こんにちは。
今回は建築家の手塚貴晴+手塚由比の建築作品7選。代表作のふじようちえんや屋根の家などです。
夫婦でもある建築家ユニットの手塚貴晴+手塚由比。
幼稚園や保育園、住宅をはじめ、日本国内に様々な建築物を手掛けていますよね。
そこで、今回は建築家の手塚貴晴+手塚由比の建築作品をまとめました。
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CONTENTS
手塚貴晴+手塚由比とは
OECD(世界経済協力機構)とUNESCOにより世界で最も優れた学校に選ばれた「ふじようちえん」を始めとして、子供の為の空間設計を多く手がける。
近年ではUNESCOより世界環境建築賞(Global Award for Sustainable Architecture)を受ける。
手塚貴晴が行ったTEDトークの再生回数は2015年の世界7位を記録。
国内では日本建築学会賞、日本建築家協会賞、グッドデザイン金賞、子供環境学会賞などを受けている。
手塚由比は文部科学省国立教育政策研究所において幼稚園の設計基準の制定に関わった。
現在は建築設計活動に軸足を置きながら、OECDより依頼を受け国内外各地にて子供環境に関する講演会を行なっている。
その子供環境に関する理論はハーバード大学によりyellowbookとして出版されている。
建築家の手塚貴晴+手塚由比の建築作品!
ここからはいよいよ、実際に建築家の手塚貴晴+手塚由比の建築作品を見ていきましょう。
ふじようちえん
500人の子供のために作られた、外周183mの楕円形の幼稚園。
一つの村になるように想定されている。
内部は家具で緩やかに仕切られた一体空間。
高さ25mのケヤキが3本屋上デッキを貫いて残る。
東京都立川市にある手塚貴晴+手塚由比が設計した幼稚園「ふじようちえん」!
屋根の上で遊べるドーナツ状の園舎で、今までにないユニークな建築となっています。
もともとあった3本のケヤキの木を取り込んでおり、内部は自由に動かせるパーテーションのような家具でゆるやかに仕切られた一つの空間となっていますよ。
この作品は手塚貴晴+手塚由比の代表作となっており、日本建築学会賞(作品賞)や日本建築家協会賞、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞、アジアデザイン大賞など様々な賞を受賞しています。
ふじようちえんに関する本もありますよ。
ふじようちえんのひみつ: 世界が注目する幼稚園の園長先生がしていること
屋根の家
木デッキでできていて屋根の上に、テーブルと椅子とキッチンとシャワーがついている家。
屋根へは8つある天窓の好きなところから梯子で上がる。
神奈川県秦野市にある手塚貴晴+手塚由比が設計した住宅「屋根の家」!
木デッキが張られた大屋根が特徴の建物で、屋根の上にはテーブルや椅子はもちろん、キッチンやシャワーまで設けられています。
各部屋にはそれぞれ天窓が設けられており、その天窓に梯子をかけてのぼることができますよ。
この作品は日本建築学会作品選奨や日本建築家協会新人賞、吉岡賞を受賞しています。
屋根の家に関する本もありますよ。
やねのいえ (くうねるところにすむところ―家を伝える本シリーズ)
越後松之山「森の学校」キョロロ
自然観察のため、4mの積雪のもと1000Kg/㎡の圧力にも耐える全長120mのコールテン鋼のチューブ。
建物内を歩いて行くと、降り積もる雪の量によって異なる光と色を体験できる。
越後松之山「森の学校」キョロロ|美術館 博物館 集会施設実績|手塚建築研究所
新潟県十日町松之山にある手塚貴晴+手塚由比が設計した博物館「越後松之山「森の学校」キョロロ」!
ヘビのようなユニークな形状の平面をもつ建物で、コールテン鋼に覆われたファサードが特徴となっています。
大きなアクリル窓が設けられており、内部からは積雪の状態やそこから漏れる光などを見ることができますよ。
この作品は日本建築学会作品選奨やエコビルド賞を受賞しています。
空の森クリニック
不妊治療のための施設。沖縄の森を復活させその中に木造文化を再生。
外廊下で緩やかに繋がれたパビリオンが連続する空間の中で、沖縄の自然空間と溶け合った空間を提供する。
中心の石積みの塊の中には高度医療が詰め込まれている。
グラフィックデザイン、その他小物のデザイン及びプロジェクト総合監修は佐藤卓。
沖縄にある手塚貴晴+手塚由比が設計した不妊治療専門のクリニック「空の森クリニック」!
深い軒や回廊が特徴の建物で、沖縄の伝統建築や美しい自然を取り入れています。
手術室などのクリーンルームをまとめて中央の石積みの建物におさめ、その周りに中庭を配置しています。
この作品はBCS賞やグッドデザイン賞、日本建築家協会優秀建築賞を受賞していますよ。
沖縄の医療法人 杏月会 空の森クリニック|不妊治療・人工授精・婦人科内視鏡治療
軒の教会(東八幡キリスト教会)
人を受け入れるべく深い軒を周囲に備えた教会。
正方形平面会堂の天井の四辺には天窓が切られていて、正午になると独特の縞模様が壁面に現れる。
洗礼槽(バプテストリー)は低みにあるヨルダン川に因み、床面に切られている。
福岡県北九州市にある手塚貴晴+手塚由比が設計した教会「軒の教会(東八幡キリスト教会)」!
周囲の深い軒が特徴の建物で、誰でも気軽に入れる軒下空間が設けられています。
下見板張りによる礼拝堂は、天井の四方からやさしい光が漏れる幻想的な空間となっていますよ。
この作品はグッドデザイン賞や福岡県美しいまちづくり建築賞優秀賞を受賞しています。
副島病院
ベットの上の患者から、街が見える病院。
庇とテラスが、患者を日差しと外の視線から守る。
佐賀県佐賀市にある手塚貴晴+手塚由比が設計した病院「副島病院」!
南側に設けられたルーバーバルコニーが特徴の建物で、大きな窓が設けられた病室は庇によって直射日光はもちろん、プライバシーも確保された設計となっています。
増築された大腸・肛門病センターも手塚貴晴+手塚由比が手掛けていますよ。
この作品は日本建築学会作品選奨賞やグッドデザイン賞の金賞、日本商環境設計家協会JCDデザイン賞優秀賞、佐賀市都市景観賞、佐賀県緑の街角賞を受賞しています。
のこぎり屋根の家
展望が北側に広がる南北に細長い敷地の家。
北側への展望を維持しつつ、屋根面から南の光を取り入れる。
東京の田園調布にある手塚貴晴+手塚由比が設計した2世帯住宅「のこぎり屋根の家」!
ギザギザの屋根を利用した開口部が特徴の建物で、1階が親世帯、2階が建築家自身が住む自邸となっています。
2階の内部は仕切りがほとんどないワンルームとなっており、フルオープン可能な大きな開口部からは眺望を楽しむことができますよ。
手塚貴晴+手塚由比の作品集もありますよ。
どの作品も住む人や使う人のことを考えられた居心地の良い空間となっていますね。
以上で建築家の手塚貴晴+手塚由比の建築作品7選。代表作のふじようちえんや屋根の家などでした。
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