こんにちは。
今回は建築家のザハ・ハディッドの建築作品12選。代表作のヴィトラ消防ステーションやアクアティクス・センターなどです。
新国立競技場のデザインでも話題になった女性建築家のザハ・ハディッド。
女性単体で初めてプリツカー賞を受賞するなど、世界的にも高い評価を得ています。
曲線を多用した建築で、世界各地に様々な建築物を手掛けていますよね。
そこで、今回は建築家のザハ・ハディッドの建築作品をまとめました。
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ザハ・ハディッドとは
ザハ・ハディッド(ザハ・ハディド、ザハ・ハディードとも表記、アラビア語: زها حديد、アラビア語ラテン翻字: Zaha Hadid、1950年10月31日 – 2016年3月31日)は、イラク・バグダード出身、イギリスを拠点に活躍した建築家。
現代建築における脱構築主義を代表する建築家の一人で、コンテストに優勝しても、デザインが奇抜すぎて建築されなかったことも多いことから、「アンビルト(建たず)の女王」の異名を持っていた。
近年では、建築技術の進歩により建築可能物件が増えてきている。
3次元CADを用いコンピューテーショナルデザインやパラメトリックモデリングの手法を駆使し、従来にない曲線的なデザインを実現してきた。
建築家のザハ・ハディッドの建築作品!
ここからはいよいよ、実際に建築家のザハ・ハディッドの建築作品を見ていきましょう。
ヴィトラ消防ステーション
この建物は、1981年の火災を受け、自衛消防団の必要性から、消防署としてザハ・ハディドによりデザインされました。
しかし数年後にはヴァイルアムライン消防署、バーゼル消防署が連携してキャンパスを管轄することとなったため、自衛消防団は解散します。
このファイヤーステーションは、斬新で難解なデザイン故に実現が難しく、アンビルドの女王として有名なザハ・ハディドにとっての初めて建造された作品となりました。
建物内は消防車用ガレージや消防員のためのシャワー室や更衣室、会議室やキッチンスペースもあります。
その彫刻のような建築は現場でコンクリートを型にはめて造られ、鋭角なシルエットは、隣接する建物とは違う特別な存在感が漂い、その空間はビジターに非日常的な印象を与えます。
現在では、この建物はヴィトラデザインミュージアムが開催する小規模な展示会やプレスカンファレンスなどのイベントに使用されています。
Vitra | Fire Station / ファイヤー ステーション
ドイツのヴェイル・アム・ラインにあるザハ・ハディッドが設計した消防署「ヴィトラ消防ステーション」!
ザハ・ハディッドのデビュー作で、実際に建てられた最初の建築作品となっています。
シャープな軒や斜めの壁が特徴のコンクリート打ちっ放しのかっこいい建物です。
現在は展示スペースやイベントなどに活用されていますよ。
アクアティクス・センター
アクアティクス・センター (英: Aquatics Centre) は、ロンドンのニューアム特別区ストラトフォードに位置するストラトフォード・シティのオリンピック・パーク内に建設された屋内水泳施設。
50メートルの競泳用プールおよび25メートルの飛込用プールを備え、2012年のロンドンオリンピックおよびロンドンパラリンピックで使用された。
アクアティクス・センターはプリツカー賞を受賞した実績をもつ設計者のザハ・ハディッドによって、ロンドンが五輪招致に成功する前の2004年に設計された。
ロンドン東部のストラトフォードにあるオリンピック・パーク内に位置し、ウォーターワークス川を挟んでオリンピック・スタジアムの向かい側、ウォーター・ポロ・アリーナに隣接する形で建設された。
曲線を描く屋根に特徴があり、オリンピック・パークに来場する訪問客が園内に入って最初に目にする施設となるだろう。
プロジェクト設計者はJim Heverin。
建物は高さが45メートル、長さが160メートル、幅が80メートルある。
イギリスのロンドンのあるザハ・ハディッドが設計した水泳競技場「アクアティクス・センター」!
ロンドンオリンピック・パラリンピックの水泳会場として建てられた建物で、曲線の屋根が特徴的となっています。
オリンピック終了後は仮設の客席部分が解体され、市民にも開放されたプール施設となっていますよ。
London Aquatics Centre | Better Swimming Pool, Diving Pool and Gym
ヘイダル・アリエフ・センター
ヘイダル・アリエフ・センター(アゼルバイジャン語: Heydər Əliyev Mərkəzi、英語: Heydar Aliyev Center)は、アゼルバイジャンの首都、バクーにある複合施設である。
ヘイダル・アリエフ文化センターとも。
この施設は、アゼルバイジャン前大統領のヘイダル・アリエフの名を冠している。
設計はイギリスの建築家ザハ・ハディッド。
2011年に放送されたディスカバリーチャンネルの番組『エキストリーム・エンジニアリング』ではアゼルバイジャンの都市開発に登場している。
2012年5月12日にイルハム・アリエフ大統領が出席して完成式が行われ、正式に落成した。
アゼルバイジャンの首都のバクーにあるザハ・ハディッドが設計した複合施設「ヘイダル・アリエフ・センター」!
曲線を多用したインパクトのある建物で、見る角度によって違う表情を見せてくれます。
内部は白を基調とした洗練された空間となっていますよ。
国立21世紀美術館(MAXXI)
イタリアのローマにあるザハ・ハディッドが設計した美術館「国立21世紀美術館(MAXXI)」!
曲線と直線を組み合わせたような建物で、キャンチレバーの突き出た部分は展示室となっています。
内部は3層吹き抜けのエントランスホールが設けられており、黒い階段やスロープが交差した空間となっていますよ。
MAXXI | Museo nazionale delle arti del XXI secolo
北京・銀河SOHO
中国の首都、北京にあるザハ・ハディッドが設計した商業施設とオフィス「北京・銀河SOHO」!
4つの卵型のタワーを緩やかにカーブしたブリッジで繋いだ建物で、4棟それぞれの中心には吹き抜けが設けられています。
直線部分がほとんどない曲線デザインの斬新な作品で、北京のランドマーク的存在となっていますよ。
リバーサイドミュージアム
イギリスのグラスゴーにあるザハ・ハディッドが設計した博物館「リバーサイドミュージアム」!
ギザギザの屋根がインパクト抜群の建物で、波をイメージしたデザインが特徴となっています。
建物の両側がガラス張りの開口部となっており、街側から海側を曲折しながら繋いでいますよ。
Riverside Museum — Glasgow Life
東大門デザインプラザ(DDP)
韓国のソウルにあるザハ・ハディッドが設計した文化複合施設「東大門デザインプラザ(DDP)」!
アルミパネルに覆われた巨大な建物で、UFOのような近未来的なデザインに仕上がっています。
アルミのパネルの一部には小さな穴が空いており、そこから自然光を取り入れていますよ。
ノルドパーク・ケーブル駅
オーストリアのインスブルックにあるザハ・ハディッドが設計した駅舎「ノルドパーク・ケーブル駅」!
氷をイメージした外観が特徴の建物で、曲線の美しい作品となっています。
氷のような質感も再現されており、おもしろい建築に仕上がっていますよ。
広州大劇院
広州大劇院(こうしゅうだいげきいん、簡体字: 广州大剧院)は中華人民共和国広州市天河区江西路1号に位置する劇場。
建築はザハ・ハディドに設計された。
2005年1月に着工、2010年5月9日に完成した。
当初は「広州歌劇院」の仮称であったが、2010年4月に「広州大劇院」に改称された。
中国の広州にあるザハ・ハディッドが設計したオペラハウス「広州大劇院」!
パール川の小石をモチーフにしたファサードが特徴の建物で、二つの岩を組み合わせたようなデザインに仕上がっています。
オペラハウス内部は美しい星空のようなキラキラとした照明が設置されていますよ。
北京大興国際空港
北京大興国際空港(ペキンだいこうこくさいくうこう 中国語: 北京大兴国际机场)は、中華人民共和国北京市大興区(礼賢鎮および楡垡鎮)と河北省廊坊市広陽区にある国際空港である。
北京市中心部の天安門から南方46kmに位置する4700haの敷地に建設された。
建築家ザハ・ハディッド設計によるヒトデ形の空港ターミナルビルは、単体では世界最大であり(103万m2)、4本の滑走路を有し、当面は7200万人程度の利用者数を想定しているが、最終完成時には滑走路は8本になって1億2000万人超の処理能力を備えるとされる。
5GとAIによる顔認証を活用したスマートグラスや自動駐車ロボットなど空港には中国の最先端技術が投入されている。
総事業費は140億ドルを見込む。
中国の北京にあるザハ・ハディッドが設計した北京大興国際空港のターミナルビル!
ヒトデのようなデザインが特徴のターミナルビルで、搭乗ゲートが放射状に配置されています。
内部は天井や壁、柱までも流線形のデザインを採用しており、ザハ建築らしい作品に仕上がっていますよ。
モーフィアス
Morpheus Hotel at City of Dreams, Macau – Architecture – Zaha Hadid Architects
マカオにあるザハ・ハディッドが設計したラグジュアリーホテル「モーフィアス」!
自由造形による外骨格鉄骨構造を世界で初めて採用した建物で、3つの穴が貫通する斬新なファサードが特徴となっています。
内部に柱を必要としない開放的な空間となっており、高さ35mの吹き抜けをもつロビーは圧巻ですよ。
香港理工大学 ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー
香港にあるザハ・ハディッドが設計した大学の施設「香港理工大学 ジョッキー・クラブ・イノベーション・タワー」!
近未来のような大胆なファサードが特徴の建物で、外観だけでなく、内部も複雑な構造に仕上がっています。
ギャラリーなども設けられて一般の方でも入れるようになっており、日本から最も手軽にザハ建築を見ることができる建築物の一つとなっていますよ。
ザハ・ハディドの作品集もありますよ。
どの作品も独創的で斬新なデザインになっていますね。
以上で建築家のザハ・ハディッドの建築作品12選。代表作のヴィトラ消防ステーションやアクアティクス・センターなどでした。
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