館やホール、水族館、庁舎、コンベンション施設など様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した福島の建築物をまとめました。
※当サイトはアフィリエイト広告を利用していますが、当サイトが独自に作成した記事であり、第三者から依頼を受けたものではありません。
有名建築家が設計した福島の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した福島の建築物を見ていきましょう。
福島県立美術館
福島県立美術館(ふくしまけんりつびじゅつかん、Fukushima Prefectural Museum of Art)は、福島県福島市森合字西養山1番地にある福島県立の美術館である。
信夫山の麓に、福島県立図書館と併置。
福島大学経済学部森合キャンパスの跡地に1984年(昭和59年)7月に開館した。
設計は大高建築設計事務所。
絵画、版画、彫刻、工芸など1,600以上の作品を収蔵しており、福島県白河市生誕の関根正二を中心に、アメリカ合衆国20世紀の具象絵画や、福島県会津坂下町出身の版画家斎藤清のコレクションが特色である。
建築家の大高正人氏が設計した福島県福島市森合字西養山にある美術館「福島県立美術館」!
正面玄関の突き出たヴォリュームが特徴の建物で、エントランスホールには家形の形状がそのまま表れており、上部にはトップライトが設けられています。
広大な敷地に建てられており、背後の信夫山に馴染んだ建築となっていますよ。
この美術館はBCS賞を受賞しています。
福島県教育会館
福島県教育会館(ふくしまけんきょういくかいかん)は、福島県福島市にあるホールである。
福島市上浜町の阿武隈川河畔に位置する建物で、福島県内の教育文化の発展に寄与するために、福島県教職員組合の拠点施設として県内の教職員の積立金や募金により建設され、1956年に竣工した。
鉄筋コンクリート造の2階建ての建物である。
設計はミド同人で、主に福島県田村郡三春町出身で当時前川國男の事務所に在籍していた大高正人により行われた。
建物は向かって右側の事務所棟と左側のホール棟に分けられ、事務所等は鉄筋コンクリートの柱と梁でシンプルな構造に造られ、開口部が大きく確保されている。
ホール棟は折板構造の壁と波形シェル構造の屋根を組み合わせた特徴的な構造をしており、室内空間が無柱で大きく取られている。
これは世界平和記念聖堂の設計コンペにて以前に前川國男により提案されており、その時のスタッフである大高が実現したものと言える。
広島ピースセンターと並ぶ初期の戦後復興期のモダニズムの代表的建築であり、2003年にDOCOMOMOJapanにより「日本におけるモダン・ムーブメントの建築100選」に選出された。
建築家の大高正人氏を中心としたミド同人が設計した福島県福島市にあるホール「福島県教育会館」!
左側の大ホールと右側の会議室やギャラリーの2つの棟からなる建物で、事務所棟は柱と梁によるシンプルなラーメン構造となっています。
ホール棟は波形のシェルの屋根と折板構造の壁が特徴となっており、2つの棟を対比させたような建築となっていますよ。
このホール建築はDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれています。
アクアマリンふくしま
アクアマリン福島は、国内有数の水族館機能を中心とする海洋科学館です。
光と風を取り入れたガラスシェルターがこの施設を特徴づけています。
水中の世界に加え、地上の動植物生態系を含めた水際の世界を見ることができるよう計画しました。
大らかなシルエットとその透明性は、工業港の風景に対峙しつつ、海の雄大さと自然の波長に呼応しています。
東日本大震災により被災しましたが、多くの支援と努力により、4ヶ月という短期間で再オープンを果たしました。
アクアマリンふくしま | PROJECTS | 株式会社 日本設計
日本設計に所属する建築家の淺石優氏が設計した福島県いわき市小名浜字辰巳町にある水族館「アクアマリンふくしま」!
ガラスの曲面に覆われた斬新なファサードが特徴の建物で、ガラスの展望台からは360度パノラマの景色を眺めることができます。
黒潮と親潮の潮目設けられた三角トンネルは、ここでしか味わえない不思議な空間となっていますよ。
この水族館は公共建築賞や日本建築学会作品選奨、BCS賞、福島県建築文化賞など様々な賞を受賞しています。
絵本美術館 まどのそとのそのまたむこう
建築家の安藤忠雄氏が設計した福島県いわき市にある絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」!
壁一面に約1500冊の絵本が並べられており、地下1階から地上2階まで吹き抜けとなっています。
コンクリート打ちっ放しのかっこいい建物で、開口部からは太平洋を一望することができますよ。
幼稚園の付属施設で、子供たちが利用しない日は一般公開されており、ハガキを送ると日時が書かれた招待状が送られてきます。
ビッグパレットふくしま
「ビッグパレットふくしま」(福島県郡山市)は、多目的展示場と国際会議場からなる複合コンベンション施設です。
外観を特徴付ける楕円形の大屋根「マザールーフ」の形態が「ビッグパレット」という名の由来となっています。
工業と商業の都市として発展した郡山市の歴史を継承し、さらに未来に向かって人・もの・情報の「流れ」をこの地に繋留して新たな文化と経済を育む「インキュベーター(孵化器)」として、この建物が構想されました。
郡山盆地に浮かぶ「一粒の水滴」が原イメージとなってデザインコンセプトが構築されています。
屋外展示スペースは、グライダーやヨット等に使用される新素材CFRP(炭素繊維強化樹脂)製のキャノピーで軽快に覆われ、光や風を透過しながら雨を遮断する快適な環境が確保されています。
全長約220mに及ぶペデストリアンデッキは2階のエントランスロビー(アトリウムロビー)へとつながり、多目的展示ホールとコンベンションホール・会議室等のコンコース=アトリウムにつながっています。
またカテナリーカーブのルーフストラクチャー、キールトラスを結ぶ逆円錐形のファンコラム、HPシェルを横に連結したペデストリアンデッキ、カーボンファイバーなど高度な技術や最新素材を駆使したダイナミックで先進的なデザインが人々を惹き付けます。
ビッグパレットふくしま / Big Palette Fukushima | 北川原温建築都市研究所 | Atsushi Kitagawara Architects Inc.
建築家の北川原温氏が設計した福島県郡山市にある複合コンベンション施設「ビッグパレットふくしま」!
宇宙船のような巨大な建物で、多目的展示ホールやコンベンションホール、屋外展示場、会議室などが設けられています。
楕円形の大屋根が特徴となっており、内部はアルミを使用したスタイリッシュな空間となっていますよ。
この建築は日本建築学会賞作品賞やグッドデザイン賞などを受賞しています。
郡山市立美術館
郡山市美術館(こおりやましびじゅつかん)は、福島県郡山市にある美術館である。
ターナーなどのイギリス美術、岸田劉生などの日本の近代美術、および、雪村など郡山にゆかりのある美術家の絵画や彫刻のコレクションがある。
また、企画展や海外展なども年5,6回行われている。
建築家の柳澤孝彦氏が設計した福島県郡山市にある美術館「郡山市立美術館」!
広い丘稜地に建てられた建物で、石の広場を囲むようにL字型に配置されています。
前庭や展示棟は敷地に沿って、徐々に上がっていくように傾斜していますよ。
この美術館は公共建築賞やBCS建築賞、日本芸術院賞、福島県建築文化賞奨励賞など様々な賞を受賞しています。
福島県男女共生センター
建築家の槇文彦氏が設計した福島県二本松市郭内にある男女共同参画社会を目指した施設「福島県男女共生センター」!
ガラスとルーバーを組み合わせた上部と、レンガによる下部が特徴の建物で、上部と下部で違ったデザインとなっています。
内部にはカスケードと呼ばれている吹き抜けが設けられており、サンクンガーデンと呼ばれる快適なウッドデッキのテラスもありますよ。
この建築はBCS賞を受賞しています。
棚倉町文化センター倉美館
棚倉町文化センター倉美館(たなぐらまちぶんかセンターくらびかん)は、福島県東白川郡棚倉町にある多目的ホール。
1995年11月3日開館。
国内では数少ない楕円形ホールの1つ。
館内は座席数606席の大ホールの他、文化館と呼ばれる生涯学習室、宇宙館と呼ばれるプラネタリウムを有している。
名称の「倉美館」は、棚倉の「倉」と美しい文化の「美」を意味して名づけられた合成語でクラヴィーコードからヒントが得られた。
建築デザインは、東京都庁舎を担当した建築家古市徹雄により設計され、音響はサントリーホールや東京芸術劇場等の音響を担当した永田音響設計により設計されており、多目的ホールでありながら、音響を重視した造りとなっている。
天井と壁面の音響反射板、床、椅子、扉は木調で仕上げてあり、荘重で温もりのある雰囲気をかもしだしている。
全体の容積に占める1人あたりのスペースは15.3m3と、国内のホールでは最大である。
音楽、演劇、講演、映画など、様々な用途の行事に活用されている。
建築家の古市徹雄氏が設計した福島県東白川郡棚倉町にあるホール「棚倉町文化センター倉美館」!
楕円形のホールが特徴の建物で、大ホールの他にもプラネタリウムや学習室などが設けられています。
内部は吹き抜けのガレリアが魅力となっており、ガレリアの天井は総ガラス張りとなっていますよ。
この建築は東北建築賞作品賞を受賞しています。
三春交流館 まほら
三春交流館「まほら」(みはるこうりゅうかんまほら)は、福島県田村郡三春町にある三春町立のコンサートホール。
2003年4月22日開館。
座席数404席を有するまほらホールの他、移動席100席を有する小ホールから構成されている。
音楽ホールとして設計されているが、演劇や各種公演等、様々なイベントに活用されている。
元来、町公民館が実施してきた各種学級、国際交流活動も「まほら」に移転した。
愛称の「まほら」は町民からの公募により決定し、古語で「本当に優れた良い場所」というまほろばへ転じた原語。
独創的でありながら、町の雰囲気にマッチした外観や、木のぬくもりを感じさせる内装、最新鋭の機材が備えられている。
建築家の大高正人氏が設計した福島県田村郡三春町にあるコンサートホール「三春交流館 まほら」!
メインのまほらホールと小ホールからなる建物で、大屋根に包まれた落ち着いた雰囲気になっています。
同じ三春町にある三春歴史民族資料館も大高正人氏によって設計されていますよ。
このホール建築は福島県建築文化賞を受賞しています。
喜多方市新本庁舎
福島県喜多方市の新市庁舎建設のためのプロポーザル・コンペティションへの応募案。
5つの市町が合併された現在の喜多方市に対して、狭隘化、老朽化し、かつ分散している現市庁舎を、同一敷地内に建て替える計画。
敷地の形状から変形の五角形の平面を提案、同時に庁舎北側への日照の確保を行い、少しでも消雪しやすい配置とした。
既存庁舎の北側に新庁舎本棟を、既存庁舎解体後にホール棟を建てる計画。
ホール棟も五角形。
外壁をPC構造とし、喜多方の蔵の町の景観に馴染むようなデザインを提案している。
2棟の間をガラス屋根の架かった広場にして、災害時の防災拠点として積雪降雨時などにも機能するよう配慮した。
建築家の古谷誠章氏が設計した福島県喜多方市にある市庁舎「喜多方市新本庁舎」!
PCパネル壁に三津谷煉瓦をアクセントに使った本棟と五角形のホール棟からなる建物で、蔵の街である喜多方に馴染むデザインに仕上がっています。
執務室はフレキシブルな無柱空間となっており、議場の天井には地元産の飯豊スギの格子ルーバーが設けられていますよ。
この庁舎は福島県建築文化賞準賞を受賞しています。
いわきニュータウンセンター
敷地は、地域開発整備公団を開発事業者とした「いわきニュータウン中央業務地区」に位置し、施設の設計に先立ち中央業務地区全体(約5ヘクタール) のアーバンデザインが求められました。
アーバンヴォイドの概念に基づく新しい業務地区の景観を誘導する地区計画として、各所に設けたオーブンスベースが平坦な地形に活力を生み出す空間的仕掛けを提案しました。
中央業務地区の中枢施設であるこの施設は、オーブンスベースに浮かぶ島あるいは船として設定され、オーブンスベースと施設のヴォリュームとの関係性を構築しながら、これから形作られていく地区の環境的指針の提示を行いました。
いわきニュータウン中央業務地区のセンターとなるこのオフィスビルは2つの銀行、市民サービスセンター、情報関連企業、郵便局、整備公団、レストラン、カフェなどが入る複合ビルです。
中央業務地区全体のアーバンデザインに調和するよう大きなひとつのヴォリュームにすることを避け、表現の異なる二つのブロックとし、赤いステッブとブリッジが印象的なアトリウムロビーで連結しています。
また森に隣接する面は段状にしてテラスを設け植栽を施し、森への連続感を演出すると同時に、テラスには社員の休憩スベースなどを配し快適なオフィス空間を実現しました。
いわきニュータウンセンター / Iwaki New Town Center | 北川原温建築都市研究所 | Atsushi Kitagawara Architects Inc.
建築家の北川原温氏が設計した福島県いわき市中央台飯野にある複合ビル「いわきニュータウンセンター」!
二つの異なるデザインをアトリウムでつないだ建物で、アトリウムは赤い階段やブリッジが設けられたインパクトのある空間となっています。
北側はランダムな開口部が特徴的で、それに対して、南側はシンプルなカーテンウォールとなっていますよ。
福島県に行くさいに持っていきたい1冊です。
どれも福島の建築めぐりに外せないおすすめの建物となっていますよ。
以上で有名建築家が設計した福島の建築物11選。美術館やホールなどでした。
有名建築家が設計したホテルをまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した東北の建築物をまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した山形の建築物をまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した青森の建築物をまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した秋田の建築物をまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した仙台・宮城の建築物をまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した岩手の建築物をまとめた記事はこちら
有名建築家が設計した北海道・札幌の建築物をまとめた記事はこちら