こんにちは。
今回は建築家の原広司の建築作品9選。代表作の梅田スカイビルや京都駅などです。
集落や巨大建築のイメージが強い原広司氏。
代表作の京都駅ビルや梅田スカイビル、札幌ドームをはじめ様々な建築物を手掛けていますよね。
そこで、今回は建築家の原広司の建築作品をまとめました。
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CONTENTS
原広司とは
原 広司(はら ひろし、1936年9月9日[1] – )は、日本の建築家。
東京大学名誉教授。
神奈川県川崎市生まれ。
1955年 長野県飯田高等学校卒業、東京大学入学
1959年 東京大学工学部建築学科卒業
1961年 RAS設計同人設立
1964年 東京大学大学院数物系研究科建築学専攻博士課程修了(工学博士)
1964年 東洋大学工学部建築学科助教授
1969年 東京大学生産技術研究所助教授
1982年 東京大学生産技術研究所教授
1997年 東京大学を定年退官し東京大学名誉教授の称号を得る
現在は世界中の集落調査を基盤に、原広司+アトリエファイ建築研究所での設計活動を展開している
建築家の原広司の建築作品!
ここからはいよいよ、実際に原広司の建築作品を見ていきましょう。
京都駅ビル
京都駅ビル(JR西日本)は、日本の鉄道駅舎としては異例の国際指名コンペ方式で行われ、新駅ビル設計者には原広司、安藤忠雄、池原義郎、黒川紀章、ジェームス・スターリング、ベルナール・チュミ、ペーター・ブスマンの7名の複数の建築家が指名された。
設計審査の結果、先ず原広司案、安藤案、スターリング案の3案に絞り込まれ、さらなる協議を経て、原広司案が最終案として採用された。
京都駅周辺は高さ120mまでの建築物が建築可能となる特例措置が設けられているが、高さ制限の緩和は古都の景観を損なうものとして反対意見も根強かったため、建物の巨大さ、高さに起因する圧迫感を回避し、いかに周辺環境との調和を図るかが作品の評価のポイントとなった。
採用された原広司案は、最大高さを60mに抑えた上で、南北方向の道路に合わせて建物を分割して視線を通すなど、圧迫感を回避するような配慮が随所に見られる。
京都駅ビルは、東側にホテルグランヴィア京都、西側に百貨店のジェイアール京都伊勢丹が位置する。
その間の中央コンコースは、4000枚のガラスを使用した正面と大屋根で覆う広々とした吹き抜け(横幅147m、奥行29m、高さ50m)になっている。
吹き抜けの最上部には地上45mの空中径路が通っている。
吹き抜けから東西へは渓谷状の階段が設けられている。
伊勢丹側の大階段は段数171段、高低差は11階建てビルに相当する35m、全長は70mある。
大階段はコンサートや、毎年2月の「JR京都駅ビル大階段駆け上がり大会」(主催:KBS京都)などイベント会場としても利用されるほか、カップルや観光客の憩いの場ともなっている。
また、非常時の避難経路となることも想定されている。
京都駅ビルの延床面積238,000m2の内訳は、駅施設が約12,000m2、ホテルグランヴィア京都が約70,000m2、百貨店などの商業施設が約88,000m2、「美術館・えきKYOTO」などの文化施設が約11,000m2、駐車場が約37,000m2、行政関係施設などが約38,000m2、となっている。
他都市の大規模な駅ビルの場合、面積のかなりの部分を企業向けの賃貸オフィスに割いていることが多いのに対して、京都駅ビルはそうした部分をほとんど持たない。
京都府京都市下京区にある原広司氏が設計した駅舎「京都駅ビル」!
中央コンコースの巨大な吹き抜けが特徴の建物で、ガラスのファサードには京都の町並みや京都タワーが写りこむようになっています。
京都のイメージにそぐわないという意見もあって賛否両論のようですが、個人的には好きな建築の一つです。
この作品は原広司氏の代表作の一つで、第40回BCS賞や第8回ブルネル賞などを受賞していますよ。
京都駅ビル [Kyoto Station Building]
梅田スカイビル
梅田スカイビル(うめだスカイビル)は、1993年3月に完成した、大阪府大阪市北区大淀中の新梅田シティ内にある超高層ビルである。
地上40階・地下2階、高さ約173メートルの超高層ビルである。
設計は原広司。
その独特の形状から大阪のランドマークとなっている。
イギリスの出版社ドーリング・キンダースリー(英語版)が選ぶ「TOP 20 BUILDINGS AROUND THE WORLD」の一つに、アテネのパルテノン神殿、ローマのコロッセオといった歴史的建造物と共に選出されるなど世界的に有名な建築物で、2017年の空中庭園の入場者150万人のうち外国人は75%を占める約113万人となっている。
タワーイースト(東棟)、タワーウエスト(西棟)の2棟で構成され、その頂部を連結するように円形の空中庭園展望台を設置した構造が特徴である。
これにより地震、風、振動への耐性が強化されている。
この空中庭園は地上で組み立ててからワイヤーロープでつり上げる「リフトアップ工法」で施工された。
また、イースト・ウエスト両棟を行き来するため22階に連絡通路が設けられている。
ビル最上部の空中庭園展望台からは梅田を中心とした大阪の都心と遠景を一望できる(有料)。
超高層ビルの展望台としては珍しく屋上に設置され、360度の視界と全天を風を感じながら眺められる展望台は観光スポットとして人気があり開業15年目の2008年5月5日には入場者数が1,000万人を突破、2015年7月31日には1,500万人に到達した。
空中庭園展望台には「空中庭園大明神」を祀る社があり、御利益は恋愛成就。
ビル固有の郵便番号はタワーイーストが531-60xx、タワーウエストが531-61xx(xxは階層)。
大阪府大阪市北区大淀中にある原広司氏が設計した超高層ビル「梅田スカイビル」!
ミラーガラスを多用した2棟のビルが上部で連結した門型のデザインが特徴の建物で、大阪のランドマークとなっています。
連結した部分は空中庭園となっており、外国人にも大人気となっていますよ。
この作品は原広司氏の代表作となっており、英紙タイムズの「世界を代表する20の建造物」の一つに選ばれています。
札幌ドーム
札幌ドーム(さっぽろドーム、英称: Sapporo Dome)は、北海道札幌市豊平区羊ケ丘にあるドーム球場である。
施設は札幌市が所有し、札幌市と道内財界各社が出資する第三セクター・株式会社札幌ドームが運営管理を行っている。
日本で唯一の完全屋内天然芝サッカースタジアムであり、天然芝サッカー場移動方式「ホヴァリングシステム」を世界で初めて採用した。
このシステムによりサッカー用天然芝グラウンドと野球用人工芝グラウンドの併用が可能となっている。
「第44回BCS賞」・平成14年度(2002年)「赤レンガ建築賞」受賞。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアム、日本プロ野球(NPB)パシフィック・リーグの北海道日本ハムファイターズの本拠地球場として使用されている。
以前はプロ野球マスターズリーグ・札幌アンビシャスも札幌ドームを本拠地としていた。
また各種イベントにも利用されており、様々な国際大会が開催されている。
開業時より「Hiroba」の愛称がある。
2017年現在、パシフィック・リーグで唯一命名権を導入していない本拠地球場でもある。
開業15周年を迎えた2016年6月2日にマスコットキャラクター「チャームコロン」が誕生。
建築家の原広司氏が設計した北海道札幌市豊平区羊ケ丘にあるドーム球場「札幌ドーム」!
屋根のあるクローズドアリーナと屋根のないオープンアリーナが向かいあった建物で、眼鏡の形がモチーフになっています。
札幌ドームの屋根は除雪いらずの固定型シェル(貝)型となっており、屋根から突き出た部分は展望台となっていますよ。
この作品も原広司氏の代表作と言われており、第44回BCS賞や北海道赤レンガ建築賞を受賞しています。
飯田市美術博物館
飯田市美術博物館(いいだしびじゅつはくぶつかん)は、長野県飯田市にある市立の美術館兼博物館である。
伊那谷の自然と文化を基本テーマとし、美術、自然科学及び人文科学に関する資料を収集し、保管し、展示して、市民の利用に供し、その教養、調査研究等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究を行うことを目的とする。
建物の設計は原広司設計+アトリエファイ建築研究所。
鋸刃のような屋根は南アルプスをイメージして設計されている。
市民が作品を発表したり、展示したりできる展示スペースも整備している。
長野県飯田市追手町にある原広司氏が設計した美術館・博物館「飯田市美術博物館」!
南アルプスをイメージしたファサードが特徴の建物で、内部は森の木々のように円柱が立ち並んでいます。
2階にはプラネタリウムが併設されており、子供連れにも人気となっていますよ。
宮城県図書館
宮城県図書館(みやぎけんとしょかん)は、宮城県立の図書館である。
宮城書籍館(みやぎしょじゃくかん)を前身とする。
仙台市内で数回の移転を経て、現在は同市泉区の泉パークタウン内に150万冊の収蔵能力を持つ施設を建てて運営されている。
学都仙台オンライン目録 (OPAC) により、インターネットを通じた蔵書の検索がOPAC参加図書館と一括してできる。
障害者手帳、戦傷病手帳を持つ利用者限定で郵送貸し出しサービスを行っている。
仙台市など県下の図書館の利用者カードとは共用できない。
周囲には教育・研究・スポーツなどの施設が集中しているが、敷地内には造成前からの丘陵地の森林が残り、図書館南側には「書見の道」との名称の遊歩道や東屋などが整備されている。
また、図書館北側の森林にも、宮城大学との間に遊歩道が整備されている。
図書館からは、それらが窓から見渡せるようになっているほか、遊び心に満たされた子供図書室、広い閲覧室など過ごしやすい空間につくられている。
周辺には学校がいくつかあるため、学生の自習で閲覧席が埋まってしまうことも多々あった。
そのため、蔵書を借りた社会人のみが使える閲覧席が設定されている。
宮城県仙台市泉区紫山にある原広司氏が設計した図書館「宮城県図書館」!
宇宙船のようなメタリックな外観が特徴の建物で、北側は同時期につくられた京都駅のように上部にミラーガラスを多用しています。
3階にあるチューブ状の閲覧室は天井や壁がラウンドしており、照明や窓も宇宙船や飛行機の中のような雰囲気となっていますよ。
この作品でBCS賞を受賞しています。
越後妻有里山現代美術館キナーレ
越後妻有里山現代美術館キナーレ(えちごつまりさとやまげんだいびじゅつかんきなーれ)は、新潟県十日町市本町6にある現代美術を収蔵した美術館。
一般的にはキナーレと呼ばれることが多い。
「キナーレ」の言葉の意味は、この地域で使われている方言で、この場所に来て下さいという意味である「来なされ」と、十日町地域の特産品であるキモノを着て下さいという意味である「着なされ」という意味をかけて付けられたもので、公募して集まった多数の候補の中から一番ふさわしいものとして選ばれた愛称である。
2003年開催の第2回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに合わせて建設された越後妻有交流館キナーレを前身とする。
2012年に開催された第5回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレに合わせて設計者原広司によりリニューアルされ、越後妻有里山現代美術館キナーレとなった。
十日町の名称のもととなった節季市をイメージし、圏域全体のヒト・モノ・情報が交差する場として、京都駅や札幌ドームで知られる建築家・原広司氏が設計。
コンクリート打ちっぱなしの正方形の建造物であり、真ん中は屋根のない吹き抜けで通常時は池になっているが、冬季は雪原、3年に1度の大地の芸術祭の期間中は特別展示の会場となる。
1階はとおかまちてづくり市などの催し物会場として使われるほか、温泉「明石の湯」が併設されている。
2階の回廊には常設展示、ミュージアムショップ、カフェレストラン 「越後しなのがわバル」、コミュニティFMエフエムとおかまちのスタジオと事務所がある。
道の駅クロス10十日町が隣接しており、付近は大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレの十日町地区の観光拠点として多くの観光客を集めている。
新潟県十日町市本町にある原広司氏が設計した美術館「越後妻有里山現代美術館キナーレ」!
コンクリート打ちっ放しにガラスを多用した正方形の建物で、中心には池が設置してあります。
1階には温泉施設「明石の湯」、2階にはカフェレストラン「越後しなのがわバル」が併設されていますよ。
広島市立基町高等学校
広島市立基町高等学校(ひろしましりつ もとまちこうとうがっこう)は、広島県広島市中区に所在する市立高等学校。
敷地の東に高裁をはじめとする官庁街、西に市営高層アパート、南に広島城や紙屋町の高層ビル街、北に城北通りを臨み、緑豊かな都心に位置する。
アストラムライン城北駅に近く交通の便も良い。
2000年(平成12年)に校舎が全面リニューアルされ、エスカレーターや巨大な吹き抜けなどを備えた斬新な校舎となった。
この校舎は京都駅や札幌ドームなどを手がけた建築家の原広司が設計した。
広島県広島市中区西白島町に原広司氏が設計した高校校舎「広島市立基町高等学校」!
原広司氏の代表作でもある京都駅を思わせるモダンな外観の建物で、1階部分は開放的なピロティとなっています。
普通教室は全て4階に配置され、吹き抜けに部分には高校では珍しいエスカレーターが設置されており、まるでショッピングモールのようですね。
広島市立基町高等学校は映画「君の名は。」の舞台モデルにもなっていますよ。
しもきた克雪ドーム
青森県むつ市真砂町にある原広司氏が設計したドーム「しもきた克雪ドーム」!
白い半球型のような独特な形が特徴の建物で、平面は正方形で構成されています。
108m×108mのアリーナは天候にかかわらず、サッカーや野球、テニスなどを楽しむことができますよ。
つくば市立竹園西小学校
つくば市立竹園西小学校(つくばしりつたけぞのにししょうがっこう)は、茨城県つくば市竹園二丁目にある公立小学校。
つくば竹園学園〜CREATIVE TAKEZONO〜(つくばたけぞのがくえん〜クリエイティブ タケゾノ〜)として、竹園東小学校・竹園東中学校と連携型小中一貫教育を実施している。
2015年(平成27年)度の学校基本調査によると児童は28学級765人、教職員は兼務者を含めて38人。
つくば市中心部(筑波研究学園都市研究学園地区)、竹園二丁目に位置する。
1990年(平成2年)3月竣工、同年4月開校。校舎の設計は原広司。
敷地内は管理棟、特別教室棟、一般教室群、体育館の4ブロックに分かれ、各教室は高さを低く抑えるなど、児童が元気に動き回ることができるよう配慮されている。
また、校舎と校庭の間に欅の並木道、一般教室と特別教室棟の間にはゆりの木が植えられている。
茨城県つくば市竹園にある原広司氏が設計した小学校「つくば市立竹園西小学校」!
教室ごとに形の違うガルバリウムの屋根が取り付けられた集落のような建物となっています。
公園に隣接した建物で、高さを低く抑えてありますよ。
竹園学園つくば市立竹園西小学校 – 小中一貫型小学校 竹園西小のホームページにようこそ!
原広司氏は本も出していますよ。
どの作品も一度は訪れてみたい建築ばかりですね。
以上で建築家の原広司の建築作品9選。代表作の梅田スカイビルや京都駅などでした。
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