こんにちは。
今回は建築家の高松伸の建築作品10選。代表作のキリンプラザ大阪や植田正治写真美術館などです。
迫力のあるドローイングでも有名な高松伸氏。
メタリックな存在感のある建築で、国内外に様々な建築物を手掛けていますよね。
そこで、今回は建築家の高松伸の建築作品をまとめました。
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高松伸とは
高松 伸(たかまつ しん、1948年8月5日 – )は、島根県出身の、日本の建築家。
京都大学名誉教授。
工学博士。
一級建築士。
株式会社高松伸建築設計事務所代表取締役。
日本建築学会会員、アメリカ建築家協会名誉会員(AIA)、ドイツ建築家協会(BDA)名誉会員、英国王立建築家協会会員(RIBA)。
1984年、「織陣Ⅰ」にて日本建築家協会新人賞を受賞し建築家としてデビューを飾る。
1989年、40才にして日本建築界最高の栄誉であるところの日本建築学会賞を「キリンプラザ大阪」にて受賞。
その後、芸術選奨文部大臣賞、国土庁長官賞、建築業協会賞(BCS賞)、公共建築賞など数々の賞を受賞する。
「天津博物館」、「ドイツ・ドュースブルグ市駅前再開発」などの国際設計競技にて最優秀賞を獲得するなど、海外でも活躍。
また、独自の建築論を展開し、著述家としても有名。
主な著書に、陽のかたち(筑摩書房)、王国(青幻舎)、夢のまにまに夢を見る(TOTO出版)、もうひとつの家(インデックスコミュニケーションズ)などがある。
1997年、母校である京都大学大学院工学研究科建築学専攻教授に就任、2013年に退官するまで16年間に渡って後進の指導に努めた。
建築家の高松伸の建築作品!
ここからはいよいよ、実際に建築家の高松伸の建築作品を見ていきましょう。
植田正治写真美術館
植田正治写真美術館(うえだしょうじしゃしんびじゅつかん)は、鳥取県西伯郡伯耆町にある写真家植田正治の個人美術館である。
1995年9月23日に開館した。
「UEDA-Cho(植田調)」の語源である世界的写真家植田正治の顕彰を目的として開設された施設で、本人から寄贈された15,000点の作品を収蔵、常設展示し、植田の芸術とプロフィールを紹介する。
美術館は植田の故郷鳥取県境港市近くの伯耆町に立地し、建物のスリット状の隙間から伯耆富士の形状の大山と水面に写る「逆さ大山」を望むことができるように設計されている。
建物の形状は、植田の1939年の作品である「少女四態」をモチーフに設計された。
鳥取県西伯郡伯耆町にある建築家の高松伸氏が設計した美術館「植田正治写真美術館」!
コンクリート打ちっ放しにスリットが入った外観が特徴で、その空いた隙間からは大山を望むことができます。
スリット下部には人口池が設置されており、逆大山も楽しむことができ、SNSでも人気のスポットとなっていますよ。
この作品で1996年に芸術選奨文部大臣賞を受賞しています。
KPOキリンプラザ大阪
KPOキリンプラザ大阪(KPOキリンプラザおおさか、KPO)は、大阪市中央区にあった複合文化ビルである。
設計者として起用された、高松伸によるハイテックで特徴的な外観のテーマは、“灯の塔(ひのとう)”。
高さ約20mに及ぶ行灯状の光塔は建物を大きく目立たせるために考えらえたもので、夜間には、内蔵された約5000本の蛍光管が灯された。
また、3Fにあるレストランの内装も高松が手掛けている。
大阪府大阪市中央区にあった建築家の高松伸氏設計の商業施設「KPOキリンプラザ大阪」!
高松伸氏の代表作の一つで、行灯をモチーフにした外観が特徴となっています。
ハリウッド映画「ブラック・レイン」で使用されたことでも有名ですが、現在は残念ながら解体されていますよ。
この作品で1989年に日本建築学会賞を受賞しています。
国立劇場おきなわ
国立劇場おきなわ|Projects|株式会社高松伸建築設計事務所
国立劇場おきなわ(こくりつげきじょうおきなわ、英語:National Theatre Okinawa)は、2004年1月18日に沖縄県浦添市に開場した劇場である。
全国で5番目に開場した国立劇場で、沖縄伝統芸能の保存振興を図ることを主な目的として設置された。
延床面積は14,729m2の、地上3階また地下1階の劇場で、大劇場は632席、小劇場は255席の客席数を擁する。
施設外観として、琉球王国時代の家屋などを基にしたデザインで設計され、外壁は斜めに交差した網代形の竹組みをモチーフにしている。
屋根には琉球瓦や琉球石灰岩を、海に近く塩害を防ぐ為に外壁には耐食性の高いプレキャストコンクリートを使用している。
2006年には第47回建築業協会賞(BCS賞)、2008年には第11回公共建築賞を受賞している。
沖縄県浦添市にある建築家の高松伸が設計した劇場「国立劇場おきなわ」!
沖縄の伝統的なチニブをモチーフにした外壁が特徴で、美しいカーブを描いています。
沖縄らしさも取り入れたインパクトのある建物ですね。
この作品で第47回BCS賞や第11回公共建築賞を受賞しています。
ナンバヒップス
ナンバヒップス(namBa HIPS)は、大阪府大阪市中央区難波1丁目にある複合レジャー施設である。
この施設は、2007年12月13日、平川商事により開業した。
最大の特徴は日本初のビル壁面設置型フリーフォール「ヤバフォ」。
(現在はフリークライミングウォールに改造)
地上12階・地下2階建てで、アミューズメントフロア、ゴルフフロア、スパフロア、飲食フロアなどから構成される。
総事業費は180億円。ビルのデザインに建築家の高松伸を起用した。
大阪府大阪市中央区難波にある建築家の高松伸氏が設計した複合商業施設「ナンバヒップス」!
砂時計をモチーフにした窪みが特徴の建物で、「ヤバフォ」というフリーフォールが設置され話題になりました。
フリーフォールは機械トラブルにより休止となり、現在はフリークライミングウォールになっていますよ。
くにびきメッセ
くにびきメッセこと、島根県立産業交流会館(しまねけんりつさんぎょうこうりゅうかいかん)は、島根県松江市にある展示場、会議室を備えた山陰地方最大規模のコンベンション施設。
島根県松江市にある建築家の高松伸氏が設計した複合施設「くにびきメッセ」!
館内の中央にあるガラスウォールの空間には円錐や球などの茶室?がおさめられており、斜めにかかった空中回廊も設けられています。
隣には高松伸氏が設計した松江地方合同庁舎が建っていますよ。
みなとさかい交流館
鳥取県境港市大正町にある建築家の高松伸氏が設計したフェリーターミナル「みなとさかい交流館」!
高松伸らしいメタリックな建築が特徴のインパクトのある建物です。
2012年に雨漏り防止の改修工事が行われ、現在は当初よりシンプルな外観となっていますよ。
仁摩サンドミュージアム
仁摩サンドミュージアム(にまサンドミュージアム)は、島根県大田市仁摩町天河内にある砂の博物館である。
建物はガラス張りの6つのピラミッド群からなっており、仁摩町出身者である高松伸の設計による。
島根県大田市仁摩町天河内にある建築家の高松伸氏が設計した博物館「仁摩サンドミュージアム」!
ピラミットモチーフのガラスでできた6つの建物で構成されていますよ。
建物に必要な空間は地下に入っており、外から見えるピラミットの部分はトップライトとなっています。
中央にある一番大きな建物には世界最大の一年計砂時計「砂暦(すなごよみ)」が設置されていますよ。
美麗島駅
美麗島駅(メイリーダオえき、びれいとう/びれいじまえき)は台湾高雄市新興区にある高雄捷運紅線と橘線の駅。
中山一路と中正三路交差点(大港埔ロータリー/別名は中正路ロータリー)の下に位置し、駅番号はO5/R10。
高雄捷運の初期開業路線で唯一の(高雄捷運同士の)乗換駅である。
美麗島駅という名称は1979年12月10日に台湾を震撼させた民主化運動の美麗島事件から名付けられている。
本駅のパブリックアートはMaestro Narcissus Quagliata(中国語:水仙大師)による祈りを表現した「光之穹頂(The Dome of Light)」と題したステンドグラス作品である。
地上の出口は高松伸が設計した。
台湾の高雄市にある建築家の高松伸氏が設計した地下鉄の駅「美麗島駅」!
ガラスで覆われた4つの出入り口は合掌をモチーフにしています。
美麗島駅はアメリカの旅行サイトで世界で2番目に美しい駅に選ばれていますよ。
四天王寺小学校
四天王寺小学校(してんのうじしょうがっこう)は、大阪府藤井寺市春日丘三丁目に所在する私立小学校。
大阪府藤井寺市春日丘にある建築家の高松伸氏が設計した小学校「四天王寺小学校」!
ウッドデッキの中庭を囲んだL字型の建物で、飛び出した赤いキャンティレバーも特徴的です。
後に建てられた四天王寺学園中学校や四天王寺小学校体育館も高松伸氏の設計によるものですよ。
能勢妙見山 星嶺
兵庫県川西市にある建築家の高松伸氏が設計した信徒会館「能勢妙見山 星嶺」!
矢筈をモチーフにした外観が特徴の建物で、ガラスと木で構成されています。
最上階にはガラスの2重構造となった透明な床がある礼拝堂がありますよ。
この作品で1999年に第40回BCS賞を受賞しています。
信徒会館「星嶺」 – 妙見山を知る | 日蓮宗霊場 能勢妙見山
どの作品もインパクト抜群ですね。
以上で建築家の高松伸の建築作品10選。代表作のキリンプラザ大阪や植田正治写真美術館などでした。
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