こんにちは。
今回は有名建築家が設計した長崎の建築物9選。美術館や博物館からターミナルまでです。
長崎県には美術館や博物館、ターミナル、ホテルなど様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した長崎の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した長崎の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した長崎の建築物を見ていきましょう。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(こくりつながさきげんばくしぼつしゃついとうへいわきねんかん)は、1945年(昭和20年)8月9日の長崎市に投下された原子爆弾により死亡した人々や、その後に亡くなった被爆者を追悼し、世界平和を願う施設である。
所在地は長崎県長崎市平野町7番8号。
2003年(平成15年)7月開館。
長崎市における国の追悼施設は同館が初めてである。
財団法人長崎平和推進協会が運営・管理を行っている。
長崎原爆資料館と長崎市平和会館に隣接している。
原爆資料館から入館した場合、同一施設と錯誤する利用者も多いが、前者は長崎市立、同館は国立の施設である。
また同館は原爆資料館とは異なり、無料で入館できる。
静寂、光、水を要所に生かした地下2階建。
地下を活用することで、追悼施設としての静寂な空間を保ち、爆心地周辺の景観を建築物で遮蔽しないようにした。
原爆資料館は長崎原爆の学習施設という性格上、解説音声や映像などが発する音があふれているが、同館に入館すると雰囲気は一転、静かな祈りの空間となる。
館内のいたるところに水盤を配置し、原子爆弾による灼熱の中で亡くなった犠牲者を悼む。
建物の地上部は、黒御影石を張った直径29メートルの水盤と強化ガラスの構造物からなる。
水盤の底には約7万個(1945年末までの推計死没者数と同一)の光ファイバーを埋め込んでいる。
夕暮れになると点灯し、水面に幻想的な雰囲気を醸し出す。
地下2階にある追悼空間は林立する高さ9メートルのガラス柱と、ガラス越しに地上から入り込む光が荘厳な印象を与える。
設計は栗生明。
総工費は約44億円。
2006年村野藤吾賞を受賞。
建築家の栗生明氏が設計した長崎県長崎市平野町にある祈念館「国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館」!
円形の水盤とガラス柱が特徴の建物で、水盤の周りを通ってから地下に下りていきます。
追悼空間は12本のガラス柱が並んで立っており、天井にはトップライトが設けられた幻想的な空間となっていますよ。
この作品で村野藤吾賞や日本建築学会作品選奨、BCS賞、グッドデザイン賞など他にも様々な賞を受賞しています。
長崎県美術館
運河によって分断された2つの敷地を、美術館によってひとつにつなごうと考えた。
展示空間は運河に向けて開かれ、水と運河、自然とアートとをひとつに融合しようと考えた。
屋上は緑に覆われ、もう一つの「緑のミュージアム」となっている。
Nagasaki Prefecture Art Museum — 長崎県美術館 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
長崎県長崎市にある隈研吾氏と日本設計が共同設計した美術館「長崎県美術館」!
中央に運河が流れ左右にギャラリー棟と美術館棟を配置し、それらを空中回廊で繋いだ建物です。
建築家の隈研吾氏の特徴でもある外観のルーバーは木製ではなく、花崗岩でつくられています。
長崎県美術館は隈研吾氏の代表作のひとつで、グッドデザイン賞や建築業協会賞、日本建築家協会賞、日本建築学会作品選奨、イタリアのマーブルアーキテクチュラルアワードなど様々な賞を受賞していますよ。
佐世保新みなとターミナル
交通施設として、人が待ったり通過してゆくこの建築は、芝生の丘をその目印としていますが、遠方からは丘を立ち上げているパッチワーク柄の外壁が目に入ってきます。
丘を上がって行くと軍港が見えてきますが、その向こうには長閑な佇まいの赤崎岳を望むことが出来ます。
そして赤崎岳の背後には九十九島の海が広がっています。
丘の西側は階段で歩道に降りるようになっていますが、その立面からは階段の上に丘があるとは想像出来ないでしょう。
船に乗降する人たちの待合ロビーは白い薄い屋根の下にあります。
白い一枚のプレートだけが空中に浮かんでいて、その下を人々が行き交うイメージを演出しています。
佐世保新みなとターミナル / Sasebo Shinminato Liner Terminal | 北川原温建築都市研究所 | Atsushi Kitagawara Architects Inc.
建築家の北川原温氏が設計した長崎県佐世保市新港町にあるターミナル「佐世保新みなとターミナル」!
薄く大きな白い屋根が特徴の建物で、内部は斜めの柱と淡い水色がアクセントになった空間となっています。
駐車場の上部を芝生による緑の丘となっており、スロープで上っていくことができますよ。
長崎歴史文化博物館
長崎歴史文化博物館(ながさきれきしぶんかはくぶつかん、Nagasaki Museum of History and Culture)は、長崎県長崎市立山にある長崎県立及び長崎市立の博物館である。
長崎県立美術博物館が閉鎖され、当博物館と長崎県美術館とに分離される際に、旧美術博物館の敷地と、同館に隣接していた旧長崎県知事公舎の敷地に建てられた。
3階建。
建設時には旧長崎奉行所の石段や庭園などの遺構が出土した。
石段は補強され、奉行所門側のエントランスとして活用されている。
設計は日本を代表する建築家黒川紀章。
同館の西側には長崎原爆投下時に、第一報を政府や軍に打電した立山防空壕(旧長崎県防空本部)が残っている。
同館のオープンにあわせ壕内を整備、周辺が公園化され、一般公開されている(無料)。
建築家の黒川紀章氏が設計した長崎県長崎市立山にある博物館「長崎歴史文化博物館」!
和の雰囲気のする外観が特徴の建物で、復元した長崎奉行所立山役所部分と調和する建築となっています。
北側に配置された本館展示棟は黒い2連の切妻屋根のファサードで、和風ながらモダンな雰囲気となっていますよ。
ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート
プログラム構成上必要とされた、大きな箱、小さな箱、リニアなものという全く異なるヴォリュームをいかなる共通のアイデンティティで統合するかが、われわれの課題となった。
そのアイデンティティとは、箱であり、しかも屋根でもあるという両義性であり、もうひとつは、木という自然素材で「作られた」-覆われたではなく- 建築というアイデンティティである。
最も大きなヴォリュームをもつ本館では、両側壁として立ち上がってきた壁が頂部で屈曲(inflection)として屋根へと変質している。
屋根の下はソリッドではなく、細い柱とガラスの小箱からなるヴォイドとして解いているので、屋根性を高めること、すなわち全体としての両義性を高めることが可能となった。
もうひとつの「木で作る」ことに関していうと、巨大なヴォリュームにただ外壁や内装に木をたくさん用いれば木で作った建築になるわけではない。
木という自然素材が宿命としてもつその小ささと、大きなヴォリュームとの間のギャップが大きすぎて、その木でその大きさが作られたようにはならない。
そこで、木をパネル状にしてヴォリュームと木との中間的なスケールを創出した。
この中間的スケールの木パネルで、大きなヴォリュームを構成することで、全体が木で「作られた」と感じられるのである。
そのパネルのコンポジションと、窓のコンポジションとを連動するために、窓の大きさ、配置をランダムに導入し、開口、パネルを含んだ単位、粒子が、建築全体を「作っている」という身体感覚を生み出した。
Garden Terrace Nagasaki — ガーデンテラス長崎 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
建築家の隈研吾氏が設計した長崎県長崎市秋月町にあるホテル「ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート」!
大きさの違う木材をパネル状に組み合わせたインパクトのあるファサードが特徴のホテルで、窓の大きさや配置はランダムとなっています。
お部屋は全室オーシャンビューとなっている人気のホテルで、世界新三大夜景にも選ばれた長崎の夜景を一望できますよ。
このホテルはBCS賞や建築九州賞の作品賞(一般建築部門)を受賞しています。
長崎ピースミュージアム
この建物は、歌手のさだまさしさんが終戦後50周年の1995年に平和について考える施設をつくろうと呼びかけたことから始まり、ボランティアの募金活動やチャリティコンサートを通じ集められた予算で建設された。
敷地は爆心地に程近い長崎港沿いにあり、稲佐山をのぞむ場所にある。
前面道路は交通量の多い国道で、敷地周囲は大きな駐車場、隣地には大きな建物がある。
小さな敷地であるが建築に都市的なスケールを持たせるため、道路側から見ると立方体に見えるようになっているが、海側からはヴォリュームが削られ平面は三角形をしている。
しかし海側の鉄扉を全開にすると内外一体のスペースとして利用できる。
人々は昔から狭い敷地を有効に利用する様々な方法を考えてきた。
一例として、銀閣寺のアプローチはジグザグにキックしてる。
人は門をくぐり、入り口に至るまで長い距離を歩かせられることになるが、建物に着く時には、精神が清められ、高揚されたものになる。
このプロジェクトでもこの伝統的な手法を引用している。
騒々しい国道から神聖な内部空間へ至る間に、人々は気持を高揚させ平和について思いを巡らせる、そんなアプローチ空間を採用した。
Nagasaki Peace Museum | Furuichi & Associates
建築家の古市徹雄氏が設計した長崎県長崎市にある博物館「長崎ピースミュージアム」!
三角形の平面をしたコンクリート打ちっ放しの建物で、下部やトップライトの光が漏れるアプローチが特徴となっています。
狭い敷地に建てられた小さな建築ですが、海側の扉を開けると外部と一体化したイベントスペースが現れるようになっていますよ。
ナガサキピーススフィア 貝の火運動 – ピースミュージアム – 「ピーススフィア」は「平和な球体」、「貝の火」は慈しみの大切さを描いた宮澤賢治の童話に由来し、「地球の平和」をイメージしています。
長崎港ターミナルビル
建築家の高松伸氏が設計した長崎県長崎市元船町にあるターミナル「長崎港ターミナルビル」!
全長96mもある円筒に逆円錐を組み合わせた建物で、高松伸氏らしいインパクトのある建築となっています。
垂直に配置された逆円錐部分は吹き抜けのエントランスホールとなっており、斜めにカットされた天井部分にはトップライトが設けられていますよ。
諫早市こどもの城
children’s site | 千葉学建築計画事務所 CHIBA MANABU ARCHITECTS
建築家の千葉学氏が設計した長崎県諫早市にある建築家の子供用の施設「諫早市こどもの城」!
高さや傾斜の異なった屋根が特徴の建物で、それにより広い空間や狭い空間ができ、子供の好む場所を作り出しています。
建物の地下はRC造となっており、傾斜地に建っているので、東側は完全に外壁のようになっていますね。
この作品は公共建築賞優秀賞や日事連建築賞などを受賞していますよ。
潜竜ヶ滝駅
潜竜ヶ滝駅(せんりゅうがたきえき)は、長崎県佐世保市江迎町田ノ元にある松浦鉄道西九州線の駅。
国鉄・JR九州松浦線時代は「潜竜(せんりゅう)駅」を名乗っていたが、第三セクター鉄道転換時に現在の駅名に改称された。
単式1面1線ホームの地上駅である。無人駅で、転換後の1996年に改築された白いコンクリート製の簡易駅舎がある。
建築家の團紀彦氏が設計した長崎県佐世保市江迎町田ノ元にある駅舎「潜竜ヶ滝駅」!
直線を基調とした白いコンクリートの壁が特徴の建物で、隣にある円柱状の建物はトイレとなっています。
近くにある團紀彦氏が手掛けた江迎地区文化会館と合わせたデザインになっていますよ。
長崎に行くさいに持っていきたい1冊です。
長崎にも様々な建築があっておもしろいですね。
以上で有名建築家が設計した長崎の建築物9選。美術館や博物館からターミナルまででした。
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