こんにちは。
今回は有名建築家が設計した山梨の建築物15選。美術館やホテルなどです。
山梨には美術館やホテル、ホール、駅舎、チャペル、レストランなど様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した山梨の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した山梨の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した山梨の建築物を見ていきましょう。
光の美術館
2011年、安藤忠雄氏の設計により創設された、自然光のみの美術館。
一切の人口照明がない展示室では、四季や天気、そして昇りまた沈む陽の動きによって刻一刻と変化する光の中に身をおくこととなります。
無機質なコンクリートの空間に差し込む光の美しさを最大限に使った、まさに安藤氏ならではの建築と言えるでしょう。
展示アーティストはアントニ・クラーベ。ピカソの後継者と謳われた逸材です。
建築家の安藤忠雄氏が設計した山梨県北杜市長坂町中丸の清春芸術村にある美術館「光の美術館」!
直方体のコンクリート打ちっ放しに一角を切り取られたような建物で、切り取った部分や天井などにはガラスが設けられています。
他にも2本の縦スリットなども設けられており、受付以外は照明のない自然光のみの空間となっていますよ。
清春白樺美術館
武者小路実篤や志賀直哉など白樺派の作家たちの夢を託された吉井長三が、1983年谷口吉生氏の設計によりついに完成させた “幻の美術館” 。
白樺派が愛したルオーの作品をはじめ、東山魁夷や梅原龍三郎、岸田劉生、バーナード・リーチ、中川一政、また白樺派関係の書簡や原稿、さらに雑誌『白樺』の創刊号から最終号まで、白樺派にまつわるあらゆるものを展示しております。
建築家の谷口吉生氏が設計した山梨県北杜市長坂町中丸の清春芸術村にある美術館「清春白樺美術館」!
レンガとコンクリートによる横長の建物で、内部は階段を利用した展示スペースが設けられています。
エントランスやテラスの多角形のデザインやレンガタイルは同じ清春芸術村にあるラ・リューシュをイメージさせるデザインに仕上がっていますよ。
ルオー礼拝堂
20世紀最高の宗教画家であるジョルジュ・ルオーを記念して建てられた礼拝堂。
入口の扉の上のステンドグラス「ブーケ」や祭壇背後のキリスト像(17世紀)は、ルオー自身が制作・彩色したもので、ルオーの次女イザベル・ルオーから長三がそれらを贈られたことをきっかけにつくった礼拝堂でもあります。
堂内の壁面にはルオーの銅版画「ミセレーレ」が掲げられ、宗教や信仰とは関係なく、この村を訪れる芸術家たちの瞑想の場にも。
建築設計者は白樺美術館と同じく谷口吉生氏です。
建築家の谷口吉生氏が設計した山梨県北杜市長坂町中丸の清春芸術村にある礼拝堂「ルオー礼拝堂」!
コンクリート打ちっ放しのモダンな建物で、礼拝堂の上部には自然光を間接的に取り入れています。
入り口の上部にはルオーの作品であるステンドグラスが飾られていますよ。
茶室 徹
2006年に完成した、建築史家・藤森照信氏の設計による茶室。
茶室を支える檜は清春芸術村に植わっていた樹齢八十年の檜を使い、建設にあたっては、縄文建築団のメンバーや赤瀬川源平、南伸坊、林丈二氏らが力を合わせつくり上げました。
高さは地上約4メートル、室内は1.7坪。
外観の見学のみで、入室はできませんのでご了承ください。
建築家の藤森照信氏が設計した山梨県北杜市長坂町中丸の清春芸術村にある茶室「茶室 徹」!
地上約4mという驚く場所にある建物で、清春芸術村にもともと植えてあったヒノキを使用しています。
窓からはパリにある名建築を再現したラ・リューシュを望むことができますよ。
竜王駅
竜王駅(りゅうおうえき)は、山梨県甲斐市竜王新町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)中央本線の駅である。
甲斐市の代表駅である。
2004年(平成16年)9月1日に発足した甲斐市の南西部、旧竜王町竜王新町南部の平坦部に位置し、旧敷島町大下条との境界からやや竜王新町寄りに位置する。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅で、橋上駅舎を有している。
地上駅舎時代は南側のみに駅舎があり、北側にある旧敷島町地域から当駅へ向かうためには当駅から東側へ200mのところにある中央本線のガード下をくぐらなければならなかった。
駅とその周辺は安藤忠雄の設計のもと周辺整備事業が行われた結果、2008年3月24日には新駅舎の供用が開始された。
新駅舎は橋上駅舎化されたと同時に南北自由通路が設置されたことにより、北側からも直接駅へ入ることができるようになった。
これにあわせて発車標(電光掲示板)・KIOSK・観光ブースが設置された。
また、駅舎と南北自由通路はガラス張りとなっており、天気がよければ東側から富士山、西側から南アルプスが一望できるようになっている。
また、南口および北口のロータリーが整備され、南口は「富士山ゲート」、北口は「昇仙峡ゲート」と名付けられている。
建築家の安藤忠雄氏が設計した山梨県甲斐市竜王新町にある駅舎「竜王駅」!
県の特産である水晶の結晶や信玄堤の聖牛をモチーフにデザインされています。
北口のロータリーに設置された大きな屋根が特徴の建物で、屋根には丸や三角の穴が空けられています。
ガラス張りの南北自由通路からは富士山や八ヶ岳などの山々を望むことができますよ。
リゾナーレ八ヶ岳
イタリアの建築家・デザイナーのマリオ・ベリーニが設計した山梨県北杜市小淵沢町にあるリゾートホテル「リゾナーレ八ヶ岳」!
ゲートをくぐり敷地内に入ると、中世イタリアの山岳都市をイメージしたピーマン通りと呼ばれる美しい街並みが出現します。
ピーマン通りの突き当たりにホテル棟が建てられており、日帰りでも楽しめるようになっていますよ。
リゾナーレ ガーデンチャペル ZONA(ゾーナ)
舞い降りる二枚の葉が出逢い、重なり合う。
ガーデンチャペル「ZONA(ゾーナ)」のモチーフは、自然の奇跡が織りなす偶然の出逢い。
「ZONA」は、イタリア語で“聖域”を表す言葉。
デザインを手がけたKDaは、約束の場所の静謐な空気と、豊かな自然の祝福をこのスタイリッシュなチャペルに表現しました。
昼の「ZONA」は、自然の光が波紋のように広がります。
夜は幻想的な光を放ち、昼とは異なる表情に。
その深く美しい姿は、いつ訪れても祝福に満ちた空気を漂わせています。
チャペル | 星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳 | リゾナーレウエディング
建築家ユニットのクライン・ダイサム・アーキテクツが設計した山梨県北杜市小淵沢町にあるチャペル「リゾナーレ ガーデンチャペル ZONA(ゾーナ)」!
イタリアの巨匠マリオ・ベリーニによって設計されたホテル「リゾナーレ八ヶ岳」内にあるチャペルで、重なり合った二枚の葉っぱをモチーフにデザインされています。
ガラスとスチールで表現されており、開閉可能なスチール部分にはパンチングで草木が描かれていますよ。
このチャペルはD&AD AwardsやEnviromental Design & Architecture部門銀賞を受賞しています。
山梨文化会館
山梨文化会館(やまなしぶんかかいかん)は、山梨県甲府市北口にある建築物である。
DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築選定作品。
丹下健三の設計により1966年に竣工。
山梨県内の総合情報産業グループである山日YBSグループが総合管理とビル管理を行っている。
建物の特徴は、いくつかの円柱と梁とで支えられた建物で、構造的にフロアを仕切る壁などを配置する必要がなく自由な間取りが可能である。
また、円柱や梁などを追加することによりフロアを増改築することが容易で、実際上層階の増築や郊外に移転したサンニチ印刷の新聞輪転機跡に床を張りテレビの新スタジオを設置するなど改修が行われており、竣工時は18,085m2だった延床面積は現在21,885.85m2まで拡張されている。
設計者の丹下もこの建物を気に入っており、自身の代表作の1つとしてこの建物を取り上げている。
建築家の丹下健三氏が設計した山梨県のJR甲府駅前にあるオフィスビル「山梨文化会館」!
16本の円柱と梁が特徴の存在感抜群の建物で、柱の中にはエレベーターや階段、トイレ、空調機などが入っています。
増改築可能な構造になっており、後に丹下健三氏によって増築されています。
このオフィスビルはDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築にも選ばれていますよ。
中村キース・ヘリング美術館
当館は北川原温氏により「闇から希望へ」というテーマで、80年代の混沌とした大都市ニューヨークで生まれたキース・ヘリングのアートが放つメッセージを体感できるように空間を設計しました。
キース・ヘリングの作品をご覧いただくと同時に、空間体験を通じてヘリングの思考や人生、そして彼が駆け抜けた時代について想いをめぐらせ、作品の持つエネルギーを感受していただきたいと考えています。
2015年春のリニューアルオープンでは、「生命の荒々しさ」をキーワードとし、生命力がまるで自然の地形に反響するかのような斬新な設計となりました。
外壁には波動をデザインし、中庭には稲妻形の壁が出現しています。
建築家の北川原温氏が設計した山梨県北杜市小淵沢町にある美術館「中村キース・ヘリング美術館」!
美術館棟とスパ棟からなる建物で、美術館らしいアート性の高い建築となっています。
展示室は「闇」、「ジャイアントフレーム」、「希望」のそれぞれ違う雰囲気の空間となっていますよ。
この美術館は日本藝術院賞や村野藤吾賞、JIA日本建築大賞、山梨建築文化賞など様々な賞を受賞しています。
ホテルキーフォレスト北杜
ホテル棟の敷地に面した県道は、小淵沢駅、またICからの主要な来訪ルートとなるため、アートヴィレッジ全体のフロントとしての機能を担います。
外壁の主な仕上げは、RC打ち放しとし、いびつな台形状の開口部の一部に埋め込まれた御影石が効果的なアクセントとなっています。
東側に長く突き出た車寄せのキャノピーは、特徴のある形状に黒の耐候性鋼板を用いることでホテルのエントランスと同時に、アートヴィレッジ全体のレセプションとしても十分な機能を果たしています。
一方、西側に広がる森の斜面を内部空間にそのまま取り入れたカフェテラスや、既存樹木を残すために行った平面上の操作によって建築と自然との距離感に留意しました。
HOTEL KEYFOREST HOKUTO | 北川原温建築都市研究所 | Atsushi Kitagawara Architects Inc.
建築家の北川原温氏が設計した山梨県北杜市小淵沢町にあるホテル「ホテルキーフォレスト北杜」!
コンクリート打ちっ放しのユニークな外観が特徴のデザイナーズホテルで、台形のような形の開口部の一部に大理石が使用されています。
客室はそれぞれ違う自然をテーマとした内装やインテリアが施された全部で6部屋となっていますよ。
女神の森セントラルガーデン
日本建築様式、特に神殿造りの庭を囲んで用途を持った場所が廊によって繋げられる構成を参考にした。
各々の機能を持った場所を森の遊歩道(廊)によって繋げていくという方法をとることで“ホール”という大きな場所を細分化していった。
大掛かりなホールロビーやホワイエはここにはなく、北側の接道面から森を縫ってまっすぐに続く遊歩道がそのまま外部ロビーとなり、さらに室内に入ってホールホワイエとなって森に抜けていく。
その遊歩道脇にホールが配され、森の道から直接入る感覚がある。
森の中にそっと置かれた森に溶け込むホールを目指した。
既存の森は土、葉、枝など小さな要素の集積でできている。
建物の表面がのっぺりと抑揚のない大きな面で構成されると森との親和性がない。
そこで建築の汎用材に肌理を与えることを考えた。
例えばアスロックに人の手のストロークを用いた文様を付けたり、リブ型アスロックのリブピッチに合わせた縦格子に後ろから斜めの格子を重ねたオリジナル文様「森綾」のアルミ鋳物パネルを作り、シームレスな外壁でありながら内部から見ると透けた壁を作った。
カフェ天井も敷地で伐採した赤松を使った「森綾」模様である。
ホールホワイエ、進入路、多目的室の天井はさざ波のように外部の緑を反射する素材とし、建物と緑が一瞬溶け合うように見える。
もともとこの地域に生息する植物を花や紅葉の色彩で分別して「森のカラーパレット」を作り、森を再編集した。
青い花の咲く場所、紅葉で赤くなる場所、紅葉で黄色く場所など見慣れた植物を再構成することで、ここにしかない印象的な風景を作り出している。
建物自体は土の明度と彩度に近いグレーが基調で、建物に彩りを与えているのは季節によって刻々と色を変化させる「森のカラーパレット」である。
永山祐子建築設計 – YUKO NAGAYAMA&ASSOCIATES
建築家の永山祐子氏が設計した山梨県北杜市小淵沢町にある複合施設「女神の森セントラルガーデン」!
自然豊かな森の中に建っており、自然に配慮した建築となっています。
ホールや多目的スペース、研修室、カフェなどを廊下で繋いだ構成の建物で、オリジナルの森綾柄を一部の壁や天井などに取り入れていますよ。
この建築はグッドデザイン賞や山梨建築文化賞、JCD Design Award 銀賞、東京都建築賞優秀賞を受賞しています。
山梨フルーツミュージアム
ITSUKO HASEGAWA ATELIER / 長谷川逸子・建築計画工房
建築家の長谷川逸子氏が設計した山梨県山梨市の山梨県笛吹川フルーツ公園内にある施設「山梨フルーツミュージアム」!
ガラスの半円型の「くだもの広場」、種子をイメージした「くだもの工房」、果実をモチーフにした「わんぱくドーム」の3つのドームからなるインパクトのある建物です。
「くだもの広場」と「わんぱくドーム」は地下にある「くだもの館」でつながっていますよ。
高根町ふれあい交流ホール
株式会社 柳澤孝彦+TAK建築研究所 » » 高根町ふれあい交流ホール
建築家の柳澤孝彦氏が設計した山梨県北杜市高根町にあるホール「高根町ふれあい交流ホール」!
シャープな切妻屋根が特徴の建物で、ホールの内装にはカラマツ材を使用した木のホールとなっています。
切妻屋根の形状がそのまま天井にあらわれており、先端部分にはトップライトが設けられていますよ。
八ヶ岳やまびこホール(高根ふれあい交流ホール) – 月見里県 星見里市(山梨県 北杜市)公式サイト
ほうとう不動
山梨県富士河口湖町に建つほうとうの店舗です。
南に見える富士山と、建物が一体となって風景をつくるような壮大な建築です。
冬以外はオープンエアーでほうとうを楽しむ店舗で、日中は自然光のみで光がまわるよう計画した親自然的な建築です。
2010年にオープンして以来、河口湖の新しいランドマークとして多くの観光客が訪れる場所になっています。
四季を通して自然とともにおおらかに建つたいへん気持ちのよい建築です。
是非、行ってみてください。
TAKESHI HOSAKA architects | WORKS
建築家の保坂猛氏が設計した山梨県南都留郡富士河口湖町にあるレストラン「ほうとう不動」!
富士山に浮かんでいる雲をイメージした建物で、インパクトのある意匠に仕上がっています。
内部は洞窟のような空間となっており、広い店内なので団体でも利用可能となっていますよ。
このレストランは日本建築仕上学会作品賞や山梨建築文化奨励賞を受賞しており、海外でも様々な賞を受賞しています。
清里フォトアートミュージアム
建築家の栗生明氏が設計した山梨県北杜市高根町清里にある写真美術館「清里フォトアートミュージアム」!
建物の中央に貫くように配置されたガレリアと呼ばれるアトリウムが特徴となっています。
コンクリート打ちっ放しにカラフルな原色を使用したゲートや壁などがアクセントとなっていますよ。
当初は宿泊施設も設けられていましたが、現在は閉鎖されているようですね。
K*MoPA|清里フォトアートミュージアム | 清里フォトアートミュージアム(K*MoPA)は、清里高原の澄んだ大気と深い緑に包まれた写真美術館です。
山梨県に行くさいに持っていきたい1冊です。
まっぷる 山梨 富士五湖・勝沼・甲府・清里’20 (マップルマガジン 甲信越 2)
山梨にも行ってみたい建築がたくさんありますね。
以上で有名建築家が設計した山梨の建築物15選。美術館やホテルなどでした。
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