こんにちは。
今回は有名建築家が設計した長野の建築物17選。美術館や博物館などです。
長野には美術館や博物館、ギャラリー、複合施設など様々な建築物がありますよね。
そこで、今回は有名建築家が設計した長野の建築物をまとめました。
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有名建築家が設計した長野の建築物!
ここからはいよいよ、実際に有名建築家が設計した長野の建築物を見ていきましょう。
茅野市民館
建築家の古谷誠章氏が設計した長野県茅野市仲町にある文化複合施設「茅野市民館」!
JR茅野駅と直接繋がった駅舎のような建物で、2つのホールや美術館、図書室などで構成されています。
駅側に一番近いガラス張りのスロープには図書館を配置しており、電車の待ち時間を有意義に使えそうですね。
この作品で日本建築学会賞やBCS賞、グッドデザイン賞などを受賞していますよ。
長野県信濃美術館 東山魁夷館
長野県信濃美術館・東山魁夷館(ながのけんしなのびじゅつかん・ひがしやまかいいかん、英: Nagano Prefectural Shinano Art Museum / Higashiyama Kaii Gallery)は、長野県長野市にある県立美術館。善光寺東側の城山公園内に立地する。
主に郷土作家の作品や郷土の風景画を中心に収蔵する信濃美術館と、長野県の風景を好んで描いた日本画家・東山魁夷の作品を収蔵する東山魁夷館から成る。
1987年(昭和62年)に東山魁夷がゆかりの地である長野県に作品・図書を寄贈したことを受け、1990年(平成2年)に東山魁夷館が併設された。
設計は当時存命だった東山魁夷の意向で、東山の友人の息子である谷口吉生が担当した。
施設の老朽化、狭隘な施設、学芸員の不足など、数々の問題が指摘され、東山魁夷館は2017年5月31日から、信濃美術館は2017年10月1日から休館し、全面的な再整備を行うことが決定した。
2017年6月5日、長野県は信濃美術館と東山魁夷館の今後の方針を決定し、信濃美術館本館は改築(建築費100億円)、東山魁夷館は改修(工費10億円)とし、両館の延床面積は改築・改修前の2.5倍にあたる1万2000m2となる。
再整備後の開館は2021年度を予定。
建築家の谷口吉生氏が設計した長野県長野市にある美術館「長野県信濃美術館 東山魁夷館」!
アルミを使用した無駄のないシンプルな外観が特徴の建物で、エントランスやラウンジからは人工池が見えるようになっています。
現在は改修のため休館となっており、2021年にオープン予定となっていますよ。
飯山市文化交流館 なちゅら
北陸新幹線飯山駅(2015年開業)の駅前にたつ、文化ホールと地域交流施設の複合体。
室内化された路地空間によって二つのホールと多世代交流施設をつなぎ、その路地を「ナカミチ」と名づけた。
ヒントとなったのは雪国地域の「ガンギ」と呼ばれる屋根付きアーケードで、その木のフレームと土間の作るヒューマンでインティメートなコミュニティのための空間を、現代に蘇らすことができた。
ナカミチの屋根は鉄と木のフレームの混構造によって支えられ、地元の木材、土を想起させる湿り気のあるやわらかな床、地元の職人のすいた和紙で構成された空間は、ハコモノと呼ばれた従来の公共空間とは対照的な、暖かな空気感が漂っている。
コールテン鋼とカラマツのファサードによって覆われた小山のような全体形は、緑の裏山と一体となって、新幹線の乾いた抽象性とコントラストを作った。
Iiyama Cultural Hall — 飯山市文化交流館 なちゅら | Architecture | Kengo Kuma and Associates
建築家の隈研吾氏が設計した長野県飯山市にある複合施設「飯山市文化交流館 なちゅら」!
雪国の屋根付きアーケード「雁木」をモチーフにした路地空間は、ホールのホワイエとしてだけでなく、誰でも気軽に活用できるよう設計されています。
木のイメージが強い隈研吾氏には珍しく、ホールの外観はコールテン鋼を使用していますよ。
安曇野ちひろ美術館
安曇野ちひろ美術館(あずみのちひろびじゅつかん)は、長野県北安曇郡松川村にある絵本画家いわさきちひろと世界の絵本画家の作品を収蔵する世界最大規模の絵本美術館である。
松川村営の安曇野ちひろ公園内に立地する。
いわさきちひろ絵本美術館(現在のちひろ美術館・東京)の開館20周年を記念して、ちひろの両親が戦後に開拓農民として暮らした長野県北安曇郡松川村に姉妹館が建てられることになり、1993年夏、いわさきちひろ記念事業団がプロポーザルコンペティションを企画。
内藤廣建築設計事務所が設計を担当することになった。
また松川村が計画した4haあまりの公園の中に敷地を取得して、姉妹館は整備されることになったため、建物と公園を一体に計画するという趣旨から、整備される安曇野ちひろ公園の計画も村から委託を受け、内藤廣建築設計事務所が同時に設計を手掛けることとなった。
安曇野ちひろ美術館は1997年4月に開館し、2001年3月には本館西側に新館が増築され、本館を含めた展示面積は約2倍に増え、展示室が5部屋となった。
新築、増築時共に施工は前田建設工業が手掛けた。
鉄筋コンクリート造、小屋組木造。
地上1階建。
建築家の内藤廣氏が設計した長野県北安曇郡松川村にある絵本美術館「安曇野ちひろ美術館」!
切妻屋根が連続した外観が特徴の建物で、背景の山々になじんだデザインとなっています。
天井の美しい曲線部分は意匠的なものではなく、構造的に必要だったようですね。
ギャラリー桜の木
高原の避暑地である軽井沢に建つ画廊である。
絵をかけるための壁面を量的に確保しつつ、個室で絵と1対1で向き合えるような落ち着いた空間とした。
それぞれの空間は、絵の雰囲気に合わせて、テイストの異なる仕上げを施した。
ただし壁が多い上に厚いと、各部屋は窮屈になってしまう。
そこで仕上げと構造を兼ねることで、厚みわずか30mmのカラマツ集成材による木の壁構造を実現した。
通常の木構造は、柱と梁で作る従来型の軸組工法か、ツーバイフォーのような枠組み工法がほとんどのため、集成材による木の壁構造というのは画期的な工法である。
開口部は個室の閉塞感を解消するために、視線が抜けるように配置。
軸力の負担を分散しつつ、集成材の割れを防止するために、入隅のないアーチ型とした。
その開口がスケールを変えながら連続することで、子供の頃に紙でパタパタと作ったドールハウスの中にいるような非現実的な感覚が生まれた。
自分の体が小さくなったような感覚。
実際以上に奥行きが深く、吸い込まれるようなギャラリーである。
仕上げは、優しい木の構造壁が感じられるように、ベルギーレースや和紙、渋柿塗装などの透ける素材とすることで、ほんのりとした薄化粧とした。
建築家の中村拓志氏が設計した長野県軽井沢町にあるギャラリー「ギャラリー桜の木」!
わずか3cmの薄い壁とアーチ状のかわいい開口部が特徴の建物で、入り口から連続するアーチも魅力的ですね。
内部はそれぞれ異なるテーマでつくられた7つの部屋で構成されていますよ。
軽井沢千住博美術館
建築家の西沢立衛氏が設計した長野県北佐久郡軽井沢町長倉にある美術館「軽井沢千住博美術館」!
UVカットした全面ガラス張りの建物で、ゆるやかに傾斜した床はもともとの敷地を活かしたものとなっています。
建物は広い一つの空間となっており、丸い4つの中庭も特徴的です。
この変わった形をした看板は、なんとこの美術館の平面の形をもとに作られていますよ。
安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター
青少年の郊外活動の指導者を養成するための建築を、森の中に計画した。
森の中にリニアなストリートを置き、ストリートに沿って多様な機能を貼り付け、その全体を単純な屋根で覆った。
森の中の長い屋根の下で様々な活動―――運動、学習、食事、睡眠が、ランダムに繰り広げられるような、自由な複合体をイメージした。
金属板で葺かれた屋根を森の樹木となじませるため、300mmのリフを立ち上げて、樹木のような立体感のある陰影に富んだ屋根をつくることができた。
さらに金属板自体に3つの異なる色を与えることで森の樹木のもつ多様な色彩に建築を近づけようと試みた。
また室内を貫通するストリート状の通路を、地形にそって上下させ、森の中の散歩道のような大地と一体化した体験をつくることができた。
建築家の隈研吾氏が設計した野県小諸市大久保にある研修施設「安藤百福記念 自然体験活動指導者養成センター」!
金属製の屋根で覆われた全長約100mの建物で、自然を生かしたミニマルなデザインとなっています。
通路を中心に設け、その両側に各部屋を配置した構成となっていますよ。
まつもと市民芸術館
まつもと市民芸術館(まつもとしみんげいじゅつかん)は、長野県松本市深志にある音楽ホール・劇場である。
設計は日本を代表する建築家の一人伊東豊雄。
日本では比較的珍しい4層のバルコニー席を備える馬蹄形の主ホールは、田の字型の巨大な4面舞台を備え、幅広い演出に対応している。
音響家が選ぶ優良ホール100選に選ばれている。
建築家の伊東豊雄氏が設計した長野県松本市にあるホールや劇場を備えた文化施設「まつもと市民芸術館」!
GRCのパネルに小さなガラスが不規則に並べられた外観が特徴で、館内にはこのガラスを通して柔らかい光が降り注いでいます。
このおもしろい模様は、石垣をイメージして造られています。
この作品で第47回BCS賞を受賞していますよ。
飯田市美術博物館
飯田市美術博物館(いいだしびじゅつはくぶつかん)は、長野県飯田市にある市立の美術館兼博物館である。
伊那谷の自然と文化を基本テーマとし、美術、自然科学及び人文科学に関する資料を収集し、保管し、展示して、市民の利用に供し、その教養、調査研究等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれらの資料に関する調査研究を行うことを目的とする。
建物の設計は原広司設計+アトリエファイ建築研究所。
鋸刃のような屋根は南アルプスをイメージして設計されている。
市民が作品を発表したり、展示したりできる展示スペースも整備している。
建築家の原広司氏が設計した長野県飯田市追手町にある美術館・博物館「飯田市美術博物館」!
南アルプスをイメージしたファサードが特徴の建物で、内部は森の木々のように円柱が立ち並んでいます。
2階にはプラネタリウムが併設されており、子供連れにも人気となっていますよ。
小海町高原美術館
小海町高原美術館(こうみまちこうげんびじゅつかん)は、小海町にある町が運営する美術館である。
小海高原美術館は、1997年(平成9年)7月29日に開館。
安藤忠雄が本館地下1階、地上1階、屋外展望台地上3階の建物を設計したものであり、鉄筋コンクリートの素材を活かしたモダンなつくりになっており、屋上からは北八ヶ岳の展望を重視し、館内の展望は秩父連山の眺望を活かしている。
また観覧者は隣接する松原湖温泉の公営温泉施設八峰(やっほー)の湯の割引制度がある。
駐車場は共同使用になっている。
長野県小海町に建てられた安藤忠雄氏が設計した美術館「小海町高原美術館」!
建築家の安藤忠雄氏が手掛けたのは、本館地下1階、地上1階、屋外展望台地上3階の建物です。
コンクリート打ちっぱなしの小さな美術館で、屋外にある展望台からは八ヶ岳が一望できます。
かなり山奥にあるので、ゆっくり見学できるみたいですよ。
神長官守矢史料館
神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)は、長野県茅野市宮川にある守矢家の文書を保管・公開する博物館。
江戸時代まで諏訪大社上社の神長官を務めた洩矢神の子孫である守矢家の敷地内に位置している。
史料館の建物は郷里出身である藤森照信の基本設計による。
史料保護のため鉄筋コンクリート造りであるが、屋根には諏訪産の鉄平石、外壁にはサワラの割板、内部にはワラ入りモルタル、手吹きガラス、鍛造による金具などが使用され周囲の景観を損ねないような配慮が成されている。
長野県茅野市宮川にある藤森照信氏が設計した博物館「神長官守矢史料館」!
建築家の藤森照信氏の処女作で、代表作でもあります。
4本の柱が飛び出たようなデザインが特徴の建物で、柱には地元産のイチイの木が使われています。
資料館の近くには藤森照信氏の作品でもある「空飛ぶ泥舟」や「高過庵」、「低過庵」などの茶室もありますよ。
高過庵
建築家の藤森照信氏が設計した長野県茅野市宮川にある茶室「高過庵」!
2本の栗の木の上に建てられた可愛い建物で、高さはなんと6mもあります。
この作品はアメリカのTime誌の「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれていますよ。
小諸市立小山敬三美術館
小諸市立小山敬三美術館(こもろしりつこやまけいぞうびじゅつかん)は長野県小諸市にある美術館。
懐古園内の高台にある小諸市出身の洋画家小山敬三の個人美術館。
小山敬三が建築家村野藤吾設計の館建物と所蔵作品を小諸市に寄贈し、1975年に開館した。
館は外部内部とも曲線を多用するデザインで、館内は湾曲した壁面に絵画が展示される。
館に隣接して旧居兼アトリエが移築されて、記念館として公開されている。
建築家の村野藤吾氏が設計した長野県小諸市にある美術館「小諸市立小山敬三美術館」!
白壁と曲線が特徴の美しい建物で、村野藤吾氏の作品にしてはこじんまりとした建築です。
美術館の窓からは千田川の絶景を楽しめますよ。
この作品で1977年に毎日芸術賞を受賞しています。
諏訪湖博物館・赤彦記念館
諏訪湖博物館(すわこはくぶつかん)は、長野県諏訪郡下諏訪町西高木にある下諏訪町立の博物館。
館内に赤彦記念館(あかひこきねんかん)を併設している。
建築家の伊東豊雄氏が設計した長野県の下諏訪町にある博物館「諏訪湖博物館・赤彦記念館」!
湾曲したアルミの屋根が特徴の建物で、湖に浮かぶ船がモチーフになっています。
素材をアルミにすることで、様々な景色を映し出してくれますよ。
山川山荘
ここには不意のお客さんもこなければ、ご用聞きも新聞配達も牛乳屋さんもヤクルトのおばさんも、そしてセールスマンも近所の奥さんも尋ねてはこない。
山荘とか別荘はあらかじめ外部とは隔絶された場所としてある。
もしさまざまな部屋の性質が外部との関わりによって決められるものであるとすれば、ここには外部と関わるための場所のない、つまりあらゆる部屋は内部の者だけの同質の場所だということができる。
だからそれぞれの部屋の結合因(結合の原因、関係)を説明することは不可能なのだ。
用在的機能だけがあればいい。
それが結びついていようとバラバラに離れていようと、どこにあろうとどうだっていいことなのだ。
建築家の山本理顕氏が設計した長野県八ヶ岳山麓にある別荘「山川山荘」!
デッキの上に厨房や寝室、トイレ、風呂、2つの収納が離れて配置されている建物です。
その機能別に別れた6つの箱が柱のようにもなっており、その上に大きな屋根がかかっています。
廊下などはなく、デッキのみの外部空間でつながっていますよ。
飯田市小笠原資料館
建築家ユニットのSANAAが設計した長野県飯田市にある資料館「飯田市小笠原資料館」!
緩やかにカーブを描いた細長い形状をしており、全長80mの建物を6本の柱だけで支えられた宙に浮いている建築となっています。
ガラスには模様が刷られており、内部からは隣に建っている旧小笠原家書院を望むことができますよ。
松本ホテル花月
永山祐子建築設計 – YUKO NAGAYAMA&ASSOCIATES
建築家の永山祐子氏がファサードデザインを手掛けた長野県松本市大手にあるホテル「松本ホテル花月」!
周りの街並みに馴染むグレーの建物となっており、1階部分は木を基調としたデザインとなっています。
レトロでかわいいファサードデザインに仕上がっていますね。
長野県に行くさいに持っていきたい1冊です。
長野にも素敵な建築物がたくさんありますね。
以上で有名建築家が設計した長野の建築物17選。美術館や博物館などでした。
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