こんにちは。
今回は有名建築家が設計した熊本の建築物14選。美術館や博物館から熊本アートポリスまでです。
熊本には熊本アートポリスの作品をはじめ、美術館や博物館、駅舎、警察署、集合住宅など様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した熊本の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した熊本の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した熊本の建築物を見ていきましょう。
JR 熊本駅
在来線は島式ホームにそれぞれ切欠ホームが設けられた2面6線、新幹線は島式ホーム2面4線を有する高架駅である。
新幹線ホームは8両編成にまで対応し、可動式安全柵が設置されている。
なお、当駅は16両編成分までのホームの延伸が可能な構造で、当駅以北までは12両編成対応の路盤が準備されている(一部、工事準備)。
なお、在来線は2015年3月14日より一部高架ホーム(4 – 6番のりば)の供用が開始され、2018年3月17日より全面高架化された。
高架化が完了したことで西口と東口とを結ぶ地下通路(改札内・自由通路)は閉鎖され、今後旧駅舎の解体後ともに埋め戻される。
旧駅舎の3階以上はJR九州熊本支社をはじめとするJR九州関連企業の業務スペースである(駅ビル)が、解体に伴い移転が決定している。
また、新幹線改札内にファミリーマートもある。
出札及び改札業務は直営駅で、マルス端末機及びPOS端末の設備がある。駅自動放送が導入されている。
SUGOCAは2012年12月1日に導入された。在来線のみ利用可能で、新幹線(当駅⇔小倉駅・博多駅・新鳥栖駅・久留米駅・新八代駅間を含む)では利用できない。
2019年3月16日に、安藤忠雄によるデザインの新駅舎が完成した。
建築家の安藤忠雄氏が設計した熊本市西区春日にある駅舎「JR 熊本駅」!
熊本城の武者返しをイメージしたファサードが特徴の建物で、外壁が緩やかに反ったデザインとなっています。
ホームは梁や柱に木材を使用しており、温かみのあるデザインに仕上がっていますよ。
熊本中央警察署
熊本中央警察署(くまもとちゅうおうけいさつしょ)は、熊本県警察所管の警察署。
中心市街地(繁華街)一帯も当警察署が管轄する。
現在の庁舎は、建築家の篠原一男が設計を手がけ、1990年にくまもとアートポリス構想により建築された。
建築家の篠原一男氏が設計した熊本市草葉町にある警察署「熊本中央警察署」!
ガラス張りの逆ピラミッドのファサードが特徴の建物で、反射率の高いハーフミラーが使用されています。
現在の熊本中央警察署は熊本北警察署として建てられたもので、くまもとアートポリスの参加第一号プロジェクトとなっていますよ。
熊本県営保田窪第一団地
「くまもとアートポリス」の一環として1988年7月にスタートしたこのプロジェクトは、90年4月に1期工事が、そして91年9月に2期工事と集会室が竣工し、91年11月に中央広場を含む植栽工事が完成した。
110戸からなるこの集合住宅は、3つの住棟と集会室が中央広場を囲む構成となっている。
中央広場は敷地内の単なる空きではなく、生活の場としての積極的な意味づけがなされている。
この完全に閉じられた中央広場に入るためにはふたつの方法しかない。
ひとつは住戸内を通過して中央広場に入る方法、もうひとつは集会室を通過して中央広場に入る方法である。
つまり単に通過するためにのみ、また無目的に外部から中央広場に入ることはできないようなシステムになっているのである。
建築家の山本理顕氏が設計した熊本県熊本市帯山にある集合住宅「熊本県営保田窪第一団地」!
集会室と集合住宅をロの字型に配置した建物で、中央には専用の広場が設けられています。
各住戸には広いテラスを設けており、コンクリートにR屋根が特徴のファサードとなっていますよ。
この作品はくまもとアートポリスの最初の集合住宅となっています。
熊本県立美術館 本館
熊本県立美術館(くまもとけんりつびじゅつかん)は、熊本県熊本市中央区にある県立の美術館。
本館は熊本城二の丸公園の敷地内にある。
熊本県在住の版画家である浜田知明コレクションや、県内の装飾古墳の模型を展示した「装飾古墳室」および「野田壁画室」などが知られる。
また、美術教育を普及させる活動の場としても活用され、絵画実技講座や鑑賞会・講演会の実施や、吹き抜けのホールを利用したNHK熊本放送局との協賛コンサートなども行われている。
所蔵コレクションは約3,300点。
建築家の前川國男氏が設計した熊本県熊本市中央区にある美術館「熊本県立美術館」!
赤煉瓦の打ち込みタイルのファサードが特徴の建物で、高さも抑えられ周囲の樹木の間を縫うように建てられています。
内部は天井まである大開口と格子状のワッフススラブ天井で、ダイナミックな空間となっていますよ。
この美術館はBCS賞を受賞しています。
熊本県立美術館 分館
分館は熊本城本丸東側の千葉城町にあり、地上4階、地下1階建ての建物である。
これは、旧熊本県立図書館を、くまもとアートポリスプロジェクト事業の一環として、スペインの建築家が設計を担い、天草の自然石を用いて熊本城の石垣との調和を重視しつつ大幅に改築したもので、1992年10月に開館した。
建築家のラペーニャ&トーレスが設計した熊本県熊本市中央区にある熊本県立美術館の分館!
新築ではなく、旧県立図書館を改築した建物で、熊本城のすぐ近くに建っています。
地元産の会津石によるファサードが特徴となっており、熊本城の石垣をイメージした落ち着いた雰囲気となっています。
内部はエントランスの吹き抜けが特徴的で、木の温もりを感じることができますよ。
宇土市立宇土小学校
宇土市立宇土小学校(うとしりつ うとしょうがっこう)は、熊本県宇土市高柳町にある小学校。
2011年に竣工した校舎(設計:シーラカンスアンドアソシエイツ)は2011年に第21回AACA賞、2013年に第26回村野藤吾賞、2012年度建築九州賞作品賞(一般建築部門)、第7回日本建築家協会賞を受賞している。
熊本県宇土市高柳町にあるシーラカンスアンドアソシエイツが設計した小学校「宇土市立宇土小学校」!
L字型の壁によって緩やかに区切られた建物で、大小様々な連続した中庭が設けられています。
床から天井までの高さのある折戸を採用しており、外部のような開放的な空間となっていますよ。
この校舎は村野藤吾賞やAACA賞、建築九州賞作品賞、日本建築家協会賞を受賞しています。
熊本県立装飾古墳館
熊本県立装飾古墳館(くまもとけんりつそうしょくこふんかん)は、熊本県山鹿市鹿央町にある考古学博物館。
国の史跡に指定されている岩原(いわばる)古墳群の一角に立地しており、また周辺には県指定史跡の岩原横穴墓群が並んでいる。
文化庁が1979年に提唱した「風土記の丘」設置構想の一環として、熊本県が菊池川流域の山鹿市・鹿本郡鹿央町(現・山鹿市)・玉名郡菊水町(現・和水町)の3地区を指定し、「肥後古代の森」として整備を進めた。
ここ熊本県立装飾古墳館は、その中心施設として1992年4月15日に開館した。
建物の設計は、くまもとアートポリス事業の一環として建築家の安藤忠雄が担当した。
建築家の安藤忠雄氏が設計した熊本県山鹿市鹿央町にある博物館「熊本県立装飾古墳館」!
前方後円墳をモチーフにした建物で、岩原双子塚古墳を反転させたように建てられています。
円を描いたスロープや地下には屋外展示が設けられており、屋上の展望台からは古墳群を眺めることができますよ。
宇城市不知火図書館・美術館(不知火文化プラザ)
このプロジェクトでは、敷地全体が周辺環境と調和し、その質を高める環境づくりを心がけました。
施設へのメインアクセスとして提案し新設されたケヤキ並木のプロムナードは、既存の行政ゾーン、公共レクリエーションゾーンに骨格を与えるシンボリックな緑の軸線であり、既存施設への多様なアクセスを可能としました。
緑の築山を新設し、エリア全体に「奥行き」を与えると共に、隣接するJR線路からの騒音対策を行いました。
95m連続した外観は光を微妙に反射するように設計されたアルミルーバーで構成され、この地域独特の海上蜃気楼現象「不知火」をイメージしたシンボリックなものです。
古代と未来をつなぐランドマークとして町民に親しまれています。
プロムナード、築山・森とともに、建物の南面に明るく伸び伸びとした芝生広場をつくり、多目的な利用を想定した木製ステージやベンチ、屋外彫刻、水盤、植栽等の仕掛けを配置し、地域に開かれ町民に親しまれる楽しくやさしい環境を形成し、建物と環境が一体的に整備された町のコアとなる「文化プラザ」を実現しました。
断面外観の特徴的なアルミルーバーでつくられたブリーズソレイユは日射シミュレーションに基づいて効果的な断面形状と角度に設定され、南国の強い日差しを制御し、内部の環境を明るく快適なものとしつつ、省エネルギー効果も発揮しています。
美術館と図書館をフラットなフロアの連続として構成することで、バリアフリーの施設内動線を実現。
展示室の展示壁は女性ひとりでも手動で簡単に操作できる可動式とし、様々な企画展示に対応できるフレキシビリティの高い空間になっています。
この美術館は不知火地域出身の芸術家、マナブ間部や野田英男など世界的な画家を中心に多くの作品を収蔵・展示しています。
また図書館は広々とした明るく静かな閲覧スペースが市民に喜ばれています。
建築家の北川原温氏が設計した熊本県宇城市不知火町にある美術館と図書館からなる複合施設「宇城市不知火図書館・美術館(不知火文化プラザ)」!
アルミのルーバーが特徴の建物で、不知火をモチーフにしたファサードとなっています。
アルミパネルは正面とその反対側にも設けられており、そのアルミパネルと建物の間の空間を通路としていますよ。
この建築はくまもと景観賞奨励賞や日本図書館協会建築賞を受賞しています。
熊本南警察署熊本駅交番
建築家ユニットのクライン・ダイサム・アーキテクツが設計した熊本駅東口駅前広場の一角にある交番「熊本南警察署熊本駅交番」!
白く跳ね出したような2階部分が特徴の建物で、くまもとアートポリスプロジェクトのひとつとなっています。
バルコニーの内側や内部の建物にはグラデーションが施されており、丸い穴から見る角度によって色が変化するようになっていますよ。
熊本市立熊本博物館
熊本市立熊本博物館(くまもとしりつくまもとはくぶつかん)は、熊本市中央区にある博物館である。
分館として熊本城天守閣内部の展示室があり、公式には熊本城の再建天守閣は「熊本市立熊本博物館分館」となっている。
建築家の黒川紀章氏が設計した熊本県熊本市中央区古京町にある博物館「熊本市立熊本博物館」!
自然光を取り入れた独特な屋根の形状が特徴の建物で、熊本城を意識したファサードとなっています。
平成30年12月1日にリニューアルオープンしており、プラネタリウムが人気となっていますよ。
道の駅うしぶか海彩館
道の駅うしぶか海彩館(みちのえき うしぶかかいさいかん)は、熊本県天草市にある国道266号の道の駅である。
牛深港に隣接している。
1997年にオープンした「うしぶか海彩館」をもとにして、交通ターミナル・フェリー発着所を併せ持つ陸路と海路の結節点であり、漁業資料館・いけす広場等での展示を通じて地域の歴史や文化を伝える場として登録された。
また牛深港一帯はみなとオアシス天草牛深としてみなとオアシスに登録していて、その代表施設でもある。
建築家の内藤廣氏が設計した熊本県天草市牛深町にある複合施設「道の駅うしぶか海彩館」!
牛深ハイヤ大橋の両脇に建てられたあかね棟とハイヤ棟からなる建物で、フェリー切符売場やレストラン、観光案内所、物産店などが設けられています。
魚市場のような大屋根が特徴の建物で、屋根にはスチールと木による立体トラスが組まれていますよ。
牛深ハイヤ大橋
牛深ハイヤ大橋(うしぶかハイヤおおはし)は、熊本県天草市牛深湾に架かる長さ883mの橋。
旧牛深市地域の牛深港に架かる大橋で、883mは熊本県内最長を誇る。
また、臨港道路でありながら、車道からも景観を楽しめるよう高低分離された歩車道をもつ、良好な景観を楽しめる散策路でもある。
くまもとアートポリス事業に基づく建築物であり、牛深地域における代表的な建築物である。
隣接する道の駅うしぶか海彩館とともに牛深観光のメインスポットとなっている。
名称の「ハイヤ」は、当地に伝わるハイヤ節の元祖「牛深ハイヤ節」を由来とする。
設計は Renzo Piano Building Workshop Japan(レンゾ・ピアノ、岡部憲明)、Ove Arup & Partners(ピーター・ライス)、マエダ(伊藤整一)。
設計コンセプトに「海上に浮遊した一本の線」を掲げ、景観への配慮から単純な連続桁かつ最小限の橋桁で構成し自然への浸透を試みた。
風による振動を抑えるためフラップ(風除板)が採用され、下フランジには曲面が適用されているが、技術面での課題解決をそのまま形態デザインに昇華させたことが本橋の特色である。
構造形式は7径間連続鋼床版曲線箱桁である。橋梁全長883m、幅員13.6m、施工期間は1991年11月~1997年8月(P3橋桁のループ橋部分は1999年竣工)、事業主体は熊本県で、総工費122億円。
橋の両端はいずれも天草下島に下すが、橋の中央部に分岐交差点をもち、ループ構造により下須島と接続する。
イタリアの建築家であるレンゾ・ピアノ氏などによって設計された熊本県天草市にある橋「牛深ハイヤ大橋」!
1本の線が浮いているような美しく弧を描いた橋で、単純な連続桁梁を採用しています。
風除板がウロコのようでスタイリッシュなデザインとなっており、夜はライトアップされて綺麗ですよ。
この美しい橋はくまもと景観賞や土木学会デザイン賞の最優秀賞などを受賞しています。
八代市立博物館・未来の森ミュージアム
八代市立博物館・未来の森ミュージアム(やつしろしりつはくぶつかん・みらいのもりミュージアム)は、熊本県八代市に所在する博物館。
伊東豊雄建築設計事務所による設計で、くまもとアートポリスに参加し、くまもと景観賞、アーキテクチャー・オブ・ザ・イヤーなどを受賞。
伊東豊雄が公共建築物に初めて携わったプロジェクトである。
建築家の伊東豊雄氏が設計した熊本県八代市にある博物館「八代市立博物館・未来の森ミュージアム」!
丘の上に建ったメタリックな外観が特徴の建物で、初期の代表作であるシルバーハットと共通するものがあります。
眺めの良いカフェも併設されているので、是非寄りたいですね。
この博物館はBCS賞や公共建築100選などの様々な賞を受賞していますよ。
八代市立博物館 未来の森ミュージアム|YATSUSHIRO MUNICIPAL MUSEUM
くまもとアートポリス「次世代モクバン」final wooden house
建築家の藤本壮介氏が手掛けた熊本県球磨郡芦北町にあるバンガロー「くまもとアートポリス 次世代モクバン final wooden house」!
2005年のくまもとアートポリスのコンペで最優秀賞を受賞した作品で、350mmの角材を積み重ねてつくられています。
ジェンガのような構造で、飛び出た箇所がそのまま椅子やテーブルとなっていますよ。
球泉洞休暇村バンガロー「final wooden house」 / 熊本県
熊本の建築めぐりに持っていきたい1冊です。
熊本アートポリスの作品を中心に熊本には素晴らしい建築が集まっていますね。
以上で有名建築家が設計した熊本の建築物14選。美術館や博物館から熊本アートポリスまででした。
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