こんにちは。
今回はグラフィックデザイナーの原研哉がデザインした作品10選。代表作の無印良品のVIなどです。
無印良品のイメージが強いグラフィックデザイナーの原研哉氏。
無駄のないシンプルなデザインが特徴で、広告デザインやアートディレクションなど幅広く活躍していますよね。
そこで、今回はグラフィックデザイナーの原研哉がデザインした作品をまとめました。
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グラフィックデザイナーの原研哉がデザインした作品!
ここからはいよいよ、実際にグラフィックデザイナーの原研哉がデザインした作品を見ていきましょう。
無印良品 企業広告
1980年、当時の流通業界を牽引してきた堤清二とデザイナーの田中一光による思想の交感から誕生した無印良品。
「簡素は時に豪華を凌駕する」という創業当初の考えを携えながら、現在ではスプーン1本から家まで、暮らし全般を支える受容力の大きな存在へ移行しつつある。
2002年より原研哉がアートディレクションを担当。
広告キャンペーンをはじめとしたコミュニケーションのデザインのほか、総合的なヴィジョンづくりのお手伝いもしている。
無印良品 企業広告 | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
GINZA SIX
2017年銀座6丁目の中央通りに開業した「GINZA SIX」は、国内外の241のブランドが集結した商業施設である。
ロゴは、ラグジュアリーブランド、コンテンポラリーアート、伝統やハイテクノロジーなど多様な価値を統合するにふさわしい「軸性」を意識したデザインとし、シンプルで強靱な4文字の造形を、建築中央に刻り込むように配している。
GINZA SIX | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
蔦屋書店
1983年大阪の枚方に誕生した蔦屋書店は「本、音楽、映画を通してライフスタイルを提案する」店であった。
2011年代官山に誕生した蔦屋書店は、当初の顧客世代であった団塊世代にもう一度向き合い、新たなマーケットを作り出していく試みである。
蔦屋書店 | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
長野オリンピック 開閉会式プログラム
長野オリンピックの開会式・閉会式のプログラム。
表紙には雪と氷をイメージさせる紙を特別に開発して用いた。
白いふっくらとしたテクスチャーの紙は、加熱型押しすると、凹んだ部分があたかも氷や新雪に残る足跡のように半透明に透ける。
この素材感が雪と氷の祭典の記憶やイメージを引き受けることになる。
テキストのタイポグラフィは、日本語を縦組み、英・仏語を横組みというハイブリッドな組版を試みている。
長野オリンピック 開閉会式プログラム | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
梅田病院
清潔さはデザインできるか。
一流のレストランが白いテーブルクロスをする理由は、意識の行き届いた清潔なテーブルをお客に用意していることを示すためである。
清潔さがサービスの指標となるのは病院も同じ。
信頼と安心を媒介するものを見立てていく。
梅田病院 | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
松屋銀座
2000年、松屋銀座は「生活デザイン」から「ファッション」へとイメージの主軸をシフトした。
世界のファッション・ブランドが多数導入され、一角にルイ・ヴィトンのグランドショップを抱える松屋には、全てのブランドを包み込む大きなアイデンティティの構築が必要だった。
松屋銀座 | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
JAPAN HOUSE
外務省の対外文化発信拠点事業JAPAN HOUSEの方針は「日本を知る衝撃を世界へ」。
「いかに日本を知らなかったか」という静かで深い衝撃を通して、世界のより多くの人々に日本に関心を持ってもらうことにある。
ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロの三都市に上質な飲食店、ギャラリー、ライブラリー、物販、シアターなど多様なアクティビティを集約した複合施設を起き、日本への新鮮な興味を喚起していく。
JAPAN HOUSE | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
2020東京五輪エンブレム 第1回設計競技案
2020東京五輪のエンブレムに関する設計競技が、応募104案のうち1点しか公開されないまま、白紙撤回されました。
プロフェッショナルたちによって競われた最初の競技がいかなるものであったかを公表することは、グラフィックデザインが広く理解されるためにも、五輪エンブレムの今後を考えていくにも、貴重な資料の提供になるはずです。
そこで、次点と公表されたのち、一部が出所不明の漏洩にも見舞われた自作案を、著作権が手元に戻ってきた現時点で、可能な限り忠実に公開します。
(発表内容を個人に帰属する制作物の範囲内にとどめるため、「五輪マーク」と「TOKYO 2020」は、コンペティションに提出したものとは異なる代替物としています)
五輪案は「躍動する地球」「心臓の鼓動」「頂点」をシンボライズしました。
二つの「星」は、惑星的な規模の地平線にうかぶ他の天体、太陽と月を暗示すると同時に、超越する個のせめぎ合いを表現しています。
赤は躍動と情熱の色であり日本の伝統色です。
パラリンピック案は、はじける「歓喜」「共振」「祝祭性」を表現しています。
空を翔けめぐり歓喜を伝える「飛天」のイメージです。
二つのエンブレムは、赤1色で、影のない三次元の球体として設計しており、かたちにおける独創性の根拠の一角をなします。
いずれも手で探し当てた独自の造形です。
アイデンティティのデザインを考える上で、多様なコミュニケーション・シーンに対応できるかどうかを検証することは、今日のデザイン・プランニングにおいては必須の作業と考えます。
特に今回は二つのエンブレムの関係性が重要だと考えました。
提出した資料は多岐にわたる検証作業から厳選した14枚の画像で、動画イメージも不可欠と考え参考資料の一部として提出しています。
デザイナーとして最初の設計競技に真摯に参加しましたが、これはただエンブレムのみを決めるという一義的な意味ではなく、組織委員会の中に、きちんと機能するデザイン委員会が組織されていく道程の端緒であると受け止めています。
新たな公募が示されました。
参加資格は18歳以上、提出画像は2枚のみ。
デザインマラソンのランナーの数は膨れ上がりそうです。
それがどんなレースになるかは走ってみなければわかりませんが、2020東京五輪の成功に向けて、気持ちを前へとたてなおします。
2020東京五輪エンブレム 第1回設計競技案 | HARA DESIGN INSTITUTE
森ビル
森ビルは「立体緑園都市」を掲げ、日本やアジアでそのヴィジョンをかたちにしている都市開発の会社である。
原デザイン研究所では、森稔前会長の時代からこの構想について対話を重ね、VI計画を通して思想をビジュアライズしてきた。
それは、シンボルマークの作成をはじめ、既存ビルのサイン刷新といった継続的な品質改善にまで及んでいる。
森ビル | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
ピエール・エルメ
繋ぎ目のないなめらかな曲線のフォルムと繊細な白のテクスチャーが特徴のこのデザインは、ピエール・エルメの代表作、『イスパハン』のパッケージ。
ホイップクリームのようなかたち、生地を指で押したようなかたち、そして、丸く膨らんだ真白で張りのあるかたち。
いずれも柔らかくケーキを包みこむ。
最大のポイントは、パルプでできた官能的なふくらみ。
曲線と曲線を滑らかに繋いだ柔らかな丸いフォルムは、手による造形のスタディにより実現できたものである。
パリ本店 PIERRE HERMÉ PARIS Bonaparte とVaugirad、一部東京店にて限定販売された。
ピエール・エルメ | WORKS | HARA DESIGN INSTITUTE
原研哉は本も出していますよ。
その中でも特に人気があるのがこの「デザインのデザイン」と「白」です。
どの作品もシンプルで素晴らしいですね。
以上でグラフィックデザイナーの原研哉がデザインした作品10選。代表作の無印良品のVIなどでした。
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