こんにちは。
今回は有名建築家が設計した高知の建築物12選。隈研吾の雲の上のシリーズなどです。
高知には隈研吾氏の雲の上のシリーズ、内藤廣氏が設計したもの、美術館や博物館、ホテルや駅舎など様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した高知の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した高知の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した高知の建築物を見ていきましょう。
高知県立坂本龍馬記念館
高知県立坂本龍馬記念館(こうちけんりつさかもとりょうまきねんかん)は、高知県高知市にある博物館。
高知出身の幕末の志士・坂本龍馬をテーマにした博物館。
2018年4月21日に新館の新設と本館を全面改装しリニューアルオープンした。
建築家の高橋晶子+高橋寛が設計した高知県高知市にある博物館「高知県立坂本龍馬記念館」!
海に向かって突き出したガラス張りの展示室が特徴の建物で、朱色の部分はスロープとなっています。
大海に乗り出す船をモチーフにしており、かなりインパクトのある建築物ですね。
この作品で日本建築家協会新人賞や高知市都市美デザイン賞を受賞していますよ。
横倉山自然の森博物館
建築家の安藤忠雄氏が設計した高知県高岡郡越知町越知丙にある博物館「横倉山自然の森博物館」!
高知唯一の安藤建築で、定番のコンクリート打ちっ放しが特徴となっています。
1階の展示室はガラス張りになっており、そこから水盤が望めますよ。
竹林寺納骨堂
Yasushi Horibe Architect & Associates
建築家の堀部安嗣氏が設計した高知県にある納骨堂「竹林寺納骨堂」!
敷地の高低差を利用した建物で、屋根や柱には県産材が使用されています。
元々あった竹林寺の敷地内に新設されていますが、周囲の環境にうまく溶け込んだ建築となっていますよ。
この作品で2016年日本建築学会賞(作品)を受賞していますよ。
雲の上のホテル
「雲の上のまち」をテーマとし梼原町太郎川公園の景観を活かしながら、梼原町産の杉を大胆につかった木造建築となっています。
サーフボード型の屋根は雲をイメージし、建物の下には青空と星を映しこむ棚田をイメージした半円形の池を設置しました。
また、四季折々の梼原の風景を楽しむことができるようガラス壁面を多用し、レストランの2階室は飛行船のゴンドラを思わせる空間がデザインされています。
建築家の隈研吾氏が設計した高知県梼原町にあるホテル「雲の上のホテル」!
雲をモチーフにした屋根が特徴の建物で、レストランや温泉、プール、ギャラリーなどを楽しむことができます。
梼原町にある隈研吾氏の最初の作品となっていますよ。
この作品で1994年度グッドデザイン賞を受賞しています。
牧野富太郎記念館
建築家 内藤廣氏設計のこの牧野富太郎記念館は、サスティナビリティー(持続性)という考え方がひとつのテーマになっています。
自然と人間が共生している仕組みを壊さず持続させていくための工夫が構造や設備などに生かされています。
最新のコンピューター解析技術と土佐の伝統技術との共同作業でつくられたこの建物は、景観に配慮した環境保全型建築の方向性を示す優れた建築物として全国的な評価を受け、第13回村野藤吾賞をはじめ数々の賞を受賞しました。
木の温もりを生かし入園者を優しく包み込み、自らを「草木の精」と呼んだ牧野富太郎にふさわしい空間をつくりだしています。
この牧野富太郎記念館は、本館と展示館の2つの建物からできています。
本館には、植物標本室や実験室といった植物学の研究施設、あるいは植物関係の図書を収めた図書室、牧野博士が収集した蔵書、直筆の原稿、植物画など58000点を収蔵した牧野文庫があります。周りの植物の成長により、さらに周辺の自然と調和した空間になっています。
建築家の内藤廣氏が設計した高知の牧野植物園内にある記念館「牧野富太郎記念館」!
本館と展示室の二つの円形の建物が直線の回廊でつながっています。
この二つの建物には中庭もあって、建物の3分の1は気持ちの良い半外部の空間となっていますよ。
この作品で村野籐吾賞や高知市都市美デザイン賞特賞、BCS賞、毎日芸術賞など様々な賞を受賞しています。
まちの駅「ゆすはら」
「雲の上のまち」として知られる高知県檮原町の町営ホテル。
アトリウムを中心に15の宿泊施設が並び、アトリウムは地元の食材を扱う市場(マルシェ)として機能し、町を訪れた人々はにぎやかなマルシェの脇で新鮮な食材を用いた食事をとることができる。
かつて檮原の人々は茅葺きの「茶堂」で峠を越える旅人をもてなしてきた。
このもてなしの伝統に触発され、このマルシェの外壁にも茅が用いられている。
ブロック化した茅は、軸に沿って回転し、換気可能なディテールとしている。
Community Market Yusuhara — まちの駅「ゆすはら」 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
建築家の隈研吾氏が設計した高知県梼原町にある駅「まちの駅「ゆすはら」」!
茅を使用したファサードが特徴の建物で、施設内は木をイメージした柱が並んでいます。
1階には町の特産物を販売した市場(マルシェ)、2・3階にはホテル「雲の上のホテル別館」も併設されていますよ。
香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)
香美市立やなせたかし記念館(かみしりつ やなせたかしきねんかん)は、高知県香美市(旧香北町)に位置するやなせたかしの美術館である。
愛称として、「高知アンパンマンミュージアム」と呼称されている。
やなせのゆかりのある地である高知県香美市で1996年7月に開館した。
施設は「アンパンマンミュージアム」、「詩とメルヘン絵本館」、「やなせたかし記念館別館」及び「やなせたかし記念館公園」で構成される。
道の駅美良布に隣接する。
館名は当初やなせが自分の名前を冠することを遠慮して「アンパンマンミュージアム」と名付けようとしたが、香北町が「やなせ・たかし記念館」を望んだことから、その両方を取った「やなせ・たかし記念館アンパンマンミュージアム」という名称となった。
建築家の古谷誠章氏と八木佐千子氏が設計した高知県香美市にある美術館「香美市立やなせたかし記念館(アンパンマンミュージアム)」!
ガラス張りのある箱型のファサードが特徴の建物で、中に入ると吹き抜けのホールに大きな階段が設置してあります。
敷地内にある「詩とメルヘン絵本館」も同建築家の古谷誠章氏と八木佐千子氏が手掛けていますよ。
香美市立やなせたかし記念館|アンパンマンミュージアム&詩とメルヘン絵本館
高知駅
高知駅(こうちえき)は、高知県高知市栄田町二丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅である。
現駅舎は3代目で、2008年(平成20年)2月26日に完成した。
内藤廣設計の新駅舎ホームは、地元の杉材で作られたアーチ状の大屋根となっている。
愛称は「くじらドーム」、大きさは、線路と平行する東西方面に60.9m、南北に38.5m、高さ23.3mで、杉のみではメンテナンス上問題があるため、外部にチタン亜鉛合金を使用している。
駅舎では、南国の明るく開放的なイメージを表現するために内部を白色で統一している。
駅の利用客の動線上に市の観光案内所を設置し、逆に喫煙所は故意に動線から外す配置となっている。
建築家の内藤廣氏が設計した高知県高知市栄田町にある駅舎「高知駅」!
アーチを描いた大屋根が特徴の建物で、屋根にはチタン亜鉛合金、天井には高知県産の杉を使用しています。
集成材を使ったドーム屋根は森林県である高知県のイメージにぴったりですね。
梼原町総合庁舎
高知県檮原町は林業の町であったが、近年は風力発電、杉チップを用いたバイオマス発電など、環境をテーマとする新しい環境政策を積極的に展開している。
複合的機能をもつ「木の町役場」をこの町の交流の拠点として計画した。
雨雪の多い気象条件への対応として銀行、農協、商工会などの施設を内包する半屋外の広場を作った。
この広場は、格納庫用の大型の折れ戸で外部と仕切られ、年間の半分以上の期間は、開放され、空調のランニングコストの軽減にも役立っている。
この広場には、移動型のステージが設けられ、この町に伝わる「神楽」というパフォーマンスや祭りのための空間としても機能する。
18メートルという大スパンを杉の集成材を用いたダブルラチス梁構造が可能とし、構造は可能な限り可視化した。
屋上には太陽光発電パネルが設置され、地下にはクール・チューブが設けられた。
Yusuhara Town Hall — 梼原町総合庁舎 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
建築家の隈研吾氏が設計した高知県梼原町にある町役場「梼原町総合庁舎」!
杉のパネルとガラスをランダムのように組み合わせたファサードが特徴の建物で、全面開放できる大型スライディングドアが使われています。
町役場はもちろん、農協や銀行、商工会議所などの施設も入っていますよ。
この作品で2014年に公共建築賞を受賞しています。
ルイ・ヴィトン高知店
ルイ・ヴィトンの路面店です。
ファサードは特別にしつらえたライムストーンをすだれのように上から吊るしています。
夜になると、ライムストーンの隙間から、奥に塗装されたダミエパターンがうっすらと浮かび上がります。
Louis Vuitton Kochi | Inui Architects
建築家の乾久美子氏が設計した高知にあった店舗「ルイ・ヴィトン高知店」!
ダブルスキンのファサードが特徴の建物で、外側はライムストーンを吊るしています。
夜になると隙間から漏れる光がきれいで、市松模様が浮かびあがってきますよ。
現在はなんとセブンイレブンになっているようです。
この作品で2003年に高知市都市美デザイン賞を受賞していますよ。
雲の上の図書館
高知と愛媛の県境の「雲の上の町」梼原に、図書館/福祉施設の複合体を梼原の杉を使ってたてた。
体育館・こども園とが芝生広場をはさんで向かい合い、多世代の交流するコミュニティのコアが生まれた。
森の中の町梼原にふさわしい、森のような空間、木漏れ日のふりそそぐ室内を、鉄と杉の混構造で実現した。
フラットな床ではなく、起伏のある大地を作り、盛り上がった大地はステージともなって、トークやコンサートなどの様々なイベントに利用できる。
図書館の中では皆裸足になり、杉を圧密して作った木の床のぬくもりを感じることができ、各々の気に入った場所に寝転んで、本を読むこともできる。
図書館と向かい合う福祉施設では、梼原の和紙職人、ロギール・アウテンボーガルトによる梼原の木の皮を漉き込んだ和紙が多用され、あたたかく、「家のような」福祉施設が実現した。
建築家の隈研吾氏が設計した高知県梼原町にある図書館「雲の上の図書館」!
2018年の5月にオープンしたばかりの新しい図書館で、梼原町産のスギや高知県産のヒノキが使われています。
雲の上の図書館の隣には隈研吾氏が手掛けた複合福祉施設「YURURIゆすはら」もありますよ。
佐川町立 桜座
小さな町に建つ文化施設。
活き活きとした「コンビニエントなホール」を構想、「まちのリビングスペース」となるため標準的な用途と空間の組み合わせを利用者とともに読み替え、リアリティを確かめながら設計した。
町の公園でもある駐車場、徹底した多目的利用のメインホール、テラスとラウンジがセットされたホールの中の小ホールのような練習室群。
谷戸が開ける地勢に沿った半円形の輪郭で、その曲線の切断面がファサードである。
その間口60メートルにわたるホワイエには練習室群・テラス・ホール客席などが面し、様々なアクティビティが表出する。
作品紹介/佐川町立桜座//高橋晶子+高橋寛/ワークステーション
建築家の高橋晶子+高橋寛が設計した高知県佐川町にあるホール「佐川町立 桜座」!
直線を基調とした美しい建物で、ホール3方向を囲んだホワイエはガラス張りとなっています。
ホール客席の両側にはガラスが設置されており、ホワイエから自然光が入ってくるようになっていますよ。
この作品で1999年にグッドデザイン賞施設部門を受賞しています。
佐川町立桜座 | sakawa sakuraza town hall
高知に行くさいに持っていきたい1冊です。
どの建築も素敵で、高知に行ったさいは是非寄りたいですね。
以上で有名建築家が設計した高知の建築物12選。隈研吾の雲の上のシリーズなどでした。
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