こんにちは。
今回は建築家の大高正人の建築作品7選。代表作の広島基町高層アパートなどです。
あの前川國男の弟子としてやメタボリズム運動の主要人物としても活躍されていた建築家の大高正人氏。
多摩ニュータウンやみなとみらい21などの都市計画はもちろん、様々な建築物を手掛けていますよね。
そこで、今回は建築家の大高正人の建築作品をまとめました。
※当サイトはアフィリエイト広告を利用していますが、当サイトが独自に作成した記事であり、第三者から依頼を受けたものではありません。
CONTENTS
大高正人とは
大高 正人(おおたか まさと、1923年9月8日 – 2010年8月20日[1])は日本の建築家、都市計画家。
福島県三春町出身。
建築家の大高正人の建築作品!
ここからはいよいよ、実際に建築家の大高正人の建築作品を見ていきましょう。
市営基町高層アパート
市営基町高層アパート(しえいもとまちこうそうアパート)は、広島県広島市中区基町にある大規模集合住宅・住宅団地。
基町不良住宅街(原爆スラム)解消を目的に造成された。
同様の目的で、同時に計画され、同様の構造を持つ、県営長寿園高層アパート、高層アパート建設以前に建てられた基町の中層アパート群についても合わせて扱う。
独特な構造や規模などより、現代建築としても評価され、建築の教科書にも掲載されている。
2013年(平成25年)度のDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選出された。
広島県広島市中区基町にある大高正人氏が設計した集合住宅「市営基町高層アパート」!
建築家の大高正人氏の代表作の一つで、建築の教科書にも載るほど評価されている有名な建築物です。
近代建築の巨匠であるル・コルビュジエの影響を強く受けた建築で、1階にはピロティ、エレベーターは2階ごとに止まり、屋上には庭園が設けられていますよ。
この作品はDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれています。
千葉県文化会館
千葉県文化会館(ちばけんぶんかかいかん)は、千葉県千葉市中央区市場町にある文化施設。
千葉都市モノレール1号線県庁前駅の東400メートルの丘陵地に建つ。
本館と別館(聖賢堂)があり、本館には大ホール(1787席)、小ホール(252席)、練習室5室、レストラン(130席)、別館には会議室4室、公益財団法人千葉交響楽団の事務局がある。
本館の玄関は東西に1つずつあり、ロビーをはさんで南側が大ホール、北側が小ホールとなっている。別館は本館の北東側に隣接。
この地にはもともと千葉大学教育学部(旧千葉師範学校)があったが、1962年西千葉キャンパスに移転し、跡地は千葉県に払い下げられた。
建物は1965年10月21日に着工、大高正人が設計、戸田建設の施工により1967年2月に竣工、同年3月18日に落成式、同年4月1日に営業を開始。
日本建築学会賞作品賞とBCS賞を受賞した。
大ホールの屋根のテントのような外観、リズミカルに張り出したバルコニー席などにデザイン上の特徴がある。
管理運営は公益財団法人千葉県文化振興財団(別館[聖賢堂]3階)が行っている。
2013年3月に、一般社団法人日本音響家協会の優良ホール100選に認定される。
千葉県千葉市中央区市場町にある大高正人氏が設計した文化会館「千葉県文化会館」!
水平を基調としたモダンな建物で、大ホールや小ホール、会議室、練習室などが設けられています。
エントランスホールは宗教建築のような雰囲気となっていますよ。
この作品は日本建築学会賞作品賞やBCS賞を受賞しており、公共建築100選にも選定されています。
千葉県立中央図書館
千葉県立中央図書館 (ちばけんりつちゅうおうとしょかん)は、千葉県千葉市中央区市場町11-1にある県立の公共図書館である。
主な所蔵資料は、図書、雑誌、新聞、マイクロフイルムとなっている。
県立3館の調整機能を持つセンター館であり、西部図書館が自然科学・技術系資料、東部図書館が文学・歴史分野の資料をそれぞれ充実させているのに対し、千葉県関係資料・児童サービスを充実させている。
建物は大高正人の設計で、日本を代表する現存の近代建築の一つとして、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている。
千葉県千葉市中央区市場町にある大高正人氏が設計した図書館「千葉県立中央図書館」!
高低差のある敷地を活かした建物で、プレグリッド・システムを採用した建築となっています。
構造体がそのまま外観にあらわれており、特徴的なファサードに仕上がっていますよ。
この作品はDOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選定されており、BCS賞も受賞しています。
千葉県立美術館
千葉県立美術館(ちばけんりつびじゅつかん)は、千葉県千葉市中央区中央港にある美術館。
千葉県ゆかりの美術家の作品を重点的に収集している。
玄関前には、佐倉市出身の画家浅井忠の像が置かれている。
具象画の「浅井忠記念賞展」を開催している。
月曜日休館。
千葉県千葉市中央区中央港にある大高正人氏が設計した美術館「千葉県立美術館」!
広い敷地に配置された低層の建物で、段差のない8つの展示室が設けれています。
海の近くに建っていることから塩害対策のため、外壁には煉瓦タイルが使われていますよ。
神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
鎌倉別館は、1984年7月、常設展示スペースの確保と収蔵スペース拡充のため、元県営駐車場の敷地に建てられました。
設計は群馬県立歴史博物館などすでにいくつかの博物館美術館施設設計の経験をもっていた大髙正人建築設計事務所が担当しました。
建物建設に先立って行なわれた発掘調査の結果、玄関から前庭にかけての部分に室町期の鶴岡八幡宮二十五坊跡と思われる遺構が出土し、保存しなければならなかったため、当初の計画よりも建築面積がかなり縮小され、延床面積1,599.8平方メートル、展示床面積483平方メートルとなりました。
神奈川県鎌倉市雪ノ下にある大高正人氏が設計した美術館「神奈川県立近代美術館 鎌倉別館」!
打ち込みタイルの重厚感のあるファサードが特徴の建物で、エントランス上部の左右には張り出した展示スペースが設けられています。
屋根はアーチが連続したようなデザインとなっており、内部の天井部分にその形状がそのまま表れていますよ。
この作品はBCS賞を受賞しています。
群馬県立歴史博物館
群馬県立歴史博物館(ぐんまけんりつれきしはくぶつかん)は、群馬県高崎市にある博物館。
第21回BCS賞受賞。
1979年に群馬の森内に開館した県立の歴史博物館。
展示活動は、常設展のほか年数回の企画展を開催する。
群馬県高崎市にある大高正人氏が設計した博物館「群馬県立歴史博物館」!
三角形の大屋根が特徴の建物で、磯崎新氏の代表作でもある群馬県立近代美術館の横に建てられています。
群馬県立近代美術館とは渡り廊下でつながっており、2つの名建築の対比が素晴らしいですね。
この作品はBCS賞や毎日芸術賞を受賞しています。
群馬県立歴史博物館 Gunma Prefectural Museum of History
福島県立美術館
福島県立美術館(ふくしまけんりつびじゅつかん、Fukushima Prefectural Museum of Art)は、福島県福島市森合字西養山1番地にある福島県立の美術館である。
信夫山の麓に、福島県立図書館と併置。
福島大学経済学部森合キャンパスの跡地に1984年(昭和59年)7月に開館した。
設計は大高建築設計事務所。
絵画、版画、彫刻、工芸など1,600以上の作品を収蔵しており、福島県白河市生誕の関根正二を中心に、アメリカ合衆国20世紀の具象絵画や、福島県会津坂下町出身の版画家斎藤清のコレクションが特色である。
福島県福島市森合字西養山にある大高正人氏が設計した美術館「福島県立美術館」!
正面玄関の突き出たヴォリュームが特徴の建物で、エントランスホールには家形の形状がそのまま表れており、上部にはトップライトが設けられています。
広大な敷地に建てられており、背後の信夫山に馴染んだ建築となっていますよ。
この作品はBCS賞を受賞しています。
大高正人氏の作品が紹介された本もありますよ。
他にも香川県坂出市京町にある坂出人工土地なども有名ですね。
以上で建築家の大高正人の建築作品7選。代表作の広島基町高層アパートなどでした。
有名建築家が設計したホテルをまとめた記事はこちら
建築家の前川國男が設計した建築作品をまとめた記事はこちら
建築家の丹下健三が設計した建築作品をまとめた記事はこちら
建築家の黒川紀章が設計した建築作品をまとめた記事はこちら
建築家の槇文彦が設計した建築作品をまとめた記事はこちら