こんにちは。
今回は建築家の隈研吾が設計した住宅10選。鉄の家やモクマクハウスなどです。
新国立競技場のデザインでも話題となった建築家の隈研吾氏。
木材をうまく使った建築で、国内外に様々な建築物を手掛けています。
鉄の家やモクマクハウスなどの話題の住宅も設計しており、隈研吾氏にとって住宅は切っても切れないものですよね。
そこで、今回は建築家の隈研吾が設計した住宅をまとめました。
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CONTENTS
隈研吾とは
隈 研吾(くま けんご、1954年(昭和29年)8月8日 – )は、日本の建築家(一級建築士)。
株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰。
東京大学教授。
木材を使うなど「和」をイメージしたデザインが特徴的で、「和の大家」とも称される。
建築家の隈研吾が設計した住宅!
ここからはいよいよ、実際に建築家の隈研吾が設計した住宅を見ていきましょう。
Wood / Berg
都心部の中層(6層)の建築に、fold(折る)という操作と木製ルーパーという「やわらかな」素材を用いることによって、住宅的なヒューマンスケールとやわらかさとを与えた。外壁バルコニーの手すりなどのすべての建築のサーフェースを同一の木製ルーバーで覆うことによって、建築の輪郭線をやわらかく曖昧にすることが可能となった。
Wood / Berg | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東京都渋谷区にある隈研吾氏が設計した住宅「Wood / Berg」!
木製ルーバーが特徴の6階建ての建物で、ユニークな変わった形をしています。
写真中央に外階段が見えますが、名前のように山に登るような建築なのでしょうか。
モクマクハウス
豪雪地域長岡に、雪の中の行灯のような膜と木の暖かい家を作った。木造の構造体をガラスクロスを基材とする二種類の膜ではさみこむことによって、行灯のようなやわらかな質の光で室内を満たし、また雪国の風景にもあたたかい色どりを与えることができた。
MOKUMAKU HOUSE — モクマクハウス | Architecture | Kengo Kuma and Associates
新潟県長岡市にある隈研吾氏が設計した住宅「モクマクハウス」!
膜構造の屋根が特徴の建物で、室内には柔らかい光に包まれています。
行灯のような光と木造の暖かな組み合わせは寒い地域の住宅にぴったりですね。
建築雑誌「Casa BRUTUS」の理想の家ベストサンプルにも掲載されてますよ。
Casa BRUTUS(カ-サブル-タス) 2018年2月号 [理想の家ベストサンプル。]
「鉄」の家
3.2 mm厚のコルゲートの鉄板を用いて、柱梁のない、鉄道の貨車のようなモノコック構造の家を作った。クライアントである廣瀬教授は子供の頃からの鉄道の熱烈なファンであり、家の中には数千台の鉄道模型が保管されている。彼も貨車の中に暮らすような生活をのぞんでいた。L字形の特殊な敷地形状に合わせて、細長い貨車がL字形に折れ曲がって坂道に停車したような姿の家となった。
鉄道の車体をそもそもは構造体+皮膜という設計思想に基づいてデザインされていたが、今日では構造体と皮膜という区分は消え、より合理的で経済的なモノコックの考えに基づいて設計されている。その意味でもこの家は鉄道と建築との中間的存在といえる。
鉄板を折り曲げる事で強度を上げるのが、この建築の構造の基本的な考え方である。曲げた鉄板に内側から断熱材を吹きつけ、そのさらに内側に透明なプラスチックパネルを立てることで、室内からも曲げた鉄板の力強さを手に取れるデザインとした。そのようにして物質(鉄)と人間とのダイアログを喚起しようとした。
Steel House — 「鉃」の家 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東京都文京区にある隈研吾氏が設計した専用住宅「鉄の家」!
鉄板を使用しモノコック構造でつくられた鉄道好きのための建物です。
高低差のあるL地型の変わった土地に建てられていますよ。
この作品は以前にテレビ番組「渡辺篤史の建もの探訪」で紹介されました。
Plastic House
2枚の4mm厚FRP(ガラス繊維補強プラスティック)の間に、光を透過する断熱材を挟んで、障子のようなトランスルーセントな効果を持つ外壁を作ることができた。障子のようなトランスルーセント(半透過性)な素材を用いて、日本の伝統的空間のもつ、やわらかな光の質を、現代の都市の中で再生しようと試みた。階段やバルコニーの床にはFRPでできた既製品のグレーチングを用い、手摺にもFRP製の角パイプ、丸パイプを用いた。FRPの持つ、生物的な柔らかさ、やさしさを活かし、都市と共に呼吸するような、生物的住宅を作りたいと考えた。プラスチックのような工業製品を用いても、人間の身体となじむやわらかく、やさしい空間をつくることに挑戦した。
Plastic House | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東京都目黒区にある隈研吾氏が設計した住宅「プラスチックハウス」!
外壁に障子のような半透明な素材を使用した建物で、昼間は光を取り込み、夜は柔らかな光がこぼれています。
プラスチックは外壁だけでなく、階段やバルコニーの床、手摺にも用いていますよ。
Mesh / Earth
東京の芝の公園の中に立つヴィラ。四角い箱状の建築を、公園の林となじませるために、生物の皮膚のようなやわらかな外壁を試みた。スチールのメッシュを3重に重ね、そこにと接着剤を混入した土を吹き付けることで、奥行き感と陰影のあるやわらかな外壁を作り上げることができた。この外壁を実現した左官職人挾土秀平は、室内においても竹の葉と雲母とを組み合わせた天井、ナラの灰を塗り込んだ壁など、新しい素材になる左官を創造した。
Mesh / Earth | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東京都港区にある隈研吾氏が設計した住宅「Mesh / Earth」!
スチールメッシュを使用した外観が特徴の建物で、土を吹き付けることで柔らかい雰囲気になっています。
外壁はもちろん、室内の天井や壁は左官職人の挾土秀平氏が手掛けていますよ。
Bamboo / Fiber
竹林の中に、竹を材料とする様々な新素材を用いて、竹林に融けるような住宅をたてた。
竹の繊維を3000tでプレスして作った高強度の集成材を屋根の構造材として用い、ガラス繊維のかわりに竹繊維をポリエステルに溶かして作った竹FRPを光を通す屋根材やインテリアの間仕切りに用いた。また通常は土壁の下地として用いる竹小舞を露出して、内壁の仕上げ材とした。
Bamboo / Fiber — Bamboo / Fiber | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東日本にある隈研吾氏が設計した住宅「Bamboo / Fiber」!
周囲の竹林に溶け込むよう竹を様々な箇所に使用した建物です。
小川に対して開いたコの字型の平面になっており、外部と中庭が繋がるようになっていますよ。
Water/Cherry
太平洋を見下ろす崖の上に立つ、分離型のヴィラ。分離(多島海)スタイルを採用することで、それぞれの棟に、茶室のようなヒューマンスケールと暖かさとを与えることができた。外壁にも室内にも「ヤマト貼り」と呼ばれる板を互い違いに貼る、日本の伝統のディティールを多用して、ディテールにおいても「小ささ」を追求した。
Water/Cherry | Architecture | Kengo Kuma and Associates
東日本にある隈研吾氏が設計した個人住宅「Water/Cherry」!
切妻屋根の分棟型の建物で、渡り廊下でつながっています。
外壁や室内には凸凹になる大和張りという手法をとっていますよ。
無印良品 窓の家
私たちが思い描く「家のかたち」の原型とは何でしょうか。
モノの原型には、時代の変化に揺るがない普遍的な力強さが宿ります。
「窓の家」の開発は、その原型を遡る旅からスタートしました。
たどり着いた地は、日本から遠く離れたイングランド中央部に位置する17世紀の古い石造りの街。
イギリス人の心の故郷として愛され続けるコッツウォルズ地方です。
三角屋根の家が連なり、窓辺の庭先にはイングリッシュローズが咲き誇る、麗しの田園生活の風景。
人々は、窓からバラの花や緑の庭を眺め、家族でその景色を愛でながら暮らしを楽しんでいました。
この家のかたちと窓の役割を翻案し、日本に合わせて洗練させたのが「窓の家」です。
窓からの景色が一枚の絵画に見えるよう、目立つフレームをなくし、風景だけを切り取るピクチャーウィンドウ。
家に必要な要素を整理整頓した、まっさらで清廉な室内。
室内窓は部屋と部屋、部屋と吹き抜けをつないで光と風を通し、家族の気配も伝わります。
無印良品が考えた2つ目の家は、まさに「器」と呼ぶにふさわしいかたちと機能を持つ家となりました。
隈研吾氏が設計した無印良品の住宅「窓の家」!
シンプルな三角屋根の住宅で、木製の窓や雨樋などにこだわってつくられています。
無印の窓の家は、昔から知っていましたが、隈研吾氏が設計しているとは知りませんでしたね。
この作品で2008年にグッドデザイン賞を受賞していますよ。
Même(Memu Meadows)
競走馬の牧場 (大樹ファーム) が、サステナブルな建築・都市のあり方を追求する研究・教育・研修施設として再生した。計画は2つのパートに分かれる。第一部は、草原の中に建てられた実験住宅群。第二部は大学の研究室を対象として行っている国際既存厩舎、走路を改修した宿泊研修棟である。馬の厩舎は、馬の住まいから人間のための宿泊施設へとリノベーションされた。馬のための全長30mの案内走路の一部はレストラン、バーへと転換され、これらのリノベーションデザインにおいて最先端の環境技術が展開されている。実験住宅の第一号は我々が担当し(2011年)、その後一年に一棟ずつコンペで選ばれたデザインが実際に建設されていく。早稲田大学(2011)、慶応大学(2012)、ハーバード大学(2013)、カリフォルニア大学バークレー校(2014)が既に建設され、学生建設プロセスに参加している。将来は世界に例のないサステナブル住宅ヴィレッジが大草原の中に出現するだろう。
Memu Meadows — Memu Meadows | Architecture | Kengo Kuma and Associates
北海道広尾郡大樹町芽武にある隈研吾氏が設計した実験住宅「メム」!
外側と内側を布で覆いその間に光を透過する断熱材を入れています。
温水パイプを使い壁に暖かい空気を送ることができるようになっていますよ。
snow peak 住箱
住箱はアウトドアメーカー、snow peakと製作したトレーラーハウス。
トレーラーハウスの設計は、サイズ・重量に法的な制限がある。このプロジェクトでは、生活の空間を広げるため、ハウスを構成するパネルが外に飛び出すことでテーブルや台になり、屋外とのつながりも可能になった。新しいノマド型ライフスタイルの提案。
Jyubako — 住箱 | Architecture | Kengo Kuma and Associates
隈研吾氏がデザインしたアウトドアブランド「スノーピーク」のトレーラーハウス「住箱」!
木のパネルを組み合わせたシンプルなデザインのトレーラーハウスです。
移動できる家という新しい提案で、旅好きにもおすすめですね。
この作品でグッドデザイン賞を受賞していますよ。
隈研吾氏は住宅に関する本も出していますよ。
どの住宅も素敵で、こんな家に住んでみたいですね。
以上で建築家の隈研吾が設計した住宅10選。鉄の家やモクマクハウスなどでした。
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